ロードバイクのクリンチャータイヤの交換に苦戦される方、多いのではないかと思います。
私も初のタイヤ交換は3時間超えの格闘でした。
ライド中のパンク修理が、初のタイヤ交換という悲劇に遭遇された方もいらっしゃるかと思います。
しかし、2つのポイントさえ押さえれば、誰でも、5分程度でタイヤ交換できるようになるので安心してください。
握力20kgしかない女性ロードバイク乗りである奥さんが、苦戦者続出のGP4000S2のタイヤ交換をタイヤレバーも使わず素手で、難なくこなせるようになったのですから・・・
クリンチャータイヤの交換が苦手だな・・・
そもそもタイヤ交換できないので仲間やショップに交換してもらっているという方へ、そのコツをお伝えしたいと思います。
文字だけで説明するのは難しいので、奥さんがタイヤ交換を行った時の動画もアップしています。
人気YouTuberさんのように流暢にお話しながらというわけではありませんが、参考にしていただければと思います。
クリンチャータイヤを交換する時の重要な2つのポイント
1.タイヤを揉みながら、ゴムを伸ばす
2.指ではなく、手のひら(母指球)を使い、下から上へ押し上げる
この2点だけです。
チューブを噛まないようにするなどの注意点はありますが、タイヤ交換に苦戦される方の最大の悩みは、タイヤが嵌まらないだと思いますので、この点に焦点を当てさせていただきます。
上記2点を意識して、握力20kgの奥さんが、素手でタイヤ交換した際の動画がこちらです。
では、1つずつ重要なポイントについて、解説していきたいと思います。
タイヤを揉みながら、手前から奥に向かってゴムを伸ばしながら嵌めていく
1つ目のポイントは、タイヤをしっかりと揉み、伸ばしながらタイヤを嵌めていくということです。
お腹側から奥に向かって、タイヤを揉み、伸ばしながら嵌めていくという対応を3セットぐらい行ってみてください。
1セット目で嵌まることは稀です。
その理由は、タイヤのゴムがしっかりと伸びていないから。
実際に新品のタイヤを見ていただきたいのですが、所々、タイヤが妙にへこんでいたり、クシャっとなっている箇所がありませんか?
そのようなタイヤが伸びていない箇所が存在するため、本来のタイヤ周長よりも短くなってしまい、タイヤが嵌まりにくくなっています。
ですので、タイヤをよく揉み伸ばしながら、タイヤを嵌めてみてください。
指ではなく、手のひら(母指球)を使い、下から上へ押し上げる
そして、2番目のポイントがこちらです。
手のひらを使い、タイヤを下から上へ押し上げる。
指を使ってタイヤを嵌めようとすると、確実に失敗すると思います。
手のひら(母指球)というのは、下の写真の赤で囲んでいる箇所のことです。
奥側でこれ以上タイヤが嵌まらなそうと感じる場所まで、左右から揉み伸ばし、到達したら赤丸の箇所を使い、左右から同時に下から上へタイヤを押し上げます。
実演動画を見ていただければ分かりやすいかと思いますが、1度の押し上げでタイヤが嵌ることはありません。
左右から少しずつ中心に移動しつつ、幾度も押し上げて嵌めていくイメージです。
そして、最後の一手は、気合いです。
一気に押し上げましょう。
実演動画でも、奥さんが「ふんぬっ!!」って言ってますw
注意点としては、途中できつくなってきた時、例えば、右手がつらくなってきた時に左手を外して、右手のところにもってきて両手で押し上げようとしないようにしてください。
せっかく、両サイドからタイヤを揉み伸ばした意味がなくなります。
また、実演動画内で私も注意していますが、つらいからといって指で押し上げようとしないこと。
指が痛くなりますし、皮が摩擦でやられ水疱できることもあります。
しかも、タイヤが嵌まる可能性は0です。
どうにもきつくて、「これ以上は無理・・・」というときは、仕切りなおしましょう。
そして、タイヤをよく揉み伸ばすことと手の腹で押し上げれているかを冷静に見直してみてください。
それでも無理なら、タイヤレバーを使いましょう
どうにもタイヤが嵌まらないという方は、最後の手段です。
タイヤレバーを使いましょう。
一応、私が使っているタイヤレバーを紹介しておきますね。
長さがあるタイヤレバーなので、テコの原理を使いやすいと思います。
タイヤレバーでも無理だった・・・という方は、このようなアイテムが登場しています。
かなり評判がいいようですので、ライドの必需品の1つに加えることを検討してみてもいいかもしれません。
サイクルベースあさひさんの動画があったので、参考にどうぞ。
最後に
ポイントをおさらいしておきます。
1.タイヤを揉みながら、ゴムを伸ばす
2.指ではなく、手のひら(母指球)を使い、下から上へ押し上げる
上記2つのコツを押さえることができれば、素手でのタイヤ交換も難なくこなせるかと思います。
ちなみに、今回、奥さんがチャレンジしたタイヤ交換は、新品のシュワルベワン25CをレーゼロC17に装着するという内容が1回目。
撮影角度が少々異なる2回目の動画(以下に掲載)が、使い古しのGP4000S2の25CをレーゼロC17に装着しています。
ソロライドで、パンク修理が必要になった際、タイヤを素手で嵌めれるスキルは重宝しますので、安心安全にライドを楽しめるようにマスターを目指しましょう。
コメント
私はバルブ部は最後派です。
どっちからでもはまりゃいいんですが、ホイールの構造上、バルブを最後にしたほうがはめるのが楽です。
特にチューブレスだとそれが顕著。
バイクのタイヤ交換の時からの自分ルールなんですが、今後ロードもチューブレスが増えてくるので反バルブ派が増えるかもとか思ってます(`・ω・´)
お~、整備名人の塩さんはバルブ最後派なんですね。
次のタイヤ交換の時に、バルブを最後にする装着方法で、もう1度トライしてみます!!