サイクリストの必需品、サイクルグローブの購入時のポイントを解説

サイクリストの必需品、サイクルグローブ。

 

素手でスポーティーな自転車に乗るという方はあまりいないですよね。

 

私もクロスバイクに乗り始めて1ヵ月もしないうちに、サイクルグローブを購入しました。

 

その時の購入理由は「手のひらが痛くなって、長時間乗るのが苦痛だから」

 

ですので、手のひら側にパッドがしっかりと入ったグローブを購入しました。

 

しかし、ロードバイク歴が3年にもなると、素手で乗っても手のひらが痛くなることもなくなります。

 

ゆえにサイクルグローブに求める性能も変わってきました。

 

ということで、初心者目線と慣れてきた人目線でのサイクルグローブ選択の際の決め手を、私が所有しているグローブを例にお話しようと思います。

 

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サイクルグローブにも初心者向け、上級者向けがある

 

サイクルグローブを選ぶ際、絶対に外してはならない要素が「手のひらの痛みを解決したいのか?」という点です。

 

ほとんどの初心者に共通する悩みですよね。

 

逆に、手のひらの痛みに悩まされている初心者以外の方なんて存在しないのではないでしょうか?

 

それぐらい、サイクリスト歴が浅い期間のみに発生する悩みといえます。

 

そして、手のひらの痛みの緩和には、分厚いパッドが手のひら側に配置されたサイクルグローブの採用以外に手はないです。

 

そう、初心者はパッド付きのグローブ以外に選択肢がないんですね。

 

よって重視する点はというと

 

初心者は、パッドのクッション性や配置を重視

 

パッドのクッションがほわほわ仕様であれば、ハンドルから伝わる衝撃を大幅に軽減することができます。

 

圧がかかりやすい場所にクッションが配置されているかも重要です。

 

痛くなる場所は以下の3点が多いですよね。

 

・手の親指の付け根の部位(母指球)

・小指の付け根から手首にかけての部位(小指球)

・手の人差し指から薬指の付け根の部位(指尖球)

※指尖球は「しせんきゅう」と読みます。

 

初心者は、上記3か所をすべてカバーしてくれるようなサイクルグローブを選択しましょう。

 

私が購入したサイクルグローブでいうとこちらかな。

 

 

(スゴイ)SUGOi フォーミュラー FX グローブ 91538U 91538U.BLK.3 BLK M

 

写真だけでは伝わりきらないかもしれませんが、パッド部分の分厚さがハンパないです。

 

母指球、小指球、指尖球にパッドがあり、さらに母指球の少し上のブラケットポジションで指がハンドルに当たる部分にもパッドがあります。

 

中指、人差し指の部分には滑り止めのゴム加工も施されており、グリップ力も申し分ありません。

 

これだけパッドで埋め尽くされたグローブも珍しいです。

 

余談ですが、エアーベンチレーションのための小穴があったり、手の甲側はメッシュ加工になっていたりと手の蒸れ対策もしっかりとされています。

 

初心者が1番最初にサイクルグローブを購入するにはいいと思います。

 

定価は高めですが、Amazonでかなり割引されており、1,400円ほどで購入できるのもありがたいところ。

 

ちなみに、私がまったく知識がない状態で購入したファーストグローブはこちら。

 

 

Tigoraの安物グローブ(笑)

 

現時点で購入できるのかは不明ですが、スポーツデポで2,000円ぐらいで購入したと記憶しています。

 

こちらもパッドの位置やクッション性、メッシュ構造など抑えるべきところは抑えているグローブです。

 

秀逸だったのは、人差し指、中指、薬指の内側にグローブを脱ぐ際に引っ張りやすいように裁断されている箇所があること。

 

上の写真のグローブの指先側の丸くなっているところです。

 

これね、ないグローブも結構あるんですよ。

 

でも、絶対にあった方がいい機能!!

 

汗で脱ぎにくくなったグローブを脱ぐ時、指のところを掴んで引っ張りますよね。

 

私、別のグローブでそれをやって、生地が裂けたことがあったんですよ・・・

 

5,000円以上するグローブで、気に入っていたので相当へこみました。

 

ですので、脱ぎやすくするための加工があるグローブを選んだ方がよいです。

 

ちなみにTigoraのグローブは、全体の生地の質感がお高いグローブと比べて残念な感じはしました。

 

脱初心者は、フィット感や滑り止め機能、操作のダイレクト感を重視

 

私がそうでしたが、ハンドルに手を添えるだけが実現できるようになると、ロングライドであっても手のひらが痛くなることはなくなります。

 

そうなると、「そもそもパッドなんて必要ないんじゃ?」という思考に至ります。

 

そして、「えっ?だったら、グローブなんて必要ないんじゃ??」となり、ノーグローブで乗ってみたりするわけです。

 

すると、グローブ着用の効果がパッドによるショック軽減だけではないことに気付かされます。

 

ブレーキング時の摩擦防止

 

まず気付くのは、ブレーキング時の摩擦防止

 

ブラケットポジションでブレーキングをした際、前方に身体が投げ出されそうになるのをこらえるため(ブレーキレバーを引くため?)に、母指球の部分をブラケットに押し付ける感じになります。

 

その際、母指球あたりにはかなりの負荷がかかり、擦れるような力が加わります。

 

信号が多い区間をライドしようものなら、あっという間に手が痛くなってしまいます。

 

とてもじゃないですが、耐えれません。

 

摩擦防止は重要な機能の1つですね。

 

グリップ力の向上(滑り止め)

 

大半のグローブは、強度が高く、滑りにくい素材でつくられています。

 

ハンドルを握った際に、しっかりとグリップできないとハンドル操作がおぼつきません。

 

特に大きなパワーを加え、伝えないといけない状況(ブレーキング時やパワーをかけてペダルを踏みこむ瞬間など)では、滑りやすいとパワーロスが生じてしまい、意図した操作を行えない可能性があります。

 

思った通りに操作できないことほど怖いものはありませんよね。

 

また、猛暑の際や雨天時などの手のひらに水が付着するシチュエーションでは、素手のままだと滑りやすくなってしまいます。

 

そんな時もグローブを装着していると幾分グリップはよくなります。

(※万能ではありませんが・・・)

 

私が所有しているグローブではこちらがよかったですね。

 

 

(スゴイ)SUGOi フォーミュラー FXE グローブ

 

前出の初心者向けグローブのFXの上級者向けという位置づけでしょうか。

 

だいぶ前に海外通販で安くなっていたのを購入したのですが、日本では手に入れる術はなさそうです・・・

 

とても気に入っていたのですが、脱ぐ際に指の部分が裂けてしまったのがこちらのグローブ。

 

パッドが入っているんですけど、クッション性はそんなに高くなく、ダイレクト感があり、グリップもするという素晴らしいグローブでした。

 

軽くて、フィット感が抜群だったのに、今は購入できないのが悲しい・・・

 

逆に、グリップという点であまりよくなかったのがこちら。

 

 

SHIMANO(シマノ) Asphalt グローブ

 

見ての通り、手のひら側のグリップ力アップのための加工もパッドも一切ないレーシーなモデル。

 

クリテリウムやエンデューロなどのクローズドコースで、あまりブレーキングを必要としないコースでのレース専用としてはいいと思います。

 

ほとんど素手のような感覚なので。

 

しかし、私には合いませんでした。

 

ブレーキング時の圧で、グローブが動いてしまって皮膚が擦れるわ、操作に影響するわでえらいこっちゃでした。

 

手のひらの加工はよくチェックしないといけないなとお勉強させていただいた一品。

 

落車時のケガの軽減

 

私は恩恵にあずかったことはないのですが、落車時のケガの軽減も見逃せない機能の1つです。

 

剥き身で擦りおろされるよりも皮膚へのダメージが少なくなるのは容易に想像が付きますよね。

 

万が一のことを考えてヘルメットを着用するように、グローブも着用すべきだと私は考えます。

 

私の所有するグローブで1番のお気に入りはHIRZLのGRIPPP

 

 

HIRZL(ハーツェル) Grippp Tour 2.0 Short Finger Gloves – White
ロードバイクを始める前の奥さんが、何も知らずに私にプレゼントしてくれたからという理由が大きいですが\(^o^)/

 

もちろんながら、相場も知らずにプレゼントしてくれたものですから、即座に決戦グローブに格上げされたというエピソードをもつグローブです。

 

写真を見てのとおり、余計なパッドはほとんどなく、上級者向け。

 

しかし、絶妙なパッドの入り具合と着け心地のよさ、フィット感、グリップ力と素晴らしいグローブです。

 

握りやすいように、手相占いでいうところの感情線のところに切れ込みがあったり、エアーベンチレーション用の小穴があったりと、かなり考えてつくられています。

 

そして、このグローブは脱ぐ際の考慮も怠っていないのですよ。

 

 

中指と薬指の先端に、脱ぐ時に逆の手の指をかけやすくする1工夫が施されています。

 

すべてを兼ね揃えたようなグローブです。

 

さすが7,000円オーバーの高級グローブといったところ。

 

まとめ

 

私の歴代サイクルグローブたちと共に、グローブ購入時の決め手となる大事な要素を解説してみました。

 

グローブは、実物を試着して、自身の悩みを解決してくれそうなものを見つけだしましょう。

 

サイズ感も難しいですしね。

 

私は、インナーやジャージはMサイズですが、グローブはSサイズです。

 

手の大きさは、体の大きさとは必ずしも比例しないので注意が必要です。

 

初めてのグローブ購入は、サイクルショップに出向いていろいろと試してみることをおすすめします。

 

グローブ購入時の参考になれば幸いです。

 

コメント

  1. より:

    うおーん、おススメしたシマノアスファルトダメでしたか。

    ちょっとサイズ合ってないようにも見えますが(笑)

    バーテープにもよるんですかね?
    わたしの場合は粘着する様なグリップ感があってもがいても安心して握れました。

    ロングに向かないってのは全般的に同意です(笑)

    • AKIRAAKIRA より:

      ブレーキングの時にずれるってことは、サイズが少しばかり大きいのかもしれないですね(^_^;)
      Sサイズを選択したんですけど、私の手は小さいのかもしれない(笑)

      塩さんのおすすめでしたし、あの時は超格安だったのでお試しお試し。

      もちっと系のバーテープの方が合うとかあるのかもしれないですね。
      バーテープはこだわったことがないので不明ですけど・・・

      また、私の乗り方が変わればいい感じになるかもなので、大事に取っておきます。

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