最近、再度山(六甲山)を走っていて思ったのですが、楽しい峠には減速帯が多い。
ゼブラとも呼ばれる、シマシマの段々みたいなやつです。
この動画で、ガンガン揺れているところに敷かれているやつ。
手振れ補正最強のソニーのアクションカムをもってしてもブレまくり\(^o^)/
それぐらい段差がきつく、衝撃が伝わっているということですね。
さて、この減速帯ですが、苦手という方、いらっしゃいません?
下から突き上げられるため、サドルに座ったままだとお尻が痛くなるし、目線はブレるし、タイヤが跳ねて怖いという方もいるのではないかと思います。
そこで、減速帯を上手にこなすコツを書いてみたいと思います。
減速帯は2輪の敵というぐらい、不安定
4輪の事しか考えてないんですかね(怒)
2輪でタイヤが地面を捕らえれなくなるというのは致命的なのに。
と、愚痴はこの辺にしておいて。
減速帯の1番嫌な点は、下からの突き上げです。
この突き上げをいかにして人間側で吸収してあげるかがポイント。
ロードバイクは、サスペンションがないので、いくらカーボンフレームだからといって、衝撃を吸収してくれるわけではありません。
私のロードバイクはアルミフレームですので、きっちりと衝撃を身体まで伝えてくれます(泣)
先の動画を見ていただいても分かる通り、前方がまともに見えなくなるぐらい揺さぶられます。
この揺さぶりがライダーにそのまま伝わってしまうと、目線は定まらないし、お尻も痛いし、不安定だしと悪いことだらけ。
よって、身体で衝撃を吸収することが大事なのです。
膝を上手に使い、衝撃を吸収する
身体で下方からの衝撃をやわらげることが可能な場所といえば、膝です。
膝をサスペンションのように使い、衝撃をいなします。
そのためには、膝が曲がった状態で、ペダルの上に立つ必要があります。
サドルに座ったまま減速帯に突っ込むのはお勧めできません。
よきサンプル写真を見つけました。(Akioさん、使わせていただきます\(^o^)/)
Akioさんの足に注目。
右足が3時の位置であれば、なお良かったんですけど、イメージは湧きやすいと思います。
サドルの直上に腰を浮かして、膝は曲げて余裕を持たせる。
サドルの直上ということは、前後バランスでいうと後ろよりです。
そして、足の底面は地面と水平に。
ちょうど母指球あたりで、きれいにペダルの上に立っているイメージです。
サドルをはさみこむようにする
足の裏だけでペダルの上に立とうとすると、ハンドルが左右に暴れます。
これは、車体と人間が一体になっておらず、車体側だけが暴れ出すためです。
車体が暴れないようにするにはどうすればよいか?
車体と人間が一体になるために、サドルをはさみこむようにしましょう。
これだけで、車体は暴れずに真っすぐ走ろうとしてくれます。
特に減速帯の上を通過する時は、上下に揺さぶられて、ただでさえ不安定。
それと同時に左右にも振られてしまうのは、大変危険です。
両足をサドルにあてがうイメージで、ハンドルが暴れないようにしましょう。
私の場合、ハムストリングがサドルに当たるかな。
ハンドルを握る手は、ブラケットに添えるイメージで
ハンドルは、グッと握り込むイメージではありません。
握り込んでしまうと、減速帯による突き上げで、上半身がブレてしまいます。
膝で衝撃を吸収できていたとしても、上半身で衝撃を受けることになってしまいますので、ハンドル=上半身も衝撃を受け流すために、ブラケットに手を添えるようにし、手首、肘などを使って腕の範疇で衝撃をいなしましょう。
ペダル+サドルでうまくバランスを取りきれなかった補足を、ハンドルを軽く押し引きすることで行うイメージです。
ペダル+サドルでバランスが取れているようであれば、ハンドルには一切の力を加えない感覚。
究極的には手放しのイメージですが、軽い操舵および咄嗟の回避行動のため、ハンドルに手を添えているといったところでしょうか。
安全が確保できるところでやってみたらわかるのですが、ペダルを3時9時にしてバランスよく乗り、サドルをはさみこめば、立ったままで手放しができます。
その状態から上半身を前に寝かせたフォームが、減速帯をうまくこなすためのフォームそのものです。
ブレーキをかける時は、かかとを落とす
補足ですが、上記の乗り方をしている際にブレーキが必要となった場合は、かかとを落とし、慣性の法則で前にいこうとする身体を踏みとどまらせるようにしてください。
手でブラケットを押し付けることも必要になると思います。
そうしないと、身体が前方に投げ出されてしまいますのでご注意を。
まとめ
有名な峠に行くほど、遭遇率の高い減速帯。
大体はダウンヒル途中のコーナー前のバランスを崩したくないところに存在しています。
対処の仕方を間違えれば、大事故になりかねません。
きれいな舗装路で車体を安定させる練習をし、減速帯をうまくこなせるようになりましょう。
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