奥さんが、ニューマシンをお迎えしました(。・ω・ノノ゙パチパチ
レガシーとなったKUOTAちゃんとの突然のお別れは、悲しい出来事ではありましたが、不安を抱えたままで乗り続けるのは、ライダーにも一緒に走る仲間、周囲の人々にも悪い影響を与える可能性があります。
非常に残念ではあったのですが、新車を購入する流れとなりました。
で、お迎えしたのがこちら!!
Wilier Cento 1 Air 2020
でございます。
ちなみに、ウィリエール チェント ウノ エアーと読みます。
ウィリエールは、乗られている方が少な目な印象。
私の周囲では、3名ほどウィリエール乗りの方がいらっしゃいますが、なかなか見かけることはないですね。
そこを、敢えて選択していく~
いや、だって、かっこいいんですもの
チェント ウノ エアーは、エアロードですので、空力をかなり意識したフレームになっています。
タイヤとフレームの隙間がぎりぎり~
ほら、カッコいい!!
と、親馬鹿発揮はここらへんにして、せっかく新車をゲットしましたので、ファーストインプレッションを記事にしてみたいと思います。
トータル300kmほど走った奥さんによるインプレと、30kmほど平坦&ヒルクライムを試してみた私のインプレです。
まずは、奥さんのインプレからどうぞ。
KUOTA KRYON 2015 との比較 (奥さん談)
まずは、Wilier Cento 1 Air の主である奥さんのインプレから。
比較対象は、4年間の付き合いとなったKUOTA KRYON 2015です。
ポイントを箇条書きで挙げてみます。
〇漕ぎだしが軽い
〇ゼロ発信時の加速もいい
〇急加速する時の反応もよき
〇ダンシングも軽い
〇キビキビ動く
×硬い、なんせ硬い、ガチムチ
×路面からの突き上げがきつくなった
好印象だった点
KUOTA CRYONと比較して、総重量は重くなっているはず(フレーム重量+フォーク重量で、100gほど重い)なのですが、実際に持ち上げてみると軽く感じる不思議。
前後バランスがいいからかもしれません。
そして、実際に乗ってみて、まず感じるのが、漕ぎだしの軽さ。
これは、カーボンフレームに使われるカーボンには複数の種類があるのですが、その中でも最も剛性が高い60Tカーボンが使われていることが主な要因ではないかと思います。
車重は軽くなったわけではないので、路面への力の伝達効率が上がったと見るのが正しいように思います。
また、漕ぎだしの軽さと同義になるかもしれませんが、発進直後からの加速や巡行からの急加速時の反応もよいです。
全体的にキビキビと動いてくれる印象。
ダンシングは、ハンドルからフォークにかけて、要はロードバイクの前側全体が軽く感じ、ハンドルを振るのが楽。
これは、フレーム重量が130gほど重くなったかわりに、フォーク重量が90gほど軽くなっていることが大きく影響しているように思えます。
【KUOTA CRYON 2015】
フレーム重量:1,070g
フォーク重量:480g
【Wilier Cento 1 Air 2020】
フレーム重量:1,200g
フォーク重量:390g
ですので、ガンガン踏める豪脚の方にお似合いのフレームではないかと思います。
悪印象だった点
なにせ、硬い!!
これに尽きます。
硬いといわれているアルミクリンチャーホイール、レーシングゼロとの組み合わせによって、際立って硬く感じるのかもしれません。
それにしても、硬い・・・
脚がすぐに削れていくのが分かります。
また、フレームの硬さゆえか、路面からの突き上げがきつくなったように思います。
ですので、乗っていて疲れます。
1か月ぶりのロングライドということもあったのですが、230kmを走り、完全に脚が終わりました。
元々乗っていたKUOTA CRYON 2015も、かなり剛性が高め、いわゆる硬めのフレームらしいのですが、それよりもさらに硬く感じました。
ロングライドを楽しみたい、ポタリングを楽しみたいという方にはおすすめできないフレームだと思います。
また、ロードバイクを始めようという方が、1台目に選ぶのはおすすめできないフレームです。
コソっと試乗させてもらった旦那のファーストインプレッション
私の愛車、スペシャライズド アレ・スプリント with シャマル・ウルトラとの比較です。
箇条書きするとこんな感じ。
・硬い、本当に硬い
・平坦は、アレ・スプリントより遅いかも?
・ヒルクライムは、アレ・スプリントよりちょっと速い??
・脚への負担が大きく、長距離はつらそう
・レーゼロを合わせたらアカンやつでは・・・
・乗り手を選ぶフレームな気がする
・繊細で丁寧なペダリングができないと疲れるだけで遅い
ん?
アレ・スプリントって優秀なのかな??
ファーストインプレッションは「そんなに速くないのに、脚にくるフレームだな・・・」というのが正直なところ。
アレ・スプリントが柔らかく感じるぐらい、カッチカチ。
それゆえに、ペダルに体重を落とした時に感じる反力が強い。
ペダルを踏み下ろしていく時の感触が、文字通り、硬い。
アレ・スプリントは、低反発クッションに対して足を沈みこませていくような感覚があるのですが、チェント ウノ エアーは、フローリングに対して踏み込んでいくような硬さを感じます。
特にペダリングの3時~5時ぐらいのパートで強く感じました。
甘えたペダリングをしたら、速攻で脚をやられるイメージ。
ですが、0時から3時で、必要以上のパワーをかけないように丁寧なペダリングを実現できれば、速く走れる予感もありました。
集中し、拇指球への圧力とそれを感じるタイミングを乱さないように、変速も駆使して走ることを求められるマゾ仕様。
どんなフレームであっても、ペダリングは丁寧であるべきなのでしょうが、甘えさせてくれないスパルタ教師という感じですね。
ですので、チェント ウノ エアーで速く走れるようになれば、どんなロードバイクでも速く走らせることができそうな気すらします←知らんけど
レーシングゼロを履くことで、さらに凶悪化しているという話もありますが・・・
パッと湧いたイメージでは、ボラワン35クリンチャーあたりを履くのが合いそうな気がしました。
ヒルクライムは、アレ・スプリントより少しだけ楽に速く登れる印象。
重量的には、アレ・スプリントの方が100g軽いという衝撃的な事実が発覚。
アレ・スプリントは、ブレーキ以外は105で構成されているので、アルテグラDi2であれば、同じぐらい登れるかも・・・
アレ・スプリントのポテンシャルの高さを再認識するという意外な結果でした。
もちろん、フレームに対する経験値が違いすぎるので、結論を出すのは時期尚早だと思います。
フレームが変われば、走り方も変えないと力を引き出せないというのはよくある話。
「次に乗る機会があったら、もっとうまく乗ってみせる!!」と思わせる中毒性がある乗り味だったので、ぜひとも、もう1度乗せていただきたい!!(懇願
本当に、ペダリング上達に最適なマシンだと思います。
ちなみに、3年前に鈴鹿サーキットで試乗させてもらったピナレロ ドグマ F10の感触に近い感じがしました。
60Tカーボンで構成されたハイエンドフレームって、同じような感触なのかもしれませんね。
ピーキーだけど、乗りこなせたら速いみたいな。
あぁ、本当にもう1度乗りたいな・・・
ロングライドを試してみたい。
Wilier Cento 1 Air 2020 奥さんVer. のスペック
フレーム:Wilier Cento 1 Air 2020 XS
ハンドル:チネリのアルミハンドル(Experienceの完成車にアセンブルされてた)
ステム:Deda Zero 2 80mm 9°
コンポーネント:SHIMANO 6870系アルテグラ Di2
Rクランク:SHIMANO 8000系アルテグラ
Lクランク:SHIMANO 8000系アルテグラ with 4iiii Precision Powermeter
Fブレーキ:SHIMANO 8000系アルテグラ
Rブレーキ:SHIMANO 8000系アルテグラ
ホイール:フルクラム レーシングゼロ C17
タイヤ:コンチネンタル GP4000S2 25C
サドル:Astute Skyline 3.0 Pilarga VT
総重量:8.0kg
フレームのジオメトリーはこちら。
参照元:Wilier 日本公式サイト – Cento 1 Air
最後に
ウィリエール チェント ウノ エアーのファーストインプレッションは以上です。
このフレームのよさを感じるには、もう少し時間が必要かなと思います。
熟練度が上がれば、速く走らせることができそうな予感はあるので、数か月後にセカンドインプレッションもしてみたいと思います。
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