本当は欲張りアワイチの記事をアップしようと思っていたのですが、トレイン走行について気になったことがあったので、先にアップしようと思います。
後方確認の時、よれる人が多い?
欲張りアワイチでトレインを組んでいた時に感じたことなのですが、後方確認の時に走行ラインがぶれる方が意外に多いなと。
ちょうどコギコギさんのブログでトレイン走行についての記事がアップされていましたけど、後方確認を何度も行わないという内容について、意見追加をしたいと言いますか。
まずは、こちらのコギコギさんの記事も読んでみてください。
おっしゃられていることは、ほぼ同意。
そもそも、私の知識がコギコギさんのブログ内容と住友輪業さんのブログ内容で構成されていますからね。
追加したいのは、「後ろを気にして、後方確認をたびたびおこなうと自転車の挙動が視線につられて安定しなくなる」という点について。
私も後方確認は必要以上に行わない方がよいと考えています。
ただ、その理由は挙動が乱れるからではなくて、前方不注意を極力回避するため。
後方確認時に挙動が乱れることが理由であってはいけないのではないかと思うのです。
ですので、後方確認時に挙動が乱れないように練習することも大事。
後方確認時のポイントは?
私が考える安定した後方確認をするためのポイントは以下の通り。
1.後方確認が必要となる状況をなるべく早く見つけだし、余裕をもって後方確認を行う。
2.前走者との車間を空けてから後方確認する。
3.前方を確認し、スピードの増減や進路変更が起きないであろう状況であることを確認する。
4.首のみを後方に向ける。身体全体で振り返らない。
5.後方確認は2秒1秒ほどで終わらせる。後方確認が不十分なら、1度前方を向き、再度後方確認する。
1~3は状況判断、4、5が身体の使い方の話です。
1.後方確認が必要となる状況をなるべく早く見つけだし、余裕をもって後方確認を行う
後方確認が必要ということは、前方に障害物があり回避を余儀なくされているということですよね。
障害物が路駐なのか逆走自転車なのか歩行者なのかはわかりませんが、いずれにしても前方に注意して走行していれば、かなりの距離的余裕をもって危険を察知できるはずです。
そして、トレインの長さにもよりますが、「早いかな?」と思うぐらいのタイミングで後方確認を行いましょう。
前方がクリアかつ回避行動が間に合うためには、時速30km/h前後で走る私たちにはかなりの距離が必要です。
2.前走者との車間を空けてから後方確認する
当たり前ですけど、前走者との距離を詰めたまま、後方を振り返るのは自殺行為です。
少し車間を空けましょう。
3.前方を確認し、スピードの増減や進路変更が起きないであろう状況であることを確認する
後方を確認するということは、前方を数秒の間、確認しないということです。
数秒とは言え、何も変化が起こらないことを想定して振り返るしかないんですね。
となれば、その変化が起こらないであろう状況においてのみ後方確認を行うべきということ。
これは、トレインの追走者側が意識すべきことだと思います。
4.首のみを後方に向ける。身体全体で振り返らない
身体全体で振り返るとバランスを崩しやすく、また、挙動が乱れやすくなります。
自転車は、左右対称にバランスをとることで直進しているわけですから、身体がまっすぐではなくなるというのは致命的。
ですので、後方確認は首のみで行いましょう。
脇を開いてその間から確認するという高等テクニックもありますが、視界がせまいのでレース向きかもしれません。
5.後方確認は2秒1秒ほどで終わらせる。後方確認が不十分なら、1度前方を向き、再度後方確認する。
後方確認は、1度に長時間行わないようにしましょう。
人間は、視線を向けた方に移動してしまう習性があるのでこれに抗うのは困難です。
であれば、1度に視線を変える時間を少なくし、進路が変わってしまう前に、前方に視線を戻すのがよろしいかと。
後方確認がその短時間で行いきれなかったのであれば、1度前を向き、体勢を整えてから再度後方確認をすればいいだけです。
※最初は、2秒ほどと記載していましたが、2秒でも長いですね。
じてつーで再度確認したら、1秒足らずぐらいでした。
おまけ
欲張りアワイチの時に、私が最後方で後方確認を必要としたときの走行動画を貼っておきます。
トレイン走行時、先頭を走る方は後続が問題なく付いてきているかを確認したくなりますが、やたらと後方確認するのはやめましょう。
また、後続はついていくのが厳しいのであれば、大声で「ペースダウンして!!」と叫びましょう。
信号で分断されたときなども同様です。
先頭が後ろを振り向くのはリスクになりますが、後続が叫ぶのはノーリスクですので。
コメント