ソロライド時の走行ラインや信号停止位置を動画で解説

先日、住友輪業の業務日報でアップされたこちらの記事。

あえて邪魔な場所で走る・止まるという考え方。

私も以前から同じようなことを思っていて、ソロライド時に実践していることがてんこもり書かれておりました。

積極的にリスクをコントロールしていくという考え方は本当に大事だと思います。

先々を予測し、リスクオフのために自分の意志を明確に表示する。

いつでもどこでも譲らない、わがまま放題やるっていうわけではないですよ。

リスクの因子を摘み取るために、譲れない場面だけ主張するという話です。

グループライドでの実践方法については、私の中で答えが見つかっておりません。

当記事ではソロライドに焦点を当て、実際にこういうことをやっているよというのを動画で紹介してみたいと思います。

あくまで、私の考え方はこうだよという感覚で読んでいただければと思います。

スポンサーリンク

走行ラインについて

ライドに出掛ければ、いろいろな道を走ることになります。

道幅の広い整備された国道、道幅がせまくコンディションの悪い県道、大きな交差点のある街中、道幅のせまい住宅街。

交通量や道路の作り、その場の状況によっても走行ラインは変わってきます。

道路の左端寄りを走行することが大前提ではありますが、安全を最優先に考えると、頑なにそれを守り通すのも違うのではないかと思います。

パターン別で短い動画を作成してみましたので、参考にしてみてください。

道路左端を走行するケース

幹線道路など、路肩に十分な幅があり、コンディションもいいという状況において走行するラインです。

道交法通り。

走っていて1番気持ちよく走れるパターンだと思います。

自動車に気を遣う必要性がないのはありがたい。

路肩に浮砂や釘、ゴミなどのスリップやパンク要素になるものが落下していないかのケアは必要かと思います。

また、グレーチングがあることもありますので、極稀にある表裏が逆になっているタイヤがハマる系グレーチングには注意しましょう。

ちなみに動画のような歩道が存在する道路の車道外側線(道路の外側の白線)と歩道の間にあるスペースは、路側帯ではないんですって。

路肩になるようです。

路側帯は、減速し歩行者へのケアが義務付けられているのですが、路肩は走行に関しての制限はありません。(自転車はですけど)

ですので、普通に走行しても問題なし。

車道外側線の道路中央寄りを走ってもいいし、路肩を走行してもいいみたいです。

道路中央寄りを走行するケース1

幹線道路ではなく、枝葉の道路でよくあるケース。

道幅がせまく、歩道がない、路側帯も狭いという状況です。

道路沿いの住居入り口がすぐの距離にあるので人、動物、車両等の飛び出しが怖いところ。

後方から車両がきている場合は、安全に追い抜いてもらえる場所を選んでから減速し、路側帯に退避してやり過ごしましょう。

基本の走行ラインは、道路中央寄り、車道外側線の内側を走ります。

動画は、淡路島の郡家のローソンを超えたあたりのものですが、沿線の住居からの人の出入りが本当に怖いです。

とてもじゃないですが、路側帯を安全に走行できるとは思えません。

1度、目の前でいきなり住居の門が開き、ヒヤッとしたことがありました。

住民も驚かれていたので、双方にとってマイナスな話です。

自身の安全ももちろんのこと、沿線の住民の安全のためにも道路中央寄りを走行した方がよいと思います。

道交法上の観点からも、路側帯の通行は徐行しないといけないことになっているため、ロードバイクが通常時に走行する場所ではないという扱いになっています。

参考:Q2.車道に引かれた白線の外側、とても狭いのですが、ここを走らなきゃダメ?

あと、道路中央寄りを走行する理由がもう1つ。

容易に後続車両に並走させないという理由です。

道路の左端(この動画であれば、車道外側線上あたり)を走行していると、後続車は追い越しをかけやすいかわりに、追い越し時に起こりうるリスクに対しての警戒感が薄れます。

平たく言えば、「大して気をつけなくても追い越せるわ~」という軽い気持ちで追い越しをかけてしまいます。

逆に自転車側は、狭い場所をはみ出すことなく、オンザレールのマシンコントロールを求められる状況になっているわけです。

道路左端に寄ったがために。

ほんの少しでもラインがブレたら危険な余裕のない状況。

軽い気持ちで追い越しにきた後続車が、自転車と並走状態になったタイミングで、対向側のなんらかの理由で行き場を失ったら?

ドライバーは自転車側に寄ろうとしますよね。

ドライバーは自分の目前にせまった視界右側である対向車との車間を基準に回避操作をするはずですから、自転車側との接触に関してケアできるとは思えません。

サイドアタック確定。

ですので、後続車には申し訳ないですけど、緊張した状態で追い越しをかけてもらわないと困るわけです。

意図して邪魔になるように走行するというのは、車両のドライバーに緊張してもらうため、意識してもらうために必要なことではないでしょうか。

あくまで「場所と状況を考えて適当に」ですけどね。

適当かを考える場合のポイントは、その場で動きのある者の立場になって、どう行動しようと考えているのかを想像することだと思います。

車の運転をしたことがない人には難しいんですけどね・・・

後続車の視点に、自分(自転車)を含めてどのように映っているのか?

追い越しをかけるのをためらうであろう走行位置はどのへんか?

30秒ほど後ろで待たせてしまっているが、そろそろ我慢の限界ではないか?

自転車に求めている動作はどのようなものか?

ドライバーが望む行動と異なることを行えば、怒りを増幅させてしまい、危険になるだけです。

私も車を運転している時に遭遇することがあるのですが、道を譲ろうとして走行ラインを変えずに減速する人がいます。

道幅がせまい場所やブラインドコーナーの手前などの危険な場所で。

本人は「邪魔になってしまって申し訳ない。譲ります。」という善意からくる行動なのだと思いますが、ドライバーからしたら「なんでそこで減速するねん!!逆に危ないわ!!」というやつです。

自転車側の心情だけで行動すると逆効果になることもある。

状況判断をし、最善の方法を模索することは大事だと思います。

あともう1点重要なポイントを。

それは、後続車に「あなたが待ってくれていることは認識していますよ、ごめんね」という気持ちを伝えること。

伝え方は簡単。

後続車のドライバーの方に振り向き、軽く手を上げるだけ。

まともなドライバーであれば、「しょうがないな~」と怒りの矛先を収めてくれるはずです。

道路中央寄りを走行するケース2

こちらの動画は住宅街を走行するケースです。

淡路島の阿那賀を通過する際に通る住宅街の動画です。

さすがにこの状況で道路左端を頑なに走る方はいらっしゃらないと思いますが・・・

住宅街は、不意の飛び出しがありそうな場所のオンパレードです。

速度を落とし、不意の飛び出しにも対応できるよう道路中央寄りを走行するのが安全かと思います。

道路左端を走っていると、ちょっとしたことで衝突事故を起こしてしまいます・・・

なにより、恐怖感で道路左端を走ろうとも思いませんけどね、私は。

コーナリング中

動画はありませんが、コーナリング中は道路中央寄りを走行しています。

そもそもコーナリング中に追い越す(並走する)という行為自体が信じ難い危険行為なのですが、極稀に悪質なドライバーが追い越しをかけようとするのも事実。

そんな冷静さも知性のかけらもないドライバーに追い越しをかけさせないようにするには、追い越しをかけれそうと思わせるような隙を与えないことです。

道路左寄りを走行するぐらいのレベルでは、反対車線にはみ出してでも追い越しをかけてくるドライバーがいますので、走行車線のど真ん中を走行するぐらいでよいかと思います。

それでも追い越しをかけようとするドライバーはいますので、反対車線に車両がいる場合は、右手を横に広げて危険を知らせるというようなことも行っています、私は。

信号での停止位置について

信号での停止位置も道路左端に停止するのか車道外側線の内側に停止するかはケースバイケース。

リスクがなければ道路左端、リスクがありそうなら車道外側線の内側という基本は同じです。

道路左端に停止するケース

道路左端を走行するケースと同様、道路幅が広く車両と並んでも安全を確保できる場合は、道路左端で停止します。

発進の際に多少のふらつきをカバーできるだけの道幅の余裕があるかがポイントかと思います。

この動画ぐらい路肩に余裕があれば、車道外側線の外側に停止した方がよろしいかと。

車両に気を遣わせなくていいのはメリットです。

ただ、車両が多く停止している場合、車列の最後尾の車道外側線外側にしゃ停止するのはおすすめしません。

善悪は別にして、路肩から追い越しをかける原付やバイク、自転車が結構います。

そして、舌打ちしているであろう姿が容易に想像できるわけです。

実際にしてるはず(笑)

こういうところで無駄にヘイトを溜めさせてしまうと、発進後に危険な抜き方をされることがあります。

そのような輩に絡まれないためにも車道外側線内側に停止した方がよいかと思います。

車道外側線の内側に停止するケース

先々の路肩が狭くなっているのが視界に入っている、もしくは知っている、路側帯が狭いような道では、停止している車列の中に入り込むように車道外側線の内側に停止するのがおすすめです。

道路左端に停止してしまうと車両は容赦なく横並びで停止してきます。

発進時に並走状態だと危険と思われるような状況では、並ばせないようにすることが大事。

それでも無理やり横に並びにくるアンビリーバブルなドライバーもいるのですが、超危険因子を探知できるという意味でも有効です。

そういうドライバーは先に行かせてしまいましょう。

左折専用レーンで通行帯中央に停止するケース

直進する予定だけど、左折専用レーンに停止しないといけない自転車特有のケース。

左折専用レーンがあるということは、片側複数車線の状況のはずです。

ですので、自転車は左折専用レーンのどの場所を走行してもOK。

ということで、私は、左折専用レーンのど真ん中で停止するようにしています。

左折車に横並びになられるのは1番危険じゃないかと思うのです。

横並びになると優先権がどちらにあるのかが不明確になります。

そして、ドライバーは「自転車は左折レーンからそのまま直進する」という認識がなく、「自転車は当然左折する」と思っているかもしれません。

自転車は直進するわけですから、「自分の方が優先順位が高い」と思っていることでしょう。

この両名が横並びで交差点に入ったら?

巻き込み事故が発生しますよね。

防止策は、「横並びにならない」が1番効果が高いと思います。

左折の場合、ロケットスタートを切る意味があまりない(歩行者が横断するのを待つことが多い)ので、ゆっくりスタートする自転車が前にいてもあまり気にならないでしょうし。

それすら気になる輩は、より一層横並びにしてはならぬ超危険因子なので抑え込むのが正解でしょう。

ということで、左折レーンの停止位置は通行帯中央あたりがよろしいかと思います。

ちなみに通行帯右寄りはおすすめしません。

車両が左側にもぐりこんできて横並びになられると、車両にサンドイッチ状態にされてしまうのでさらに危険です。

まとめ

道路状況、交通状況によって、走行ラインや停止位置を微妙に変化させることは、事故軽減に有効かと思います。

危険な状況を作り出さないため、また危険なドライバーをあぶり出すために意図的に行動することを心掛けてみてはいかがでしょうか。