ロードバイクは、高速走行が可能な危険な乗り物です。
落車のリスクを考えた時、ヘルメットの着用は必須と言っても過言ではないでしょう。
(法律では義務付けられていませんが・・・)
自身の安全のために、サイクリスト向けの専用ヘルメットを購入しましょう。
ロードバイクは簡単に30km/h程度のスピードが出せてしまう危険な乗り物です。
原付バイクと大差ありません。
もし、時速20km/hで走行中に転倒し、頭を地面に打ちつけてしまったら?
想像するだけでもぞっとしますが、ヘルメットなしで無事でいられるはずはありません。
少しでもリスクを減らすために、ヘルメットは着用しましょう。
ロードバイク、クロスバイクなどのスポーツサイクルに乗ったことのない方にとっては、ヘルメットを着用して自転車に乗ることに抵抗があるかもしれません。
かっこ悪く感じるかもしれませんし、そんなおおげさなと思うかもしれません。
しかし、ロードバイク乗りから受ける印象としては、ヘルメットを着用しない方がかっこ悪いです。
ですので、スタイリッシュでキノコルックにならないようなヘルメットがおすすめです。
また、安物の重いヘルメットは首への負担が大きく、肩こりを招きます。
通気性も悪いものが多く、暑い日には頭痛の原因になることも・・・
ヘルメットは、少々高くても評価の高いものを購入することをおすすめします。
当記事では、日本人からの評価が高く、おすすめしたいヘルメットを6つご紹介したいと思います。
おすすめのロードバイク用ヘルメット5選
ヘルメットを評価する際、ポイントとなるのは以下の5点と考えます。
1.安全性能
2.重量
3.フィット感
4.見た目、ヴィジュアル
5.価格
安全性能について
安全性能については、代表的な安全基準に適合しているかが指標になります。
au損保の「ヘルメット着用中死亡特別保険⾦補償特約」の約款では、 以下4つのうちいずれかの安全基準をパスしたヘルメット着用時のみ適用されるという制約がついています。
・SG(一般財団法人製品安全協会)
・CPSC(アメリカ合衆国消費者製品安全委員会)
・CE EN1078(欧州標準化委員会)
・ASTM(⽶国試験材料協会)
上記以外の場合も、ご相談くださいとなっていますので、SG規格と同等レベルとされるJCF公認/承認ヘルメットでも問題ないのではないかと思われます。
(※au損保の補償特約を前提に検討される方は、事前にau損保に問い合わせてください)
ちなみに、JCFが主催するレースに参戦することを考えていらっしゃる方は、JCF公認ヘルメット着用が義務付けられていますので、購入前にしっかりと確認しましょう。
JCF公認ヘルメットの定義は、認紙(シール)がヘルメットに貼られているかのようです。
海外通販で購入したヘルメットには、JCF公認シールが貼られていないようですので、注意してください。
JCF公認ヘルメットの一覧は、こちらを参照してみてください。
また、JCF公認とJCF承認の2種類があるようですので、こちらも間違いのないよう注意しましょう。
私の愛用ヘルメット KASK MOJITO / MOJITO X
まずは、私が2世代連続で購入、使用しているKASKのMOJITOです。
2020年5月12日時点では、MOJITO Xにアップデートされています。
安全基準は、以下の2つに適合しています。
・CE EN 1078
・JCF公認
ヘルメットの中では軽い部類に入る、220g(Mサイズ)という軽量設計。
私がロードバイクを始めた当初、最初に購入したのはKabutoの1番安いヘルメットだったのですが、300g近くある重量級ヘルメットだったため、首への負担がきつかった記憶があります。
MOJITOに変更し、首の痛みは解消、ロングライドも問題なくこなせるようになりました。
ロードバイクは、前傾姿勢で乗りますので、頭部を支えるために使える筋肉が首だけになってしまうため、直立時よりも首への負担は大きくなります。
ヘルメットの重量が100gも軽量化されれば、首にかかる負担は段違いです。
そして、MOJITOをおすすめする1番の理由が、フィット感、かぶり心地のよさです。
ロードバイク用ヘルメットは、しっかりと頭周りをフィットさせるため、アジャスターが付いています。
ほとんどのヘルメットは、アジャスト用のダイヤルが頭の後部にあり、頭のサイド(耳の上あたり)を締め付けられるのですが、MOJITOは頭の後部を締める仕組みになっています。
KASKは、この仕組みをUp & Down Systemと呼んでいます。
これが、締め付けを強く感じるわけではなく、しかし、ホールド感があるという素晴らしい仕上がりを実現しています。
他社のヘルメットもいくつか試したのですが、こめかみを圧迫されたり、ホールド感が若干甘く感じたりと私が納得いくものではありませんでした。
MOJITOの着用感は、本当に好きです。
あと、空気の通りがいいので、蒸れをあまり感じないのもいい点です。
最後に、日本人にとって重要な項目である、キノコになりにくいという特徴も合わせもっています。
真に、日本人向けではないかと私は思います。
価格は若干高めの定価19,500円です。
実業団レースへの参戦を視野に入れないのであれば、海外通販で10,000円台前半で購入することができます。
私は、Wiggleで購入しました。
KASKの最軽量モデル Valegro
KASKの最軽量ヘルメットが、Valegroです。
重量は、MOJITOと比べて40gも軽い180g。
ロードバイク用ヘルメットの中では、最軽量の部類に入ります。
安全基準は、以下の2つに適合しています。
・CE EN 1078
・JCF公認
私がMOJITOで魅力を感じているフィット感を実現しているUp & Down System、残念ながらValegroにはついていません。
軽量を追求するがゆえでしょうか。
ただ、某有名YouTuberの方も快適と評しているヘルメットですので、着用感はよいと思われます。
肩こりに悩まれている方によいのではないでしょうか。
価格は、定価で25,000円。
wiggleで購入するのであれば、15,000円程度で購入可能です。
170gという異次元超軽量ヘルメット Kabuto FLAIR
ロードバイク用ヘルメットの中でも、もっとも軽いであろうヘルメットが、KabutoのFLAIRです。
S/Mサイズで、重量170gというおそるべき軽さです。
Kabutoも軽量化に特化したヘルメットと謳っているほど。
これは、ライド時の負担軽減の効果は大きいと思います。
安全基準は、JCF公認のみ適合。
フィット感に関しては、私の頭の形状によるのかもしれませんが、Kabutoのヘルメット全般に共通して、浅く感じます。
後ろの固定位置が少し高めな気がするんですよね・・・
しかし、私の周囲でKabutoユーザーは多く、着用感に関して不満を訴える方はいないので、問題ないレベルなのかもしれません。
価格は、定価21,500円です。
楽天市場で、18,000円前後が現実的な価格かと思います。
Kabutoは日本のメーカーですので、海外通販では購入できないと思います。
眼鏡ユーザーには最適 Kabuto AERO R1-CV
Kabuto AERO R1-CVは、シールドを装着できる珍しいタイプのロードバイク用ヘルメットです。
シールドが装着できる=アイウェアが不要です。
シールド装着のメリットは、普段、眼鏡を着用されている方は、コンタクトレンズを使わず、そのまま眼鏡をかけたまま、ライドを楽しむことができるという点です。
運動する時のみコンタクトレンズを使用する私のような人間からすると、長時間のロングライドでコンタクトレンズを着用し続けることでの目への負担は大きく感じます。
ストレートに表現すると、コンタクトレンズって疲れるんですよね。
眼鏡の方が楽です。
眼鏡着用のまま、ロングライドを楽しめるのは大きなメリットになると思います。
私のように使い捨てコンタクトレンズを使用している場合は、コンタクトレンズ代も浮きます。
さらに、アイウェアの購入代金も含まれていると考えると、かなりコスパはよいと思います。
安全基準は、JCF公認のみ適合。
重量は、シールド未装着のSサイズ重量ですが、195gと軽量です。
シールドの重量は、42g。
アイウェアの重量が35g程度(オークリーのジョーブレイカーが約33g)と考えると、シールド重量と大差はないですので、影響も少ないと思います。
フィット感については、上述のFLAIRと同様かと思われます。
AERO R1、私の周囲で使用している方が本当に多いです。
みなさんが着用されているところを目にしていますが、キノコ感も感じません。
雨天でのライドが快適という声も聞きます。
高い評価をよく耳にしますので、Kabutoのヘルメットが合う方は、第1候補に検討してもよいのではないかと思います。
価格は、定価21,500円です。
楽天市場で、17,000円前後が現実的な価格かと思います。
良コスパのアジアンフィット仕様ヘルメット KARMAR ASMA2
KARMARは、あまり聞いたことのないメーカーという印象があるかもしれませんが、韓国発の新興メーカーです。
製品ラインナップのプロデュースにSHIMANOが関わっているということもあり、イメージはいいですね。
安全基準は、JCF公認のみ適合。
S/Mサイズで、227.5gと十分軽量です。
フィット感は、アジアンフィットを謳うほどで、日本人向けに設計されたこともあり、かなり評価が高いです。
見た目がキノコにならないのもGood。
個人的には、最初に紹介したKASKのMOJITOとデザインが似ている気がします。
価格は、定価11,000円とかなり格安です。
楽天市場で、9,000円前後が現実的な価格かと思います。
当記事で取り上げたヘルメットの中では、群を抜いて安いですね。
ロードバイク初心者の方で「あまりお金は使えない・・・」という方にとって、救世主のような存在かもしれません。
最後に
他にもGiro、Lazer、MET、BELL、CATLIKE、POC、SUOMYなど、いろいろなメーカーからヘルメットが発売されています。
実際に、ショップでいろいろなメーカーのヘルメットを試着してみましょう。
ちなみに、スポーツデポなどの大型スポーツ店に訪れても、上述のようなメーカーのヘルメットは取り扱いしていないことが多いため、ロードバイク専用ショップを訪れましょう。
大阪でいうと、ウエムラサイクルパーツやシルベストサイクル、ベックオンなどが代表的ですね。
全国展開しているショップでいうと、Y’s Roadでしょうか。
サイズ、フィット感をしっかりと確認して購入したいところです。
頭にフィットしていないヘルメットを着用すると、疲れの原因になりますし、視界を遮ることになるかもしれず危険です。
ヘルメット選びは、しっかりと吟味し、慎重に行うのがよいかと思います。
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