【コース攻略編】U-Spiritウエパー杯2017けいはんなサイクルレース C5H 参戦記

けいはんなクリテと呼ばれることが多い気もしますが、正式名称は「U-Spiritウエパー杯2017けいはんなサイクルレース」なんですって。

長いので、けいはんなクリテということにします。

2017年9月3日(日)、けいはんなクリテのC5Hに参戦してきました。

事前の情報から、「相当にレベルが高いクリテリウム」という印象。

また、公道を一部クローズして走れるという珍しい経験ができるおもしろいレースという印象もありました。

あと、「落車が多い、怖いレース」という悪い印象もあったり。

楽しみ半分、恐怖感半分といったところだったわけです。

恐怖感があってはまともにレースをすることもできないので、Youtubeで過去レースの動画を見つつ、研究しました。

また、当日、team TKGの塩さんにアテンドしていただいた際に受けたアドバイスと、実際に私が走って感じたコースの特徴などを書いてみたいと思います。

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けいはんなプラザを中心とした高低差26mの周回コース

運営さんの呼称は、「京都府精華町 けいはんな学研都市内周回コース」のようです。

1周の距離が2.26km、高低差26mの周回コース。

主催団体である京都府自転車競技連盟が、2012年にアップしているコースレイアウト図を拝借しました。

画像下部を見ていただくと分かる通り、ほぼ平坦がありません。

登るか下るかといったコースレイアウト。

基本的に道路状況はよく、走りやすいコースだと思います。

公道特有の注意点としては、白線や停止線、止まれの標示などが多く、アスファルトより若干滑りやすくなっている箇所を走ることが多くなるということでしょうか。

高速域かつ集団内でのマシン操作は、一段とシビアになるので少し気になりました。

それでは、コースレイアウト図の各パートごとに気になった点を紹介します。

スタート地点から第1コーナー

コースレイアウト図の「START」から「A」の地点あたりまでの解説です。

スタート地点は、けいはんなプラザの入り口、表彰式を行う地点からまっすぐ道路に進んだあたりです。

スタート地点から第1コーナーまでは、道幅が広くなり(右折レーンが昔あったなごりのような安全地帯箇所がアウト側にある)、コースをワイドに使えるように見えるのですが、第1コーナーとなる交差点を左折し、進入する道が片側1車線、計2車線の細い道になります。

路側帯+1車線分ぐらいは狭くなるイメージなので、かなり窮屈になります。

また、メインストレートが長い下りとなっており、50km/hぐらいから40km/hぐらいへのブレーキングを伴うため、前方の動向に注意が必要です。

ゆえに、もっとも落車の多いポイントです。

1列棒状での通過であれば、問題になることはないと思いますが、ほとんどの場合、集団内にいる状況での通過となりますので、かなり気を遣うことになります。

ブレーキングからラインキープ、自分の居場所を掛け声で知らせるということが重要になる場所だと思います。

取るべきラインは、アウト側を確保した方がインターバルがかかりにくく、自由度も高いのでレースがしやすいと思います。

インからダンプされると怖いんですけどね・・・

movie by Akioさん

集団前方で展開していれば、楽にクリアできます。

第2コーナーからバックストレート坂前まで

コースレイアウト図の「B」から「F」あたりまでの解説です。

第2コーナーもお世辞にも広いコーナーとは言えません。

3列並んだら、緊張感が走るぐらいには狭いです。

第1コーナーから第2コーナー間は、ほぼ平坦ですので45km/hぐらいでの巡航になります。

第2コーナーの進入速度は、40km/h以下まで落ちますので、ブレーキングとラインの確保に注意を払うポイントです。

取るべきラインは、アウト側がいいと思います。

イン側はインターバルがかかりますし、何よりこの先に待ち構えている「F」のポイントから始まる坂に突入する際、イン側にいたくないというのが大きな理由です。

第2コーナーをイン側で通過した場合、坂までにアウト側に動ける可能性は、ほぼないと思います。

坂区間でもっとも怖い「脱落者回避地獄」のリスクを少なくするためにも、アウト側で処理することをおすすめします。

ちなみに、もっともインターバルがかかるコーナーが、この第2コーナーです。

坂から第4コーナーまで

コースレイアウト図の「F」から「H」の区間の解説です。

もう、見るからに坂です。

「E」の地点から見ると「こんなところ登るの!?」と思うほど、はっきりと傾斜が確認できるぐらいに一気に勾配が上がります。

ですが、実際のところ、ヒルクライマーじゃないと厳しいというような坂ではありません。

パンチ力があれば、勢いでこなせるレベルです。

1番勾配のきつい登り区間は「F」と「G」の間にある折れているポイントから「G」にかけての150mほどです。

勾配は10%弱。

登り始めから頂点までの距離は300mほどで、平均勾配にすると4%強といったところです。

ヒルクライムの苦手な私でも、勢いを利用してAve28km/hほどでクリアできていますので、1分5倍界王拳(総重量60kgなら300W)ぐらい出せる方なら問題なくクリアできると思います。

この坂区間の最大のポイントは、位置取りです。

集団内の左右どちらにも動けないほどの密集状態の中にいるのは危険なので避けましょう。

というのも、力尽きた方が、おそろしいスピード差で前から降ってくることがあります。

また、力尽きる一歩手前の方が、ダンシングでふらふらと走り出すこともあります。

密集した集団内、逃げ場がない状態で上記のような方々を処理するのは困難。

一緒にポジションを下げるしかないとか、最悪の場合、落車に巻き込まれるかもしれません。

ですので、なるべく集団の前方で展開することかつ前が開けた状態を確保するように、早め早めに動くことを意識した方がよいです。

おそらく、これが該当するポジションは、前から10番手ぐらいのアウト側しかないと思います。

私は、このポジションをとるために「D」から「F」の区間についても、ドラフティングの恩恵を受けることを少しあきらめて、前車から1車身分アウト側を走るようにしました。

1車身分なら、多少のドラフティング効果はありますしね。

横風が強い時、特に右からの横風が強い時の対処は難しいところですが・・・

ちなみにこの坂をこなしている間に、第3コーナーはするっとクリアしてしまいますので気にしないでよいと思います。

第4コーナーの進入までは、下り基調に変わります。

坂をアウト側でクリアしている場合、そのまま第4コーナーもアウト側での通過となると思いますが、みなさん、坂でだいぶお疲れ状態になっていますので、ポジション争いが苛烈になることは少ない印象。

第4コーナー通過後が、きつい下り坂になりますので、簡単に挽回できるという気持ちがあるからというのも理由なんでしょうかね。

第4コーナーのアウト側は、道路封鎖用の簡易フェンスとマットが配置されており、安全地帯の標示の白線がありますので、攻め過ぎないように注意した方がいいと思います。

第4コーナーからゴール地点まで

コースレイアウト図の「H」から「GOAL」の区間の解説です。

さて、第4コーナーを無事にクリアすると長い長い道幅たっぷりのストレート、しかも下り坂というハイスピード区間に突入です。

6%ほどの勾配で下りはじめ、「I」の地点(1つ目の信号)からGOAL地点まで1%強下り続けます。

距離は800mほど。

故に、最高速で60km/hほど出ますし、平均も50km/hを超えます。

注意点としては、道路の両端ぎりぎりは走らないこと。

コースレイアウト図の注意書きにもありますが、「I」の地点で、道路の中央分離帯がせり出すような格好になっていたり、GOAL前にはコーンが設置されていたりします。

ここで逃げ場がなくなると、落車確定です。

集団前方へのジャンプアップを考えた方が、端側から一気に上がろうとするのを目にしましたが、コースをしっかりと覚えているという前提条件付きで行いましょう。

2017年のC3で、ゴール前のコーンをぶちまけた方がいたようですが、論外ですね。

この区間は、高速域での走行がメインになりますので、エアロを意識した方がよいです。

パワーよりも空力。

ゴール前スプリントも、下手に腰を上げない方がよいかもしれません。

シッティングで姿勢を低く保ち、回転数で稼ぐ方が速いのではないかと思います。

ちなみに、私のゴール前スプリントのラスト100m地点で、57.5km/h、ケイデンス115rpmといったところでした。

ゴール前スプリントの仕掛け所の目安は、パナソニックの建物の入場門付近。

風の向きにも左右されると思いますが、下り基調のスプリントなので、通常よりも早めに仕掛けてもよいように思います。

案外、持ちます(よだれ垂れたけど・・・)

movie by 塩さん

熱烈な応援が音声に入っておりますが(笑)

この動画の撮影ポイントが「K」の地点です。

この地点でトップ付近を走っていないと厳しいと思います。

まとめ

ということで、そんなこんなを含めて、2017年C3優勝者であるteam TKGの塩さんの動画をご覧ください。

※20170917 データ付き動画をアップされたので、そちらにリンクしなおしました。

レースの展開の仕方もですが、声掛けなど参考になる点も多いかと思います。

私ならそこに突っ込んでいく勇気はないな~というような場面もありますが・・・

あと、このコースに挑む際のホイール選択について。

今回、優勝できた要因の1つは、ボラワン50を履いて出走したということが大きいです。

傾斜のきつい坂があるからということで、リムハイトの低いホイールを選択するという考え方もあるかと思います。

しかし、平均が37km/hを超え、メインストレートでは平均55km/hを超えるスピードコースですので、空力の面で優位なハイリムのホイールを選択する方がよいように感じました。

シャマルウルトラで参戦していたら、負けていたと思います。

というぐらい、40km/hを超えてからのハイリムのアドバンテージは大きい。

ボラだからかもしれませんが、登りのマイナスもあまり感じませんでしたしね。

2018年にけいはんなクリテに挑戦される方の参考になれば幸いです。


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コメント

  1. より:

    お疲れ様でした&優勝おめでとうございます(*´∀`)

    ふむふむ、私は文章にするのが苦手なので、とても参考になります。

    ラストスプリントは素晴らしくスピードが乗っていた上、先頭だったので応援にも力が入ってしまいました、恥ずかしい(笑)

    動画紹介してもらってますが、公開処刑ですね(笑)
    まだまだ未熟です(;´Д`)

    またデータを貼り付けた編集版も作りますのでよろしくお願いします。

    今後もお互い、怪我のないよう楽しく速く頑張りましょうね(*´∀`)

    • AKIRA より:

      塩さん、お疲れさまでした&C3優勝おめでとうございます!!

      私も文章は苦手です(笑)
      でも参考になると言っていただけるのはとてもうれしいです♪

      ゴール前で集団から抜け出した時に、塩さんの「踏め~!!!」が聞こえてきたので、最後まで踏み切れたと思います。
      応援って、力になりますね、感謝感謝(*’ω’*)

      動画、参考になります。
      特に優勝者の動画は貴重ですよ。
      初めてレースを走る方にとっては、リアルなコースレイアウトを知る唯一の方法でしょうし、勝てない人にとっても、勝つための位置取りとか参考になります。
      データが貼り付けられた動画は、スピード感も分かり、さらに有益なので、アップされましたらそちらのリンクに変更しますね。

      また、ハイパー夜練にもスペシャルゲストとして来てください♪
      安全に楽しく苦しく速くなりたい人が集まってますので、いい練習会になると思います。