ロードバイク乗りの冬の必需品、ウインドブレークジャケットとは?

私のブログで、冬の服装についての記事に幾度となく登場するウインドブレークジャケット

 

1度冬を乗り越えたローディーなら所有している方も多いかと思います。

 

が、意外にも、もこもこな格好で乗っていらっしゃる方を見かけることがあります。

 

「そこらをぶらぶらと走るだけだから、寒くなかったらいいねん」という方、「服装にそんなにお金かけたくないねん」という方にこそお届けしたい、ウインドブレークジャケットの利点を紹介したいと思います。

 

私が所有しているウインドブレークジャケットを題材に話を進めますね。

 

ちなみにこちらです。

 

実際は、1つ前のモデルですけど・・・

 

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ウインドブレークジャケットの利点

 

1.スポーツサイクルに乗るための専用設計

2.風が入ってきにくいので冷えない

3.汗をかいた時に背中から湿気を逃がす機能がある

4.着ぶくれしないので、リュックなどを背負いやすい

5.バックポケットがあるので、小物を収納できて便利

 

1.スポーツサイクルに乗るための専用設計

 

クロスバイクやロードバイクに乗る際のフォームは、初心者であろうともママチャリに乗る時に比べれば前傾姿勢になるもの。

 

専用設計ではないアウターを着て悩まされるのが、腰あたりの丈が足らずに肌が露出し寒くなってしまうことです。

 

ということで、後ろ側だけ丈を伸ばせば解決するよねという当たり前のことを実現したのが、スポーツサイクル専用のサイクルジャージ。

 

 

奥さんに持たせるというね(笑)

 

 

こちらの写真の方が分かりやすいですね。

 

明らかに前面の方が丈が短く、背面の方が長いです。

 

この設計のおかげで、前傾姿勢をとってもお腹周りに生地がダブつくこともなく、腰が露出することもなく、快適にライドができます。

 

2.風が入ってきにくいので冷えない

 

風を完全にシャットアウトできるとまでは言えませんが、ほぼほぼ風が入ってくるのを防いでくれるので、冷えにくいです。

 

その名のとおり、ウインドブレーク(防風)という機能ですね。

 

スポーツサイクルは、遅くても20km/h前後、速ければ40km/h前後のスピードで空気の壁にぶつかっていく乗り物です。

 

無風であっても、暴風を受けている状態と一緒。

 

風が肌に届いてしまうと体感温度は劇的に下がり、暖かく保温に優れたインナーを着ていたとしても寒くなることは避けられません。

 

冬場は、本当に地獄をみます。

 

風をシャットアウトすることは、保温に絶大な効果があります。

 

体感温度は、風を強く受けると信じられないぐらいに低くなります。

 

こちらのサイトで計算してみると、気温5℃で風速3m/sの風を受けると体感温度は-2.1℃まで下がります。

 

では、時速30km/hは風速の単位であるm/sに変換するといくらになるのか。

 

30000÷3600 = 8.33m/s

 

無風であっても風速8.33m/sの風を受けることになります。

 

気温5℃、湿度30%の環境での体感温度は、-6.5℃になります。

 

凍死してしまいますね・・・

 

また、インナーウェアが体温や不感蒸泄を利用して作り出した温かい空気の層を風が吹き飛ばしてしまうという問題もあります。

 

保温に風は大敵ということですね。

 

いかにウインドブレーク機能が大事かということが分かっていただけるかと思います。

 

3.汗をかいた時に背中から湿気を逃がす機能がある

 

この機能は、私が所有しているパールイズミ独自の機能かもしれません。

 

パールイズミは、エアベンチレーションという機能を備えており、背面から余計な湿気を放出できるようになっています。

 

 

自転車乗り向けのウェアの難しいところは、「外部からの風は防ぎつつ、保温し、内部からの余計な発熱、湿気は逃さないといけない」という点にあります。

 

どれだけ矛盾を抱えているんだという。

 

しかし、これが実現できないと寒いか汗冷えするか暑すぎるかのいずれかになってしまい、快適とはいえなくなってしまいます。

 

そこで、前面はウインドブレーク機能が必須となるため、湿気を逃がす口はありませんから背面に逃がす口を作りましょうというのがエアベンチレーション機能のコンセプトになります。

 

 

黒い部分がエアベンチレーションの箇所になっており、グレイの部分に比べて薄い生地になっています。

 

腰から背中にかけての発熱しやすい箇所が対象になっているようですね。

 

背面に風を受けるシチュエーションは少ないため、寒くなることもなく、湿気は逃してくれるという優れもの。

 

この機能があって初めて、速乾性の高いインナーウェアを生かすことができるようになります。

 

1つの機能がよいだけではダメで、組み合わせが大事ということです。

 

4.着ぶくれしないので、リュックなどを背負いやすい

 

 

この写真を見ていただいたらイメージしやすいかと思います。

 

ダウンジャケットなどに比べれば、もこもこ感は皆無。

 

背中側や肩周りに生地の厚みがほとんどありませんので、ロングライド時にリュックを簡単に背負えます。

 

のんびりとロングライドをしたい派の方にもすっきりとしたスタイルでライドができるのでおすすめです。

 

あと、私もそうなのですが、リュック必須の自転車通勤をされている方にもおすすめですよ。

 

5.バックポケットがあるので、小物を収納できて便利

 

サイクルジャージ共通の利点ですが、バックポケットが3つあるのでリュックを背負わずとも十分対応できるぐらいの収納力があります。

 

私がそうなのですが、リュックを背負ってライドするのが嫌いなんですよね。

 

ドイターのRace EXP Airを使っていて、肩と腰のバックルで固定力があるといっても、激しくダンシングした時には揺れて気になるんですよ。

 

人里離れた山中にロングライドに行くのであれば話は別ですが、コンビニが各所にあるようなロングライドであれば、スマホ、財布、緊急時用の補給食が携帯できれば十分。

 

3つのバックポケットは、ちょうどその3点が収納できて超便利。

 

私も初心者のころは、肩掛けバッグを背にそこらへんをうろちょろしていましたけど、バッグが背中に面している部分に集中的に汗をかいたり、すぐにスマホが取り出せなくて煩わしかったりと不便な思いをしました。

 

何か解決方法はないのかと思って調べたら、サイクルジャージはバックポケットがあるのが当たり前というのを初めて知ったというね・・・

 

バックポケットの採用で、劇的にライドの快適性が向上したのでこちらも無視できない要素の1つですね。

 

まとめ

 

ウインドブレークジャケットの利点、イメージが湧きましたでしょうか。

 

まだ採用されていない方は、冬のライドが間違いなく快適になりますので、ぜひ採用を検討してみましょう。

 

私、暖かいインナーを探す沼に嵌りこんでいる人間なのですが、ウインドブレークジャケットをアウターに着ているという前提条件があった上での着比べです。

 

インナーも重要ですが、アウターも重要ですよ!!

 

参考記事:【防寒対策】冬も快適にロードバイクを楽しもう!!おすすめ防寒ウェア・アイテム6選

 

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