初心者向けシリーズの第4弾!!
前回の第3弾では、初の長距離走行前に揃えたいアイテムについて解説しました。
ちょい旅ライドはいかがでしたか?
初の旅ライドから帰ってきた時は、身体の痛みと猛烈な疲労感に襲われながらも、次の日には来週末のライド計画を練り始めちゃうものですよねwww
長距離を走りたくてしょうがない時期到来といったところでしょうか。
走行距離が増えてくると、いよいよ必要になってくるのが愛車のセルフメンテナンスです。
1番頻度が多くなるのがチェーン清掃と注油です。
ということで、今回登場するアイテムは以下の4点です。
1.ディスプレイスタンド
2.ウエス
3.ディグリーザー(パーツクリーナー)
4.チェーンルブ(チェーンオイル)
まずは、チェーン清掃と注油がなぜ必要かというお話です。
チェーンの油汚れがひどくなってくると、滑りが悪くなり走行性能が落ちます。
また、長い間、メンテナンスをせずに放っておくとチェーンが錆びてきます。
子供用の自転車のチェーンが錆び錆びになっているのを見たことがある方も多いと思いますが、あれは注油を一切行っていないからです。
チェーンが錆びてしまったら、チェーン交換を行うしか手がなくなります。
チェーンも意外に高いんですよね・・・
105グレードのチェーンがAmazonで安くなっていても2,500円程度はするみたいです。
無駄な出費を抑えるため、なにより気持ちよく週末のライドを楽しむためにもチェーン清掃と注油作業は行うようにしたいですね。
今回は、チェーン清掃と注油作業を行うのに必要となるアイテムを解説していこうと思います。
初のセルフメンテナンスはチェーン清掃と注油
ショップで完成車を購入された方でしたら、ロードバイク購入から2週間から3週間が経った頃に、変速がもたつくような症状が出てショップにメンテナンスのため訪れたことがあるのではないでしょうか?
納車時にショップの店員さんからも、変速が甘くなるはずだから症状が出たら1度店に来てくださいと説明を受けると思います。
これは、シフトワイヤーの初期伸びが原因で、変速がスパッときまらなくなるためなのですが、シフトワイヤーの調整とともに、簡単なチェーン清掃と注油ぐらいしてくれると思います。
よって、初のセルフメンテナンスのタイミングは、ロードバイク購入から1ヵ月後ぐらいに訪れると思います。
チェーンの清掃と注油は、整備アイテムさえ揃っていれば難易度は高くありません。
自分で整備をするのは不安、機械をいじるのは苦手という方でも簡単にできますので、まずは必要なアイテムを揃えて、トライしてみましょう!!
というのも、チェーンの清掃と注油は頻度が非常に高いです。
走行距離でいうと、200kmから300kmに1度は行いたいメンテナンスです。
長距離ライドを始めたあなたなら、1ヵ月に1度は行わないといけないレベルですので、その度にショップに持っていくのは面倒ですし、コストもかかります。
チェーン清掃と注油は、慣れれば15分もかからない作業です。
早い段階でトライして、慣れてしまいましょう!!
チェーン清掃と注油に必要なアイテム
改めまして、チェーン清掃と注油に必要なアイテムは以下の4点です。
1.ディスプレイスタンド
2.ウエス
3.ディグリーザー(パーツクリーナー)
4.チェーンルブ(チェーンオイル)
チェーン清掃、注油作業はディスプレイスタンドがあると作業がしやすい
まずは、メンテナンスを行いやすくするために、ディスプレイスタンドを準備しましょう。
ロードバイクを自立させ、後輪を回すことができる状態にする方が、圧倒的にメンテナンスがしやすいです。
タイヤが接地している状態だと、クランクを回すことができないため、チェーンの位置を変えるのにも一苦労。
今後、いろいろと経験するであろうメンテナンス時にも大活躍しますので、このタイミングで用意してしまいましょう。
ちなみにこんな感じで使用します。
クイックリリースをはめ込むイメージです。
私が使っているディスプレイスタンドはこちら。
意外に安くて助かる・・・
なお、本格的なメンテナンススタンドになると万を超えるみたいですよw
ディグリーザーを吹き付けたチェーンを拭くのに、使い捨てのウエスが便利
チェーンの清掃時に、チェーンを拭くのに使いますし、チェーンルブを吹き付ける際にも使います。
一般的な紙と異なり、強度の高い使い捨ての紙というイメージです。
キッチンタオルの強化版とでもいいましょうか。
けば立つこともありませんし、非常に使い勝手がよく、お値段もお手頃でおすすめです。
私が使っているウエスは、1ロールで55枚にカットできるタイプなので、厚めにしたければ2カット分使えばいいですし、いろいろな状況に合わせて使えるのがいいですね。
2ロールの方が安くなっていたので、リンクを張っておきます。
着ることのなくなったお古のTシャツやパンツなどでも代用できるんですけどね。
生地によっては、チェーンに繊維が残ってしまうものもありますし、そんなにポンポンと着古しのものが出るとも限らないですので、スパッと使い捨てウエスを購入した方がいいように私は思います。
ちなみにうちにはストックがこんなに・・・
使いきるのに何年かかるんや、これ・・・
注油前に、ディグリーザー(パーツクリーナー)でチェーン清掃をしましょう
チェーンへの注油を行う前に、まずは汚れて真っ黒になってしまったチェーンの清掃を行いましょう。
油汚れを残したまま注油しても油がチェーンに浸透しません。
また、油汚れが錆びの原因にもなりますので、しっかりと清掃していきましょう。
頑固な油汚れですので、水で洗い流そうとしても到底太刀打ちできません。
専用のディグリーザー(パーツクリーナー)をチェーンに吹き付けながら、ウエスで拭いてあげましょう。
チェーンって、こんな色やったん!?というぐらいに銀ピカになってくれると思いますw
チェーンの油汚れを落とすには、専用のクリーナーであるディグリーザーを使いましょうというのが一般的です。
私も最初はFinishLineのディグリーザーを使っていました。
確かに油汚れがよく落ちるんですけど、ちょっと割高・・・
ある日、イベントで出店していたショップの方に「ディグリーザーなんか使わなくても、ワコーズのパーツクリーナーで十分だよ」とアドバイスを受け、現在使っているのがこちら。
ディグリーザーよりも大容量なのに安い!!
しかもしっかりと汚れを落としてくれます。
どうやら新型の製品が発売になったみたいですね。
これ1本で、1年近くもつのではないかと思います。
初めての注油には、スプレー式のチェーンルブ (チェーンオイル) がおすすめ
最後にチェーンルブの塗布です。
チェーンルブには、みなさんがイメージするようなオイル感のある液体タイプとスプレー式のタイプがあります。
チェーンに注油するのに楽なのは、圧勝でスプレー式です。
チェーンへの注油は、チェーンの1コマ1コマに、しっかりと注油しないといけないのですが、スプレー式だとシューっと簡単にさしていけます。
ちなみにコマ数は、116個ほどあります・・・
使い捨てのウエスを使用し、チェーン以外の場所に飛び散らないように、後ろ側に壁を作ってあげるような形で噴射すればOK。
噴射後は、軽くチェーンを拭いてあげてください。
チェーンルブが残りすぎると、チェーンが汚れやすくなりますし、最悪、ホイールなどに飛び散ってしまい、ブレーキが滑るなど危険な状況になる可能性もあります。
ちなみに写真にも登場していますが、私が使っているチェーンルブはこちら。
ワコーズのチェーンルブです。
1番人気のあるチェーンルブですね。
Amazonでもベストセラー1位と表示されているぐらいですので。
最初は定番アイテムから入っていくのがいいと思います。
まとめ
初めてのセルフメンテナンスはいかがでしたでしょうか。
本当は、スプロケットの清掃もできれば最高なんですが、初めての慣れないメンテナンス作業ですからチェーンだけでも十分!!
愛機がキレイになっていくのは、うれしいですよね。
徐々になれていき、スプロケットの清掃やチェーンを外してのチェーン洗浄、他のパーツのメンテナンスなど覚えていければいいと思います。
最初は、簡単な作業をサクッと行って、その効果を実感してみてください。
メンテナンス後、走り出した時に走りの軽さを感じれると思いますよ。
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