関西在住のロードバイク乗りなら1度は走ってみたい場所、淡路島。
もっとも有名なコースは、淡路島外周をグルっと1周する通称アワイチです。
海岸線をメインに走る非常に気持ちのいいコースで、3大サイクリストの聖地の1つに入る名コース。
しかし、距離150km、獲得標高1200mとロードバイク初心者が1日で走破するのは厳しい難コースでもあります。
では、サイクリストの聖地、淡路島を初心者は楽しめないのか?と言われると、答えはNO。
アワイチだけが淡路島のすべてではありません。
淡路島には、ロードバイク初心者向けの平坦基調のコースも用意されています。
それが、距離55km、獲得標高220mのイザナギコースです。
コース名にもなっている伊弉諾神社(いざなぎじんじゃ)を経由する、淡路島北部をグルっと1周する平坦コース。
ロードバイク歴5年目にして初めて走ったのですが、本当に平坦でした。
びっくりするぐらい登る場所がないw
淡路島は、花さじきなど内陸は激坂祭りのイメージですが、見事に平坦部だけを走り、東海岸から西海岸に抜け、あとは海岸線を走るという気持ちのよい素敵なコースでした。
ということで、おすすめのイザナギコースの周り方をご紹介してみたいと思います。
スタートは、ジェノバラインの岩屋港乗り場から
淡路島に渡るには、高速船ジェノバラインを利用するか、車載で明石海峡大橋を渡るかのどちらかになります。
スタート地点となる岩屋港までのアクセス方法については、こちらの記事を参考にどうぞ。
岩屋港をスタートする前に、アワイチの0kmポストで記念撮影をしておきましょう。
岩屋港をスタートし、まず、目指す場所は内陸への分岐点となる志筑の交差点です。
岩屋港から約20km、淡路島の東海岸沿いを南下します。
コンビニで臨戦態勢を整えたいという方は、岩屋港から3kmほど南下したところに、セブンイレブンとファミリーマートがあります。
ファミリーマート淡路島警察署前店は、アワイチの集合場所として有名。
補給食、ドリンクをしっかりと準備して、いざ出発。
ロードバイクをレンタルしたい方は、東浦にあるバイシクルハブあわじへ
ロードバイクをレンタルしたいという方は、岩屋港から8kmほど南下した場所にある道の駅 東浦ターミナルパークまで自動車で向かいましょう。
バイシクルハブあわじ(Bicycle Hub Awaji)というロードバイクメインのレンタルショップがあります。
営業時間は8時半から17時まで。
イザナギコースを走るのであれば、時間的には十分余裕があるので心配はありません。
エントリーアルミのロードバイクであれば、1日6,000円でレンタル可能。
(6,000円の内訳は、メンバー登録料1,000円+1日レンタル料金5,000円)
自動車は、道の駅の有料駐車場が1日500円で利用できます。
実は、私のロードバイク初体験も奥さんのロードバイク初体験もバイシクルハブあわじさんでした。
ロードバイクに乗ったことがないという方には、初心者講習を行ってくれます。
フィッティングも行ってくれますので、安心ですね。
ちなみに、予約制です。
レンタル予定の方は、こちらのHPから予約しましょう。
もし、東浦付近でロードバイクにトラブルが発生した際は、バイシクルハブあわじに立ち寄ってみてください。
空気入れを貸してくれますし、予備のインナーチューブを購入することもできたと思います。
スタート地点から10km、淡路ビーナス(廃墟)に到着 海岸線を走り、佐野の分岐へ
正式名は「世界平和大観音像」です。
誰が言いだしたかは不明ですが、俗称「淡路ビーナス」
元は観光施設だったのですが、オーナーが亡くなってしまい、引き継ぐ方がいなかったために廃墟となったとか。
窓ガラスはバッキバキ、横腹には穴が開いております・・・
お写真を撮られたい方は、進行方向左手に退避可能なスペースが少しだけありますので、そちらに入り込んで撮影されるのがよいかと思います。
ここから、すぐ側に大阪湾を望む、海岸線沿いの気持ちのよい道を走ります。
走行動画の24分あたりからですね。
3%ほどの緩やかな短い登りをこなしつつ、海岸線を走ると佐野の分岐と呼ばれる側道に入るポイントが見えてきます。
佐野の分岐は、メインの右手ではなく、左手の側道へ入ります。
メイン道は、ヒルクライムコースになっていますので、結構しんどいです。
側道に入ると平坦道を走ることができます。
しかし、町中を走ることになるため、歩行者には注意が必要です。
スピードの出し過ぎには気を付けてください。
走行動画では、32分30秒あたりが佐野の分岐です。
内陸部への分岐点、志筑の交差点に到着 お腹が減ったという方は、いづも庵のたまねぎつけ麺がおすすめ
少し走ると、内陸部への分岐点である志筑の交差点に到着します。
ここまでの距離が約20km。
初心者の方が、途中で停車しつつ、記念撮影や海を眺めながらのんびりと走れば、2時間程度で到着するかと思います。
9時頃にスタートするのであれば、11時になる頃でしょうか。
20kmを走破したことで、お腹も減ってくるのでないでしょうか。
志筑付近でおすすめのお食事処として、いづも庵を挙げておきます。
淡路まるごとタマネギつけ麺。さすが淡路島! #淡路島 #玉ねぎ #淡路 #いづも庵 pic.twitter.com/O9Lf9IXpO6
— KOBEjp 神戸 (@hgKOBEjp) 2018年8月8日
淡路島は、甘いたまねぎで有名。
その淡路島産のたまねぎを1個丸々低温で揚げ、だしに投入。
そのだしにうどんをつけながら食すという大人気メニュー、たまねぎつけ麺。
淡路島を味わうのに、おすすめです。
志筑の交差点の1km程度手前にありますので、開店時間の11時を過ぎているようでしたら、寄られてみてはいかがでしょう?
まだ、お腹が減ってないよという方は、志筑の交差点にファミリーマートがあります。
こちらで1度休憩を入れるのもよいかと思います。
たこせんべいの里へ行く予定であれば、あと4kmほど走ればたこせんべいの里に到着しますので、休憩は不要かもしれません。
志筑の交差点を右折し、たこせんべいの里、伊弉諾神宮を目指して内陸部へ
内陸部に入り、西へ4kmほど進んでいくと左手にコメリが見えてきます。
コメリが見えたあたり、中田の交差点の右手奥に見えるのが、たこせんべいの里です。
たこせんべいの里では、約40種類ものせんべいが販売コーナーに並んでおり、試食も可能。
お気に入りのせんべいを見つけたら購入するもよし。
また、工場のラインが稼働している場合は、見学も可能。
休憩コーナーでは、無料でコーヒーをいただくこともできます。
淡路島らしいスポットを巡りつつ、一休憩にはもってこいの場所かもしれません。
近くにはお土産屋もありますので、覗いてみるのも楽しいですよ。
たこせんべいの里からリスタートすると、イザナギコースでもっとも登るポイントに突入。
と言っても、最大勾配5%程度です。
距離も短いので、足つきを恐れるようなレベルではないのでご安心を。
走行動画の54分20秒あたりからです。
がんばって登り切れば、あとは下り基調の気持ちいい道。
たこせんべいの里から5kmほど進むと、パワースポットでもある伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)に到着です。
伊弉諾神宮は、国生み伝説が伝わる淡路島にあり、日本を造ったとされる伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が祀られている神宮です。
神社の上位を神宮と呼ぶんですって。
ちなみに重要な神宮が各地に存在するらしいんですけど、伊弉諾神宮はその中心にあるんだそうな。
ということで、歴史の好きな方、パワースポット巡りが趣味の方に人気があるらしいです。
ちなみに、祀られている神は2神だそう。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
#双子の日 といえば世界キャラクターさみっと2015で隣のブースだった、あわ神さん・あわ姫さん 夫婦の双子のお子さん なぎちゃんとなみちゃんは大きくなったあわかなぁ💭 pic.twitter.com/XtR7WCWOnK
— 新宿あわわ【公式】 (@sinjukuawawa) 2018年12月13日
淡路島のマスコットキャラクター、あわ神の由来も伊弉諾尊のようですね。
淡路島の路線バスのバス停で目にしたこともあるのではないかと思います。
それぐらい淡路島にとって、重要な位置づけのスポットが伊弉諾神宮ということです。
詳しくは、伊弉諾神宮のHPを参照くださいませ。
伊弉諾神宮付近で昼食を考えるのであれば、鼓やがおすすめ
数年前、私も教えていただいた人気店、鼓やが昼食におすすめです。
伊弉諾神宮から1kmほど進んだところの少し路地裏っぽいところにある隠れ家的な人気店。
淡路島の幸を味わえるメニューが豊富で、生シラスや生サワラ、淡路島牛などの定食や丼があります。
私は生シラス丼をいただいたのですが、大変おいしゅうございました。
開店時間が12時ですので、少し早めに昼食をということであれば難しいのですが・・・
あと、かなりの人気店ですので、おそらく入店のために並ぶことになると思います。
時間的に余裕があり、おいしい淡路島の幸を楽しみたい!!という方におすすめしておきます。
鰆(サワラ)入荷しました‼️
6kg クラス❗
そして、サワラ丼の新メニューが登場😍
是非、ご来店くださいm(_ _)m#淡路島#鼓や#生サワラ丼#淡路島の生サクラ#生サワラ VS 生しらす#淡路島の生しらす pic.twitter.com/0ZJtN9s07f— 鼓や (@tudumiya_tensyu) 2018年4月13日
郡家の交差点を右折し、西海岸を北上
伊弉諾神宮から2km進むと、郡家の交差点が見えてきます。
郡家の交差点を右折。
これにて、フルアワイチと同じコースに再合流です。
郡家からは、とにかく西海岸沿いを北上することになります。
ちなみに、郡家の交差点を誤って直進してしまっても、突き当りを右折すれば本線に戻れますのでご安心を。
とにかく、右方向(北)へ向かうことを意識していれば、問題ないかと思います。
淡路サンセットラインを北上しつつ、おやつを嗜む
淡路サンセットラインは、西海岸の美しい海を望みながら海岸線の気持ちのよいの道を北上します。
勾配が4%を超えるような場所は登場しませんので、のんびりとサイクリングを楽しめると思います。
郡家からゴールの岩屋までは25km。
ちょうど全行程の半分を過ぎたあたりになりますね。
一時休業といいつつ、営業しているのを見たことがない淡路城を右手に見ながら、北上。
郡家から12km、約1時間ほど走ると穴子の蒲焼で有名な魚増鮮魚店が右手に見えてきます。
あまり目立たない店舗なので、北淡事務所西の交差点を目印にしましょう。
走行動画では、1時間30分28秒の場所です。
交差点の右奥に見える店舗です。
淡路島は穴子も有名です。
その場で蒲焼きにされた穴子を量り売りで購入することが可能。
大体300円程度でしょうか。
少し甘めの味付けで、こちらも美味。
スイーツ系のおやつではなく、少しガツンとくるものを食べたい方はこちらの穴子の蒲焼をおすすめします。
スイーツ系をご所望の方は、もう少しがんばって走ってくださいw
アワイチの140kmポスト(ラスト10km地点)を通過すると、左手にmiele(ミエレ)というおしゃれな海辺のカフェが見えてきます。
カフェの様子は、こちらからHPにアクセスされた方が伝わるかと思います。
mieleは、イタリア語ではちみつという意味なんですって。
そんなはちみつにこだわったおいしいワッフルなどをいただくことができます。
冬の寒い時期は厳しいかもしれませんが、暖かい時期であれば、海を眺めながらおいしいスイーツでのんびりタイムを過ごすのもオツではないでしょうか。
ちなみに、私が奥さんをロードバイク沼に沈めるために利用した店舗でもありますwww
ロードバイク初心者には、ご褒美も重要ですよ\(^o^)/
ちなみに、mieleの道路を挟んで内陸側の細い道を登っていくと、のじまスコーラという廃校になった元小学校の建物をそのまま利用したレストランやお土産屋が入った複合施設を訪れることもできます。
アルパカが飼育されていたりするようですので、興味のある方は寄ってみてもいいかもしれませんね。
ゴールの岩屋までラスト10km!!
おやつも嗜んだところで、もう行程も最終盤です。
ラスト10kmを切っていますので、ゴールの岩屋まで海沿いの道をのんびりとサイクリングしましょう。
信号1つない心地よい快走路です。
途中、謎のキティーちゃん建造物が現れますが、高級レストラン的なものですので、ロードバイク乗りは入店しづらいのではないかと思います。
スルーしましょう。
ラスト3km地点ぐらいで、ゴールが近くであることを知らせてくれる明石海峡大橋が姿を現します。
なかなか見えてこないな~と思わされ続けたあと、右コーナーを抜けたところでいきなり姿を現します。
結構手前から明石海峡大橋って見えるイメージがあると思いますが、最後の最後で姿を現すという・・・
ゆえに、明石海峡大橋を視界に捉えた時、疲労感や達成感などで、心揺さぶられるものがあると思いますよ♪
私は、初アワイチを達成した時に、明石海峡大橋を見て泣きましたwww
走行動画のラストは見ない方がいいかもしれませんね~
ラストは、海岸線から離れ、大きく右に曲がりこみ、左手に明石海峡大橋を見ながら、道の駅あわじを目指します。
右手にファミリーマートが見える交差点(淡路松帆)を左折しましょう。
淡路松帆の交差点を直進すると、最後の最後にとんでもないヒルクライムをさせられる羽目になりますので、絶対に左折しましょう!!
私は、奥さんとの初ライドで直進し、ロードバイクの厳しさを教えてあげましたけどねw
あとは、岩屋の町中を道なりに走っていけば、ゴールであるジェノバラインの岩屋乗り場に到着します。
歩行者が多いですので、クールダウンのつもりでゆっくりとゴールに向かうことをおすすめします。
以上が、イザナギコースの全行程になります。
おつかれさまでした!!
最後に
淡路島の初心者コース、全行程55kmのイザナギコースをご案内してみましたが、いかがでしたでしょうか?
クロスバイクなどに乗られている方が、初めてロードバイクを体験するという方や、ロードバイクを始めて1~2か月ぐらいの初心者の方におすすめの満足度の高いコースかと思います。
スポーツサイクルは初体験という方には、若干距離が長いかもしれません。
また、私が奥さんとの初ライドで走った30kmほどの超初心者コースも紹介したいと思います。
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