ロードバイク購入から段階を踏んで揃えるべきアイテムシリーズの第2弾!!
第1弾であるロードバイク購入時に揃えておきたいマストアイテム13選をご覧になっていないロードバイク入門者の方は、先にこちらからどうぞ。
さて、シリーズ第2弾は、ロードバイク初乗車から2週間ほど経ち、数回ライドを経験したあなたが感じているであろう苦痛。
・お尻の痛み
・手の痛み
この2つの痛みから解放されるためのマストアイテムについて解説します。
また、数回のライドで、こんなことも感じているんじゃないですか?
お金やスマホ、どうやって持ち運ぶねん!?
私がロードバイクに乗り始めたころは、すれ違うローディーを見て、全力で思ってましたよ。
バッグも持たずにどこに財布やスマホを隠し持ってるねん!?と。
当時はローディーではない奥さんにそんな話をしたら、肩掛けバッグを買ってくれたりしましてね。
すごいうれしかったし、いまでも愛用していますけど、ライドとなれば話は別。
汗をかくので、バッグが汗まみれ塩まみれになるし、背中がびっちょびちょになってえらいこっちゃですよ。
そして、街中のローディーをよ~く観察して、ネットで調べてやっと解決策に辿り着いたわけです。
あんなお恥ずかしい格好には絶対になるまいと思いながら見ていた、ロードバイク乗りの証。
サイクルジャージ & レーシングパンツ
このセットの手に入れれば、収納とお尻の痛みはサクッと解決。
また、手の痛みについては、サイクルグローブがあればOK!!
さぁ、ロードバイク入門者のそこのあなた、ピチパンローディーへの道を進む覚悟を決めてくださいwww
と大げさに言ってみてますが、ご安心を。
どの業界でもそうですが、専用設計のアイテムというのは本当によく考えられて作られています。
その業界で万人が困ること、苦痛に感じることを緩和してくれるアイテムが必ず存在します。
ロードバイク業界で該当する代表アイテムが、サイクルジャージとレーパン、サイクルグローブです。
実際に着始めれば、3回目のライドで着心地にも周囲の目にも慣れてしまいます。
思い切って飛び込んでみてください。
私の言っていることが分かると思いますよ。
それでは、今回はサイクルジャージとレーパン、サイクルグローブについて解説していきたいと思います。
ロードバイク乗りのマストアイテム!!サイクルジャージ & レーシングパンツ
街中で見かけるロードバイク乗りが着ているピタッとしたジャージとピタモコッとしたパンツが、サイクルジャージとレーシングパンツです。
こういうウェアのことです。こちらは私と奥さんで作ったオーダーメイドのジャージとレーパンですけどね~
まずは、サイクルジャージの利点からいきましょうか。
なぜロードバイク乗りはサイクルジャージを着用するのか?
ロードバイク乗りの半数以上は、サイクルジャージを着用しています。
Tシャツなどのカジュアルな格好でロードバイクに乗っている人って少ないですよね。
ということは、ロードバイクに乗るにあたり、サイクルジャージだと都合のいい点があるということです。
では、その利点とは?
私が考えるサイクルジャージの利点は以下の5点です。
1.収納用のバックポケットが3つある
2.通気性がよく、熱がこもりにくい
3.体にフィットし、風を受けてもばたつかない
4.ロードバイク特有の乗車姿勢である前傾になっても腰が出ない
5.デザインが派手であったり、反射材が一部に使われていることで、視認性が高い
意外に機能性が高いということを知っていただければうれしいですね。
ただ、派手な格好をしたいわけじゃないんですよ、我々サイクルジャージ組はwww
それでは、利点ごとに詳細を解説していきます。
収納用のバックポケットが3つある
この写真では、右にスマホ、真ん中が財布、左は補給食セットが入ってますね~
私がサイクルジャージの購入を決めたのは、これが理由といっても過言ではありません!!
バックポケット、マジ便利
現代人の必須アイテムとなっているスマホを収納できることが1番のポイントです。
スマホって、前回の記事で登場したサドルバッグやツールボトルに入らないんですよね・・・
大きめのサドルバッグであれば入るかもしれませんが、路面からの振動を考えると精密機械であるスマホを収納するのはちょっと・・・と思いません?
となると、ズボンのポケットなどに入れるしかなくなるわけですが、足を激しく動かし続けるロードバイクには邪魔。
控えめに言って、邪魔。
最後に残る手段は、私みたいにバッグを背負うしかないわけですが、先に述べたようなデメリットがあるわけです。
そこに登場するスマホにジャストサイズのバックポケットさん、どう考えても神でしょう。
サイクルジャージを導入する理由、これだけで十分だと思いません?
なのに、そんなバックポケットさん、3つもついてきます。
財布も補給食も入れることができます。
ほら、バッグがいらなくなりました。
これで快適なライドが約束されましたね。
ということで、サイクルジャージの解説はこれだけでいいですか?
えっ?やっぱりダメ??
通気性がよく、熱がこもりにくい
サイクルジャージの2つ目の利点。
通気性がよく、熱がこもりにくいので、風を受けながら走行するのが気持ちいい!!
こちらの写真を見ていただいたら分かりやすいかもしれません。
サイクルジャージの真ん中に、白い別の生地が見えてますよね?
下に着ている生地が透けるぐらい通気性の高いメッシュ生地であることが多いです。
逆にいうと、サイクルジャージのみで着るとすっけすけになる可能性が高いわけですがw
ロードバイク乗りは、サイクルジャージの下にインナーウェアを着ることが多いです。
ロードバイクを始めたばかりの時期であれば、低価格でコスパのいいおたふく手袋のインナーウェアを数着揃えておくのがよいかと思います。
まだ金銭感覚が崩壊していない初心者のうちは、1,000円ぐらいでも高いと思うかもしれませんね。
私みたいなぶっ壊れた人間になると、インナーウェア1着に8,000円とか投入し始めるので、そんなディープな世界を覗いてみたいという奇特な方は、インナーウェアのカテゴリーを訪れてみてくださいw
体にフィットし、風を受けてもばたつかない
ロードバイクは、初心者であっても20km/hほどはスピードの出る速い乗り物です。
速度が上がれば、受ける風も強くなります。
カジュアルな格好をしていると、袖口などがパタパタとばたつくんですよね。
これが、意外に鬱陶しい。
また、ボディー部もバタバタとなりやすいです。
このピッタリ感で、風でバタつくことが想像できます?
袖口などのバタつきやすい箇所は、少しタイトめに作られているので問題ありません。
ロードバイク特有の乗車姿勢である前傾になっても腰が出ない
この姿勢は少し極端ではありますが・・・
かなりの前傾姿勢をとっても、腰が出るようなことはありません。
前面よりも背面の方が長いつくりになっています。
女性ローディーにとっては、重要項目かもしれませんね。
デザインが派手であったり、反射材が一部に使われていることで、視認性が高い
散々、私と奥さんで作ったオーダージャージの画像を使ってきましたので、他のジャージの画像も少し。
こちらはエンデューロというレースでの1コマ。
みなさんのサイクルジャージ、どこかしらに明るく目立つ色が入っていますよね?
私のジャージが1番大人しいぐらいに・・・
ロードバイクは、基本的には自動車と同じ道路上を走行する乗り物です。
それなりのリスクが伴いますし、こちらは自転車ですからサイズ的には目立たない存在です。
ですので、視認性の高い色のサイクルジャージを纏うことで目立たないと、自動車のドライバーに認識されずに追突されるというようなことも起こりえます。
夜間に走行することが想定されるのであれば、なおさらですね。
視認性の面からもサイクルジャージは利点があるのではないかと思います。
たまに、えらく地味なデザインのサイクルジャージもありますけどね←シックという名のシャレオツ
サイクルジャージ、欲しくなったでしょ?
最初にも申し上げた通り、バックポケットがあるというだけでサイクルジャージは買いです!!
もちろん、それ意外の利点もありますけどね。
派手なデザインのジャージを着るのはちょっと・・・と思うのは、全ロードバイク乗りが通る道ですwww
私も初めて着た時はそうでした。
2回目には慣れましたwww
案外、そんなものです。
Y’s Roadなどのアパレル関係が充実しているショップに行ってサイクルジャージを見てみるのもよし。
Amazonで探すのもよし。
最初は、安いレプリカでもいいと思います。
こんなのとか。
1度、サイクルジャージに袖を通してみてください。
サイクルジャージじゃないとライド行かれへんってなりますから。
サイクルジャージに慣れたころに、自分の好みのデザインで質のよい高価なジャージに手を出すのもいいと思いますよ。
前出の上下で4,000円程度のジャージとはクオリティが別物ですが、ジャージだけで8,000円とかします。
しかし、それだけの価値はあります。
中間的な位置づけで、パールイズミというメーカーもありますが、機能性は抜群、コストも安め、でもデザインがヘボということで有名なので賛否が分かれるところw
パールイズミのロゴがダサいんですよね・・・
サイズ感などの感触をつかむために、まずは、お近くのショップに行くのが無難だと思います。
レーサーパンツを導入して、お尻の痛みを緩和しよう!!
お尻の痛みと絶賛バトル中という方は、以下のどちらかの痛みと闘っていると思います。
1.サドルとの圧迫による痛み
2.サドルとの摩擦による痛み
ロードバイクのサドルは、ママチャリのサドルに比べると断然硬いです。
ふわふわクッションサドルなんて存在しません。
ですので、ママチャリと同じ感覚でどっかりと座ってしまうと圧迫による痛みが発生します。
また、摩擦による痛みは、パンツの生地と股が擦れることで発生します。
ロードバイクは、1分間に60回程度、1秒に1回は足が上下動するスポーツです。
1時間乗り続ければ、3,600回も足が動きます。
その1回1回で、パンツの生地と股とが擦れるわけですから、擦過傷になってもおかしくはないですよね。
ロードバイク特有の2つの痛みに対応するために存在するのがレーサーパンツです。
お股とお尻を守るために、分厚いパッドが仕込まれています。
こちらは女性用ですが、男性用も似たようなものです。
お尻とサドルが接触して、もっとも圧迫される場所に厚いパッドがあるでしょう?
このパッドが、あなたのお尻をかなりのレベルで守ってくれます。
あと、紫色になっているところが特別に加工されている箇所なわけですが、それが股を通って前の方まで繋がってますよね?
こちらは、股が擦れないように着心地のよい素材でつくられている箇所です。
はい、では、お決まりのロードバイク初心者あるあるを発動します。
レーサーパンツは、ノーパンで着用します!!
驚けよ、そんなん知ってるわとか無粋なこと言うなよ、マジか!?とかとりあえず言っとけ
パンツの生地との擦れをなくすには、パンツを履かないのが1番の解決策ですよね。
というわけで、多くのロードバイク乗りはノーパンです。
下はピチパンレーパン一丁!!
精神的ハードルがもっとも高いのが、ノーパンでレーパンを履くという点でしょうね。
こればかりは人によるんでしょうけど、私は1回目で慣れました。
2回目のライドでは、ノーパンでレーパンでコンビニに普通に入っていきました。
別に透けるわけでもないですからね。
レーサーパンツもサイクルジャージ同様、価格や質はピンキリです。
安いところでいえば、サイクルジャージの項で紹介しているような激安上下セットでよいかと思います。
機能性を求めるのであれば、やはりパールイズミです。
パッドの作りがいいのはもちろんのこと、生地が涼しく感じるような特別な設計(コールドブラック)になっていたりしますので、快適性は抜群です。
お腹を圧迫しないビブタイプもあります
ちなみにレーサーパンツには、ビブパンツというタイプもあります。
何が違うかというと、お腹を締め付けることでずらないようにするか、肩で吊ることでずらないようにするかの差です。
ロードバイクの乗車姿勢は前傾ですから、それだけでお腹を圧迫されます。
それに加えて、レーサーパンツでお腹を圧迫されるとなると気持ちが悪いという方もいらっしゃいます。
ちなみに私もお腹の圧迫がダメ派です。
ビブタイプは、肩から吊るのでお腹周りの圧迫感はありません。
そのかわり、肩への圧迫感が少々ありますので、どちらを取るかというところです。
私は、肩への負担があまり気にならないこともあって、ビブタイプを愛用しています。
どちらのタイプが自分に合うかは、安いものを準備して確認するしかないかもしれませんね。
サイクルショップでの試着ができるかは、各店舗で聞いてみてください。
私は試着したことはありません。
ノーパンで試着とか許されるんでしょうか?
お尻の痛みが緩和できるならレーパンも・・・と考え始めました?
それでいいと思います!!
というのも、レーパンはサイクルジャージよりも重要度の高いアイテムだと思いますので。
サイクルジャージは、利便性や快適性の向上が中心で、プラスの効果を足していく発想のアイテムですが、レーパンは痛みの緩和というマイナスの効果を打ち消していく発想のアイテムだからです。
ライドを楽しむためには、痛い、苦しい、つらいから出来る限り解放されるよう準備をすることが1番大事です。
私は、レーサーパンツの導入はマストではないかと考えています。
どうしても気になるとかマナー的にどうこうと思われる方は、「レーパン ズボン」あたりで検索して、他のサイトを参考にしてみてください。
また、女性の世界のことは私は分かりませんので、女性ロードバイクブロガーさんのブログを参考にしてみてくださいね。
私も1番にギブアップしました・・・手の痛みを緩和するために、サイクルグローブを導入しよう!!
私がレーパンよりも導入を急いだのが、サイクルグローブです。
ライドに行く度、手の平が痛くて痛くてたまらなかったんですよ。
楽しいライドが拷問に思えてくるレベルで。
手の痛みも2種類に分かれるんですよね。
お尻の痛みと同じく、圧迫痛と摩擦痛です。
私が真っ先にギブアップしたのは、圧迫痛。
ロードバイクに乗り始めたころは、上手に乗ることができないためにハンドルに体重がのっかかることが多いんですよね。
そのために、ハンドルに触れている手の平が圧迫されて、ひどい痛みになるという流れです。
お尻の痛みとまったく同じですね。
ということで、解決策もまったく同じです。
そう、パッド付きのグローブを導入するんです。
初心者向けのサイクルグローブには、厚めのパッドが手の平を中心に、いろいろな場所に入っています。
サイクルグローブに関しては、初心者向けから上級者向けまで解説した専用記事を用意していますので、そちらを参考にしてみてください。
摩擦痛に関しては、ブレーキングを行う際、慣性の力が働くため身体が前に投げ出されそうになるのですが、それを手で支えようとした時に発生するブラケットのゴムと手が擦れる痛みがツライんですね。
ですので、サイクルグローブを着用さえすれば、痛みから解放されます。
ウェア類全般に通じることですが、しっかりとフィットするサイズを選んでくださいね。
まとめ
ロードバイクを購入してから数回のライドで相対することとなる痛み。
・お尻の痛み
・手の痛み
ロードバイクを存分に楽しむために、痛みを緩和するためのアイテムを導入しましょう。
それが、レーサーパンツとサイクルグローブ。
そして、ライドをより快適にするため、絶妙な収納アイテムを導入しましょう。
それが、サイクルジャージ。
私は、この3つのアイテムはマストで揃えたいアイテムだと思っています。
ただ、導入に精神的なハードルが高めであることも理解できます。
しかし、私の経験から言わせていただければ、すぐに慣れます。
そして、導入することで得られるメリットが非常に大きい。
ロードバイクをこれからも長く楽しむためにも、サイクルジャージ、レーサーパンツ、サイクルグローブの導入を前向きに検討されてみてはいかがでしょう?
次回は、走行距離も伸び始めるころだと思いますので、長距離ライド前に揃えたいアイテムについて解説していきたいと思います。
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