私もついに手に入れてしまいました。
ロードバイク乗りの憧れの的。
カーボンディープホイールの代表格。
BORA ONE 50 チューブラー!!
紆余曲折ありましたが、やっと初乗りできました。
紆余曲折に興味のある方は、こちらを読んでみてください。
ということで、早速インプレッション。
ボーラワン 50 チューブラーは、噂通りの万能ホイール
カーボンディープを購入するなら、ボラワンがベターとよく聞きますが、噂通りの優等生ホイールでした。
走力がある人じゃないと、アルミホイールと変わらないのではないかとも思いましたが・・・
クリテリウムやエンデューロで上位を狙う方にはもってこいですよ!!
それでは、各要素ごとにインプレッションをどうぞ。
あまりにも軽い重量
アルミホイールしか経験のない方であれば、箱から取り出す時に戦慄すると思いますw
とてつもなく軽い!!
金属ではなく、炭素繊維を持ち上げてる感がハンパない。
ボラワンの重量ですが、チューブラーの場合は前後合わせて1,215gです。
シャマルウルトラが1,425gなので、200gも軽いんですよね。
チューブラーテープ分は重くなりますが、それでもシャマルウルトラより断然軽い。
ボーラワン35であれば、さらに衝撃的な軽さを経験できるのではないでしょうか。
ブレーキ音に感動
まずは、ブレーキの効きがアルミクリンチャーに比べて悪いという定説をよく聞くので、ブレーキの効き具合家の前で試してみました。
加速して、ブレーキをかけると「きゅ~~~っ」という花火が上がる時のような音が!!
カーボンホイールの特徴の1つ、ブレーキ音に「うぉ~鳴っとる鳴っとる!!」とテンションが上がります。
所有欲を満たしてくれる重要な要素の1つではないでしょうか。
アルミクリンチャーにはない特性の1つです。
ついにカーボンディープを手に入れた!!と実感できる幸福の時w
制動力は優秀
ブレーキング性能は非常に優秀。
シャマルウルトラと比べても遜色ないレベルです。
ダウンヒルのブレーキングでは、シャマルウルトラよりも鋭く減速してくれたぐらいです。
長時間のダウンヒルでは、カーボンが溶けるのではないか?という不安もあるのですが、ツール・ド・フランスなどの過酷なレースでも使われているわけですから、耐久性も問題ないでしょう。
ブレーキパッドが消しゴムのごとく削れていくというのは、本当でした・・・
クリテリウムを1戦走れば、ブレーキシューに刻まれている溝は、削れてできたカスで埋まります。
ブレーキシューは、カーボンホイール専用になるため、なかなか高額です。
純正品や評判のいいブレーキシューは4,000円近くするので、私はPro Liteのブレーキシューを海外通販サイトのwiggleで購入しました。
Pro Lite – Swissstop Flash Pro Black Prince カーボンパッド (ペア)
商品名を見ていただければ分かると思いますが、Pro Liteが販売しているというだけで、実際はSwissstopのBlack Princeと同じです。
本家の半額で手に入るのは大きいですね。
wiggleでの購入を検討してみるのもよいのではないかと思います。
参考記事:【海外通販】メジャーサイト、Wiggleの利用方法【ロードバイク】
乗り心地が抜群によくなった
チューブラータイヤの影響を強く受けてのことかもしれません。
カーボンホイールだからというのも少なからずあるようには思います。
もう、乗り心地が素晴らしい!!
ビットリアコルサG+(チューブラー)の空気圧を10barまで入れて乗ったんですけど、8.5barのコンチ4000S2(クリンチャー)に比べて路面の凹凸をいなしてくれる感がハンパないです。
国道2号線ほどの路面がきれいな道でも、コンチ4000S2だと少なからず小さな突き上げを感じるのですが、ビットリアコルサG+は一切感じず。
す~っと進んでいく感じは、気持ちいいの一言。
これは確かに「チューブラーに乗ったらクリンチャーには戻れんで」という先輩方の言葉に納得です。
チューブラータイヤがもう少し安くなったら、積極的に導入したいところですね。
転がり抵抗が低く、よく転がる
よく転がります。
特に40km/h付近で巡航する際のスピード維持が楽に感じました。
シャマルウルトラよりもさらにペダルが回る感じです。
これは50mmのリムハイトが大きく影響していると思われます。
空力的に有利に働いているということでしょう。
シャマルウルトラとハブは同じUSBですからね。
ただし、30km/h台での巡航では、あまり恩恵を感じません。
重量が軽いため、慣性が働かなくなること、空力面でのアドバンテージが小さくなることによって、相殺されて同じぐらいに感じるのではないかと思います。
リムハイトが高いが故に、横風は怖い
すでにハイリムのホイールを使っている先輩方に、リムハイトが50mm以上のホイールで横からの突風を受けるとめちゃくちゃ怖いよと聞いていたのですが、本当にそうでした。
私が持っていたイメージは、横風にぐぐっと押される感じが怖いのかと思っていたのですが、スコーンっとホイールの前方をだるま落としのごとく叩かれる感じが怖かったです。
軽量+ハイリムなので、5mぐらいの横風がビューンと吹けば、スコーンっともっていかれそうになりました。
強風の日には自粛した方がよさそうです。
漕ぎだしの1漕ぎ目は、少しばかり重い
シャマルウルトラに比べて、剛性が低いからなんでしょうか?
1漕ぎ目に関してだけは、シャマルウルトラの方が反応がいいように感じました。
2漕ぎ目からの加速はボラワンの方が軽く、速い印象です。
さすが軽量ホイール。
ヒルクライムでのアドバンテージはあまり感じなかった
登らないわけではないですが、シャマルウルトラの方が反応がよい気がします。
これも剛性が関わっているのでしょうか?
ただ、18kmのTTを行った後に挑んだ12%ほどのヒルクライムの感想なので、あまり当てにならないかもしれません。
常識的に考えれば、軽量ホイールの方がヒルクライムは有利なはずですからね(^_^;)
総合的な速さは・・・
いつも私がテストコースとして愛用している「須磨ー舞子TT」のアベレージスピードだけで判断すると、シャマルウルトラの方が速かったです。
こちらがボラワンでの記録。
こちらがシャマルウルトラでの記録。
ファーストインプレッションを行うために乗った日の状況が悪すぎました・・・
正直、ボラワン50のもっとも不得手とする状況だったように思います。
横風、向かい風、無風が7:2:1ぐらいの感じでしたので。
シャマルウルトラで走ったときは、ほぼ無風でした。
また、ボーラワンのテストライド時は、信号のつながりも非常に悪かった。
スピードが乗ってきたところで、信号停止という悪循環が多発したことが響いてしまいました。
参考タイムの信憑性が低いテストライドになってしまいました。
そんな状況でもアベレージが33km/hを超えてくるあたりは、ボラワンの高い実力の成せる業かなとも感じましたけど。
また、近々にセカンドインプレを行うつもりです。
いい状況でテスト走行できることを願うばかり。
次回、報告を待っていてください。
まとめ
さすがボーラワンといったところですね。
ハイエンドクラスのアルミクリンチャーと比較して、高速巡航でのアドバンテージは大きいと思います。
ポタリング、のんびりとしたロングライドをメインにされている方には、性能的には必要ないかなと思います。
かっこよさは別腹ですけどね!!
ボラワンのセカンドインプレッションをアップしましたので、こちらもご覧ください。
レース仕様のカーボンホイール、BORA ONE 50 TU のセカンドインプレ
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