【ロードバイク】ハンドサインは意思表示が目的

ハンドサインの必要性や考え方は、人それぞれ。

当記事では、私のハンドサインに関する基本的な考え方を書いてみようかと思います。

なぜ、この記事を書こうと思い立ったかというと、あるブログで「指図のためのハンドサイン」という不思議な言葉が目に入ったからです。

そのブログでも「指図のためのハンドサインは存在しない」と否定されているのですが、そもそも指図などという表現・発想が生まれてくること自体が危険水域だなと思ったのです。

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ハンドサインは意思表示のために必要

私は、ハンドサインが必要と考えています。

理由はこちら。

次に行う動作を事前に周囲に意思表示すべきだから

ハンドサインの主な目的は「意志を周囲に知らしめること」だと考えています。

「自分は次にこういう動作を取るよ!!それ相応のリアクションをとれるようにしてね」ということですね。

意思表示なく、連続して行われている流れを断つような動作を行うことは、周囲に混乱を招きます。

事故は、混乱の中で起こります。

まずは、その混乱を起こさないために意思表示する必要があるということです。

また、ハンドサインは「次にこういう行動をとるから、こう動けよ!!」という指図ではありません。

意志表示としてハンドサインを出したとしても、それを行動に移していいかは周囲のリアクション、状況によるわけです。

また、その周囲の人間もそのハンドサインに対してどのような行動をとるかは、自分自身で判断しなければいけないということです。

ハンドサインを「指図」と捉える意識の危険性は、自分自身で判断しなければいけないという意識を遠ざけ、ハンドサインに従えばいいと考えてしまうことです。

これが非常に危険。

一時期、ブログ村の数名のブロガーさんが、ハンドサイン不要論を表明していた理由の根本は、ここにあるのではないかと思います。

かと言って、私はハンドサインが不要とは考えていませんけどね。

自動車に置き換えて考えてみてください。

ブレーキランプもウインカーも壊れて点灯しない自動車を運転する気になれます?

いつ後ろから追突されるかとびくびくしながら運転しないといけないとか、恐怖以外のなにものでもないと思いますよ。

自転車において、ハンドサインを出さないということはそれと同義。

逆に言うと、自動車において、ブレーキランプ、ウインカーを点灯させるようなシチュエーションについては、ハンドサインは必要ということです。

要は以下の5点。

1.減速

2.停止

3.右折

4.左折

5.進路変更

この5つの行動を起こす前には、意志表示が必要不可欠だと考えます。

危険な状況を安全に回避するための情報を周囲に通知した方がいいんじゃないの?

もちろん、その通り。

ただ、マストではないというのが私の考えです。

というのも、危険な状況が眼前にせまっている場合、進路変更もしくは減速・停止をするはずなので、前に記したマストである各ハンドサインを出しているはずです。

それを受けて、後続車は「何かあるはず」と考え、身構え、回避行動をとる準備が出来ていないといけないんですよ、そもそもが。

ですので、致命的な危機は回避できるはずなんですね。

となると、それ以上の情報は、「あればなおよし」という情報になります。

あればベターな情報というのは、過剰に発信、受信を行うと情報過多となり、重視すべき自身の安全の確保がおろそかになる可能性があります。

ハンドサインの出し過ぎは、安定性を犠牲にしての片手運転の時間が長くなることを意味し、1つのリスクになります。

ハンドサインを声掛けで代用するという方法で回避することが可能ではありますが。

それよりも重要なのは、さまざまな情報を拾い上げてしまうと、何が重要な情報かが判別しづらくなるという欠点があります。

グレーチング、マンホールなどのそこらかしこに点在しているものに対して、すべてハンドサインを出すのではなく、段差があるとかタイヤがはまりやすそうなどのリスクが高そうなもののみハンドサインを出す方がいいと思います。

先頭交代や追い抜き要請のハンドサインは指図じゃないのか?

いかにも指図っぽいハンドサインといえば、先頭交代や追い抜きでしょうか。

これも指図ではなく、あくまで「先頭交代してほしい」「追い抜いていってほしい」という意思表示に過ぎないです。

極端な話、後続は拒否してもいいわけですよ。

それは、気持ちの問題かもしれないし、自身の状況判断で危険と判断したという理由かもしれません。

なんにせよ、従う必要はなく、状況判断の上、問題ない場合のみ応じればいいという話です。

最後に

ハンドサインには指図の意味はありません。

あくまで意思表示です。

その意思表示に対して、それを受けた周囲の人間は「ルールに基づき、その優先順位を尊重しつつも一歩引く、譲るという心構え」でもって自身で判断し、もっとも安全かつスムーズな交通が実現できるように行動することが重要。

我が我がではなく、待ちを選択できる余裕をもって、自分自身で状況判断をしながら、ロードバイクを楽しめるようになりたいものです。

関連記事:自転車乗車時のハンドサインに関して、県警に聞いてみた

コメント

  1. ちょろりゅう より:

    ちょっと堅い話…道交法にはこう記されてえます。

    第五三条 車両(自転車以外の軽車両を除く。次項及び第四項において同じ。)の運転者は、左折し、右折し、転回し、徐行し、停止し、後退し、又は同一方向に進行しながら進路を変えるときは、手、方向指示器又は灯火により合図をし、かつ、これらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない。

    あまり知られてないですが手信号は出さないといけないと法律で決められているんですよね。
    そして手信号という行為は“指図”ではなく“合図(意思表示)”だという事。

    話はそれますが、僕の親は転勤族だったんでよね。
    いろんな街へ引っ越しをしたんですが、ある街では自転車に乗るのに免許証が必要だったんです⁉︎
    小学3年生の時に警察立会いのもと筆記と実技試験をするという本格的なもの。
    当時はなんて面倒臭いと思っていましたが今ではその時の経験が活かされています。

    自分の身を守る為にもハンドサインは必要だと僕も思いますよ‼︎(o^^o)

    • しおー より:

      その町の免許精度、今の時代には即必要だと思います

      • しおー より:

        精度→制度_(┐「ε:)_

      • ちょろりゅう より:

        最近のニュースでどこの小学校だったかは忘れましたが、PTA主導で免許制度を導入したことが話題になってましたよ。

        小さい頃から安全意識を植え付ける事は大切な事だと思います。

    • AKIRA より:

      ちょろりゅう教官、道交法で定められているという事実、どれだけの人が認識できているんでしょうかね?
      あと、不思議なことに「法律で決められている」という言葉、意外に弱いんですよね・・・
      「あっ、そうなん」で終わってしまうことが多いのが不思議で仕方ないです。
      それ故に、今回の記事ではあえて道交法うんぬんは書かなかったんですけどね。
      実際に不利益が起こることを想起させた方が人は動くんじゃないかと。

      免許制は、私も賛成です。
      既得権益者が猛烈に反対して実現はしないでしょうけど・・・
      2015年だったかな?
      自転車に対する取り締まり、罰則を厳しくしたことがあったと思うのですが、もうすでに忘れ去られているという事実が、今の日本の自転車文化を如実に表しているように思えます。
      国も本気で変えるつもりがないんでしょうね。
      スマホ片手に人を轢き殺す事件が多発しているというのにね・・・

  2. しおー より:

    ハンドサイン不要論はありますが、集団の場合前方の道路見て判断できるのは先頭集団だけなんですよね

    声掛け代用も有りですが、それだけだと一瞬なので道交法で指定されてる何秒以上or何メートル以上が確保出来ない上、私みたいな聴覚に異常がある人間にはほぼ聞こえません(笑)

    そもそも自動車の車内まで聞こえませんしね

    道交法を無視した議論はちょっと…って思います

    だから自転車乗りは自己中、って言われてしまいますね

    • Guruguru より:

      確かに、前が直接目視出来ずハンドサイン頼りで走行するのは、道交法違反ですね。
      周りからどんな批判を受けても仕方がないと思います。ほんの一部の人だけなのにロードバイクに乗っている人全員の印象になってしまうのが残念です。
      道交法では安全運転が最優先されますので、ハンドサインは片手運転してまで出さなくても法律上は問題ないはずです。

      • AKIRA より:

        Guruguruさん、コメントありがとうございます。

        ハンドサインに関する合図不履行について、安全運転が最優先されるのは間違いないと思います。
        が、それを理由にハンドサインを出さなくてもいいとする考え方はよろしくないと思います。

        「ハンドサインを出す=片手運転」なのは周知の事実ですから、それでも法は「ハンドサインを出しなさい」としているわけです。
        よほど特別な事情がない限り、ハンドサインを出す努力はすべきという認識の方がよいと思います。

        ただ、初心者の方は片手運転をしたら落車するという方もいるでしょうから、そういう事情がある時のみ安全運転の優先が適用されるという話ではないでしょうか。

        少し厳しいことを言うと、片手運転すらできないのに公道を走ることについて不安を抱かない方が多いことが問題な気もします・・・
        免許制とまでは言いませんが、スポーツサイクルを販売している店舗がバイクの受け渡し時に、片手運転ができるぐらいのレベルまで練習に付き合う義務があるなどのルールが合ってもいいように思います。
        ※片手運転ができるようになるまで、数時間を要する方がいらっしゃるのでしたら、難しいかもしれません・・・

        • Guruguru より:

          自転車の片手運転による危険運転と、手信号の法律上の矛盾については昔から議論になっていますが、警察の見解では余裕のあるときにだけ出す、とのことで手信号は自転車に乗るのに必須ではありません。
          どうしても合図の法律にこだわるならば、右折なら右折が終わるまで出し続けなければいけません。信号のある交差点では、2段階右折の最中の進路変更も90度転回もブレーキングも再発進もずっと片手運転になりますが、上級者ならば安全にこなせるのでしょうか。
          法律の片側だけにスポットを当てて持論を展開すると、誤解する人が出てしまいますので、ご一考いただけると幸いです。
          出すのが当然、と広めてしまうのはどうかと思います。
          初心者に手信号ために片手運転の練習をさせる、というのも閉じた世界のルールの押し付けな感じがします。

          自信のある人が、自ら危険を負って出すことは反対しませんので、誤解のないようお願いします。自分も状況に応じて出していますので。

          あと、集団だから必要、は論外です。

          • Guruguru より:

            手信号のために
            です 失礼

          • AKIRA より:

            私も手信号が必須とは言ってませんよ。
            安全が確保できる中で出来る限り出すべきだと言っているだけです。
            ただ、片手運転ができないという理由に甘えて、努力することもせずにハンドサインを出さないでもいいと解釈して、法を犯すのはいかがなものかと思うだけです。
            (片手運転って、そんなに難しいですかね?最近にニュースになった女子大生なんて、片手にスマホ、もう片手にコーヒーを持って自転車を運転していたそうですけど・・・)

            2段階右折の件ですが、第五三条をそのまま解釈すると右折時にずっとハンドサインを出し続けなければならないとなります。
            しかし、まさにこの場面において、安全運転が優先されるというただし事項が適用され、2段階右折の最中の進路変更も90度転回もブレーキングも再発進もハンドサインは出さなくても大目に見てもらえるということだと私は考えます。

            と、お互いが自論を展開しているだけでは先に進まなそうですし、私も国の解釈がどうなのかは大変興味がありますので、Guruguruさんのコメントをそのまま引用させていただき、兵庫県警に見解を求める問い合わせのメールをしました。
            この2日ぐらいで回答が返ってくればコメントに記載し、返信することができたのですが、まだ回答はありません・・・
            法の解釈、特にグレーゾーンに関する質問ですので、回答が慎重になるのはやむなしかと思います。
            また、返信がありましたらコメントさせていただくか、記事にしてアップしたいと思いますので、今しばらくお待ちいただければと思います。

    • AKIRA より:

      塩さん、声掛け代用の弱点は、自動車に届かないという点だと私も思います。
      しかし、ハンドサインを出したくても出せない、出すと自身の安全が確保できないシチュエーションもあると思うんですよ。
      路面状況が悪いとか強風が吹いているとか。
      そう考えると、自転車版のウインカーを義務付けるというのが1番の解決方法じゃないのかな?という気もします。
      最近、ロミオさんが紹介されていたバックライト兼ウインカーみたいな商品が、実際に市場に出てきてますしね。

  3. KenGo より:

    どうも、はじめまして!
    KenGoといいます。
    記事のタイトルに惹かれて、ブログ拝見しました。

    ハンドサインについての見識、100%同意でございます^^
    私もブログに書こうと思いましたが、こちらの記事を拝見して不要かと思い、やめました。

    ハンドサインは、ウインカーやブレーキランプを持たない自転車の「コミュニケーション」ツールなんですよね。
    自分の身を守るためには必要な。

    ただ、右左折以外のハンドサインは、車のドライバーやバイカーには全く通じないと思いますが、どう思われます?

    • AKIRA より:

      KenGoさん、はじめまして!
      コメントありがとうございます。

      当記事を書いたのは、KenGoさんがTwitterでつぶやかれているのを見てというのもあるんですよ、実は(笑)
      あのブログを読んで同じことを思った方がやはりいたかという感じでした。

      車のドライバーやバイカーがハンドサインを正確に認識することって、ほとんどないんじゃないかと思います。
      実は、右左折すら正確に認識されていないかもしれません。
      教習所で習ったとはいえ、実際にハンドサインを目にすることってほとんどないですから・・・

      ハンドサインを出すことの本当に大事な部分は、後続車に「こいつ、今から何かやりよるかもしれん」と思わせることにあるのではないかと思います。
      具体的に何をするかが伝わっていなくても、「何かいままでの流れと異なることをするかもしれないから注視しよう」と思わせることができさえすれば、事故率はグンと減るように思います。
      そういう意味では、ハンドサインは発信者の身体から横にはみ出すぐらいに大きい動きの方がよいわけで、道交法で定められているハンドサインは理にかなっていると思います。
      減速、停止のサインで、後ろ手でグーパーするというものがありますが、あれはサイクリストに対してのみの発信を意識したもので、自動車に対する有効性は乏しいです。
      オリジナルのハンドサインはなるべく避けた方がいいでしょうね。

      また、KenGoさんもブログで書かれていたと思いますが、後ろを振り返るというのは非常に効果が高いと思います。
      これも後続車に「何か行動を起こすかもしれない」と思わせる効果がありますから。
      あと、「ちゃんと後ろにいることは認識しているよ」ということを伝える効果もあり、それがドライバーのストレスを軽減してくれるように思います。

      本当はハンドサインの意味がすべて正確に認識されるのが理想なんですけどね・・・

      • KenGo より:

        AKIRAさん、長文でご返信いだだき、大変恐縮です。
        私のつぶやきがきっかけだったとは(笑)

        私も根本的な解決策は、高速で走行可能なロードバイクには、ウィンカー&ブレーキランプの標準装備しかないと思っています。
        しかし、バイクなどと違って、ロードの場合は手を置くポジションが複数あって、なかなかコレ!という操作のアイデアが出てきません^^;
        ヘルメット後部にもライトをつけて、車体側と連動して表示されると最高ですね!

        • AKIRA より:

          ウインカーの操作については、音声認識が第1候補になるんじゃないかと思ったりしています。
          最近の音声認識の精度は、相当によくなってますからね。
          数年もすれば、それが常識という世の中になっているかも!?