早朝練、夜練が主体なロードバイク乗りはもちろんのこと、日が落ちるのが早くなる冬季にロングライドをした帰り、暗い夜道を走ることってありますよね。
いざという時のために、明るいフロントライトは必須装備です。
さまざまな種類のライトが販売されていますが、有名処といえばCATEYE(キャットアイ)
当記事では、CATEYEの定番ライトである、VOLT800の明るさや使用感のインプレをお伝えしたいと思います。
VOLT800は、こちらです。
ロードバイク用ライトを選ぶ際のポイントは4つ
ロードバイクは、30km/h以上のスピードが出るという特性上、かなりの明るさと照射角の広さが備わっているライトを使用しないと視界の確保、安全の担保が難しいです。
2,000円~3,000円台で購入可能なライトでは、光量不足であることがほとんどです。
ナイトライドが多い方は、少々値が張ったとしても、高性能なライトを購入する方がよいかと思います。
ライトの性能を評価する際、重要になってくる要素は、以下の4点です。
・明るさ
・照射角の広さ
・バッテリーの持ち
・コンパクトさ
まずは、明るさと照射角について。
CATEYE VOLT800の最大ルーメンは、800ルーメンと必要十分
ロードバイク用ライトには、400ルーメン以上の明るさは欲しいところです。
街灯の多い街中であれば、200ルーメンでも支障を感じないかもしれません。
しかし、少し街中を離れ、街灯が存在しない場所になると、400ルーメンでも心許なく感じるかもしれません。
私は、400ルーメンのライトで真夜中の六甲山をダウンヒルした時に死の恐怖を感じました・・・
ですので、夜間走行の多い方、特にヒルクライムコースを走ることが多い方(街灯のない山中を走ることが多いと思いますので・・・)は、800ルーメンクラスのライトを装備することをおすすめします。
ライトを選ぶ際のルーメン表示に関する注意点、照射角について(動画付)
1点、ライトを選ぶ際に気を付けないといけないのが、〇〇〇ルーメンの数値だけで選ぶと痛い目にあう可能性があるということです。
安物の中華ライトにありがちなのですが、「300ルーメンで明るい!!」と謳っていても、照射角が絞り込まれており、周囲を全く照らせないライトが存在します。
確かに明るいには明るいのですが、前方の1点だけを明るく照らしているだけなので、横への広がりがなく、両サイドの光量が足りない場合があります。
山中の藪の中や、川沿いのサイクリングロードなど、両サイドから小動物の飛び出しを警戒しないといけない状況では、安全面でよくないです。
私も、ロードバイクに乗り始めたころは、2,000円ぐらいで300ルーメンという中華ライトを使っていました。
しかし、夜練仲間から「よくそんなライトで走れるね。怖くないの??」と言われた記憶があります。
夜練仲間が使っていたのは、400ルーメンのCATEYE VOLT400でした。
私の中華ライトに比べて、明らかに明るいですし、光の届く範囲、照らしてくれる範囲が段違いに広かったのを覚えています。
ちなみに私がその時に使っていたのは、ジェントス閃325というライトです。
2灯体勢で使用するのであれば、運用できるかもしれませんが、2灯購入する金額でVOLT400のセール価格ぐらいになってしまいます。
それであれば、最初からVOLT800ぐらいしっかりとしたライトを購入した方が、コストを最小限で抑えれると思います。
当記事でおすすめする、VOLT800は明るさ、照射角ともに抜群の逸品です。
実際にどれぐらい夜道を照らしてくれるのかを動画にしてみました。
最初から800ルーメン→350ルーメン→150ルーメン→ハイパーコンスタント(800ルーメンと150ルーメンの点滅)→フラッシュ(150ルーメンの点滅)の順です。
800ルーメンの明るさは強烈ですね。
自動車のHIDクラスの明るさがあると思います。
これであれば、街灯の少ない場所を走っても安心ですね。
気を付けなければならないのは、対向車への配慮。
明るすぎるゆえに、上向きにしすぎると対向車のドライバーが眩しく感じてしまいます。
自動車でいうところのハイビームで走っているような状態。
これでは、安全のために明るいライトを使っているのに、逆に危険な状況を作り出してしまうかもしれません。
角度は、少し下向きに設定した方がよいと思います。
バッテリーは、350ルーメンで3.5時間程度まで
350ルーメンのモードでも、3.5時間ぐらいしか持ちません。
早朝練、夜練レベルであれば十分な気もしますが・・・
ちなみに他のモードでのバッテリー持ち時間は下の写真通りです。
800ルーメンだと2時間しかもちません。
他社も同じようなものだと思いますが・・・
ブルべへの参加に使用するような場合は、間違いなくバッテリーがもたないということです。
そこで、VOLT800の特徴の1つ。
予備バッテリーへの交換が容易であることがメリットになってきます。
交換方法は以下の写真の通り。
本体を回すだけという簡単さ。
私が使っているMoonのライトではこれができないんですよね。
これは、VOLT800の大きなセールスポイントだと思います。
予備バッテリーは、3,000円ぐらいで購入可能。
さらに、別売のクレードルを合わせて持っていれば、予備バッテリーを他の機器、例えば、スマホであったり、サイコンであったり、Di2の充電に使用することができます。
こちらが、2,000円程度です。
フルセットで所持しておくと、バッテリー残量関係のトラブルに柔軟に対応できるのはメリットですね。
重量は、140gと軽量かつコンパクト
Moonの600ルーメンのライトも所有しているのですが、VOLT800の方が圧倒的に軽いしコンパクトです。
光量に対する重さ、コンパクトさは非常に優秀。
ハンドル周りに装備するものですから、軽くてコンパクトであることは重要ですね。
ハンドルへの取付は簡単。エアロハンドルにも取付できる柔軟性の高さは秀逸
VOLTシリーズのアタッチメントは、どのような形状のハンドルにも取付できるのがよいですね。
左がMoonのアタッチメント、右がVOLT800のアタッチメントです。
見て分かると思いますが、VOLT800のアタッチメントは、ハンドルに通すバンド部分の柔軟性が高いです。
Moonのアタッチメントは普通のハンドルだけを想定している形状で、エアロハンドルには取付できません。
また、ネジで固定するので、ネジ穴がある場所でしか締めることができないです。
VOLT800のアタッチメントは、バンドを通してダイヤルで締める方式。
この自由度の高さは魅力です。
強度的にもまったく問題ありません。
3年ほどVOLT800のお世話になっていますが、走行中にライトが傾いたり、バンドが外れてぶっ飛んでいくようなトラブルには遭遇していません。
意外に頑丈なので、安心して使っています。
また、アタッチメントツールのレックマウントに装備できるのもポイント高いです。
価格は、10,000円~11,000円程度 海外通販では、8,000円で手に入ることも
定価で16,000円程度ですが、Amazonなど日本の通販サイトで購入すると10,500円前後。
海外通販を利用すると、最安値付近で8,000円前後で購入可能です。
※2020年4月27日時点、WiggleもProBikeKitもVOLT800の取り扱いはないようです。
最後に
中華ライトなどの激安ライトでしのいでいるという方、300ルーメンクラスのライトを使っているという方は、VOLT800の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
夜間走行のストレスが、かなり軽減されますし、安全度が飛躍的に向上します。
わずか数千円の追加投資で、命を守れるのであれば、選ばない手はないのではないでしょうか。
コメント
予備バッテリーはアダプター持ってると、携帯やDi2の予備バッテリーとしても使えますよ!この前、奥さんにお貸ししたのがそうです。
マコトさん、コメントありがとうございます。
早速、記事に反映させていただきました\(^o^)/
それと、先日の欲張りファンライドで奥さんの面倒を見ていただき、バッテリーまでお貸しいただいたようでありがとうございました♪
最近ライトにハマっているので、ブログにてワタクシ目線で(いつか)書こうと思っていたのですが、考え方がまったく違っていて面白いです!
ワタクシは、3000円台までの18650使用ライトを2灯体制が良さげだと感じ始めてますねー。
そう言いつつも。
夜通しライドではなく、予備電池を持たないでよい、数時間のナイトライドでしたらVOLT800を1灯が万能だと感じます。
ところで。
VOLT800、ルーメンと時間が変わってますね!
ワタクシの所有のものは、800(2h)・400(3.5h)・200(8h)になってます。
ずー・たにさん、(いつか)書こうとしているブログ、お待ちしています(笑)
お噂によると、1000ルーメンを超える強烈なライトも購入されたとか・・・
18650ライトというのも初めて耳にしたことばです。
インプレ記事に期待♪
VOLT800について調べていて、もしやと思っていたのですが、日本製と海外製では仕様が違うんですね、やっぱり。
日本製の方がいい感じ!!