私が通ってきたロードバイク上達の道を紹介しつつ、重要と思われるポイントを痛みにフォーカスしつつお話してみようかと思います。
第1章はこちら!!
痛みのでないポジション、ペダリングを見つける
ロードバイク初心者のみなさん、痛みに悩まされていませんか?
お尻の痛み、膝の痛み、腰の痛み、手の痛み、足の裏の痛み。
いろいろな痛みが発生しますよね。
速くなろうとしたとき、自分の限界を超えるような高強度のライドが必要になるわけですが、そもそも、この関門を通り抜けないとトレーニングのスタート地点に立てないことになります。
ポジション、ペダリングが悪いまま全開で走ろうものなら、あっという間に故障してしまいます…
少しばかり私の膝の痛みとの闘いの歴史を語ろう
ちなみに、私のロードバイクライフは、膝の痛みとの闘いの歴史と言っても過言ではありません。
私がロードバイクに初めて乗ったのは、2014年秋の淡路島でした。
bicycle hub Awajiというロードバイクのレンタルショップを探しだし、初めてロードバイクでア淡路島100kmコースを走りました。
洲本辺り(スタートから約25km地点)から右膝に違和感を覚え、西海岸に着く頃(スタートから約60km地点)には激痛が襲い、郡家を過ぎたあたり(スタートから約80km地点)でギブアップ(´;ω;`)
歩けなくなるほどの激痛でした。
いい大人が「ヘルプミープリーズ」と奥さんに連絡したのはいいおもひでです…( = =) トオイメ目
数日、歩くのに難儀する状態だったにも関わらず、某自治区でマイチネリをポチーした過去の私を尊敬したり、蔑んだ目で見たりしてしまう現在の私ではありますが、これがロードバイクライフの始まりだったんですよね。
マイチネリが海を渡り、私の元にやってきたのはいいものの、膝の痛みで満足に走れない日々が続きました…
乗りたくても乗れない……
乗れてもライド後には決まって歩行に影響が出るぐらいの痛みに悩まされる………
好きなことを満足に出来ないつらさ。
これはキツかったですね。
整形に行き、「ジャンパー膝」と診断され、安静にしときなはれと言われ、安静にしていても一向によくならず。
近所で有名なスポーツ整形に行き、「膝蓋下脂肪体炎」といかにもな病名をいただきつつ、理学療法士のもと、マッサージを受けたり、柔軟の仕方を教えてもらい。
痛みが出た時の治りは早くなった気もしましたが、痛みが出なくなったわけでもなく。
なかなか治らないので、膝用のサポーターを購入して、だましだまし乗る日々…
ちなみにバンテリンのサポーターでした。
なんでバンテリンやねんwww
決してムダとは言いませんが、根本的な解決策ではないわけですよ。
半年したぐらいで、重大なことに気付きました。
痛みが出る根本的な理由を解消しない限り、一生治らない!!
そこで、ペダリング自体の見直し、ポジションの研究、クリート位置の再確認など、医者では解決できない根本的な領域の改善に乗り出しました。
私の場合、当時、周りに誰もロードバイク仲間がいなかったので、自分で痛みが出る仕組みを研究するところからスタート。
ちなみに、サポーターをつけることもやめました。(変なクセがつくとマズイと判断)
人のいない広い場所で、ペダルを漕ぎながら、膝の軌道を徹底的に観察。
すると、下死点(ペダルが1番下、6時の位置)から上死点(ペダルが1番上、12時の位置)に上がってくるまでの膝の軌道が内に入り込んでいくことに気付いたわけです。
逆に下がっていくときは、膝が外を向いて開いていく。
あ~、これはアカンやつや~と誰でもわかるレベル。
有識者に見てもらえれば、すぐに指摘され、解決に向かった可能性大。
いまのわたしが見たら、「いや、それで痛みが出ないほうがおかしいで」と言ってしまいそうw
でも、悲しいかな、半年も気付かないまま月日がムダに流れたわけですよ、リアルに(´;ω;`)
なので、初心者の方ほど、早く経験者とライドに行くことをオススメしたい!!
こういうカタチのものは、早い段階で正しい方向に向かって進めるようにすべきだと思います。
で、私の話はというと、膝を真っ直ぐに上下させることに集中してトレーニングを続け、ある程度までは矯正できました。
この矯正方法ですが、正直、特別な方法はないと思います。
ただただ、真っ直ぐ上下動させることを意識する。
これを続けて、身体にその動きを覚え込ませる。
1つコツみたいなものがあるとするなら、「軽いギアを回す」ということでしょうか。
重いギアを踏んでしまうと、骨、関節を支える筋肉が支えきれずに真っ直ぐな動きになりにくくなります。
細い棒を地面に押し付けたら、ぐにゃっと曲がるのと同じイメージですね。
ペダルからの反力に耐えきれず、力を逃がすために膝が外なり内なりに曲がってしまう。
ですので、SFRのような重いギアを踏むトレーニングは、基礎ができたあとにやるべきだと思います。
あと、ヒルクライムもよろしくないかもしれません。
SFRを強制的にやらされてるのと同じですからね(^_^;)
で、「キレイなペダリングやと思いますよ」と言われるぐらいになったのですが、まだ痛みからは解放されていませんでした。
1年近く経ったあの夏の日に、運命の日が!!
2015年7月、運命の日←オオゲサ
知り合ってすぐの住友輪業さん、コーレスさんとポートアイランドに早朝練に行くことになり、フォームチェックなどをしていただけることに♪
ここで発覚した衝撃の事実!!
住「サドル、高過ぎますね」
A「膝の前側が痛いときは、サドル低過ぎって書いてましたよ?いろんなサイトで」
住「ん~、そこはわかりませんけど、靴を脱いで、いつものポジションに座ってみてください。」
住「ペダルを6時の位置にして、かかとがペダルにのるようにした時に、膝に少し余裕があるぐらいが適正なサドル高なんですけど、どうです?」
A「ペダルにかかとがつかんです…」
住「もう2cmは下げたほうがいいですね」
ポカーンですよ、ほんと。
サドルは高いほうがいいって、いろんなサイトで書いていたのに(´;ω;`)
結局、1番下げてもまだ高かったので、ポストを数cmカットして、さらに低くして適正と思われるポジションになりました。
そして、やっと痛みが出なくなりました\(^o^)/
トータルで5cm近く高かったんやないでしょうか?
世に溢れてるブログの情報には、サドルが低過ぎて膝の痛みが出てしまうという話をよく目にしますが、むしろ逆な気がします。
いまの初心者さんは、みんなサドルが高過ぎる!!
まぁ、高いほうがカッコイイというのはわかるのですが、やり過ぎはよくないです。
特に身長が低い方は、ハンドルとサドルの落差はほとんどつかないのが適正なので、カッコよさはあきらめましょう\(^o^)/
サドルの高さの適正は、前述の計測方法で間違いないと思います。
女性にありがちな、足がしっかりと地面につくぐらいの高さは低過ぎではないでしょうか。
最後に
ということで、やっと膝の痛みから解放され、ブログタイトル通りの「速く遠くへ」走れるためのスタート地点に立つことができました。
今思えば、ペダリングをキレイにすることでどうにかしようとしましたが、ポジションが悪いために痛みが出ていたっていう話。
ですので、この順番が正解かなと思います。
1.適正なポジションを出す
2.キレイなペダリングを習得する
それでは、第1章はこのへんで。
第2章以降へのリンクはこちらから。
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