2019年5月1日、ついに改元ですね。
システム屋さんたちは夜な夜な残業嵐で追い込み中かと思いますが、例に違わず私も死亡フラグ立ちまくっております。
世のSE、PGのみなさま、がんばりましょう!!
さて、今回は初の試みとして、いただきました質問メールに回答させていただいた内容をそのまま記事にしてしまおうという手抜き企画w
いや、質問にはおおまじめに回答させていただいております。
22時に帰ってきてから1時間×4日ぐらいかけて、回答を考えましたですよ。
ということで、まずはいただいたメール内容からご紹介します。
いただいた質問メールの内容
はじめまして。
ブログ参考にさせていただいています。
NicolaRossiと申します。
http://nicolarossi.hatenablog.com/
ここで、「おっさんの外部記憶装置」というブログを書いている者です。
40代でロードバイクを始めて、それを中心に色々と書いています。私は常日頃「どうすればみんなロードバイクに快適に乗れるようになるか?」ということを考えています。膝が痛い背中が痛い尻が痛いよく聞きます。それは簡単に言うと「乗り方が悪いから」という結論に辿り着くんですが、私はそれはちょっと違うなと思っています。いや、合ってるんですけどネットでよく言われているアプローチは違うと考えています。
私の現時点での答えは「ロードバイクは速く走らないと快適に乗れない」ということです。
何故かというと、ロードバイクは「速く走る為の自転車」だからです。ということを踏まえての本題です。
初心者は「膝の伸展で踏もうとする」ということですが、私自身は乗り始めのほんの初期にしかこの踏み方はしていませんでした(というより、初期からしてないと言った方がいいかもしれません)。それは、その踏み方をすると「すぐに脚が終わってしまう」と体感したからです。なので、別の踏み方をするようにしました。(具体的にはハム中心の踏み方です)この感覚は私だけ特別というわけではないと思います。であれば、その脚に負担のある踏み方を続けてしまう理由が他にあるということでは?と考えます。AKIRAさんの書かれていることに「そうしないとスピードが出ない」や「踏むということは膝に負担があるのが当たり前」などの理由(勘違い)があったということですが、ネット上の「ハムを使う」というアドバイスを見ても、気付かなかったということでしょうか?
もし、その膝踏みでスピードが出せていたとしても、AKIRAさんも言っているように「長続きしない」と思うのですが、当然ロングライドとかでは脚の疲労感がかなりのものになりますよね?であれば、他の走り方を考えるか「スピードを一旦諦める」となりそうなんですが、その辺りはどうだったのでしょうか?
あと、その「スピード」なんですが、その膝踏みをしている時のスピードは具体的にどのくらいだったのでしょうか?それとケイデンス。反対に、その当時の膝踏みをしない時はどのくらいのスピード・ケイデンスだったか。膝踏みで疲れないで走れる距離はどのくらいか。常に膝に負担のある踏み方をしていたわけではなく、スピードが欲しい時に膝踏みになっていたということですよね?つまり、スピードを諦めることができれば、膝に負担の少ない踏み方が出来ていたということではないかな?ということです。AKIRAさん自身もそのようにブログ内で書かれているので。
要は「スピードを出すということに囚われて過ぎていた」のではないか?ということです。
これが初心者の一番の「落とし穴」ではないかな?と私は考えます。
この場合のスピードは「実力以上のスピード」ということです。長々と書いてしまいましたが…
膝踏みで出していたスピードと、膝に負担の少ない踏み方のスピードとの差。
膝踏みで走れる距離。
「実力以上のスピード」に固執していた理由。この辺りの実情を知りたいなと思ったのです。
よろしくお願いします。
ハムストリングを使ってペダリングをしましょうとアドバイスされても膝伸展のペダリングから離れられなかった5つの理由
とても刺さるご指摘ありがとうございますw
本当、なんで離れられなかったんでしょうね?
私なりに考えてみた理由を5つほど挙げてみます。
1.ロジカルシンキングが苦手
2.調査能力不足(ググるのが苦手)
3.理屈は分かっていても、身体で感じる感覚が想像できない(運動神経が悪い)
4.身体能力がついてこない(フィジカル不足)
5.分かっていてもやめられない的なやつ(いわゆる脳筋w)
ロジカルシンキングが苦手
ロジカルシンキング、いわゆる論理的思考が苦手というのが1つの理由として思い浮かびます。
私に関しては、ロジカルシンキングは得意な方だと思っているので当てはまらないと信じているのですが・・・
NicolaRossiさんの書かれているこちらの文節。
初心者は「膝の伸展で踏もうとする」ということですが、私自身は乗り始めのほんの初期にしかこの踏み方はしていませんでした(というより、初期からしてないと言った方がいいかもしれません)。それは、その踏み方をすると「すぐに脚が終わってしまう」と体感したからです。なので、別の踏み方をするようにしました。(具体的にはハム中心の踏み方です)この感覚は私だけ特別というわけではないと思います。
これが、まさにロジカルシンキングに該当すると思います。
自分がとった行動に対する結果から、何が悪くて不良な結果となったのかを分析し、その対応策を考える。
なにかしら上達するためには必要不可欠なプロセスなのですが、この思考が不得意な人って結構いらっしゃいます。
職場にも、結果ばかりを求めてくる人、プロセスを説明しても聞く耳をもたない人っていませんか?
いわゆる、応用力のない人が該当かと思います。
NicolaRossiさんは「この感覚は私だけ特別というわけではないと思います」とお考えのようですが、この思考回路を手にしている時点で特別な方だと私は思います。
何をやってみても上達の遅い人は、ロジカルシンキングが苦手という壁にぶち当たっているというのも理由の1つではないかと思います。
調査能力不足(ググるのが苦手)
ロジカルシンキングを支える能力の1つとして、調査力があると考えています。
以前に記事に書いたことがあるのですが、自分の中に存在しない概念を取り入れるのは非常に難しいです。
ペダリングにおける「踏むのではなく回す」や「大腿四頭筋ではなく、ハムストリングで踏む」もその類です。
例えばですが、今までママチャリしか乗ってこなかった人が、ロードバイクを初めて購入しました。
ロードバイク仲間はおらず、海外通販でロードバイクを購入したためにお世話になれるショップもありません。
ロードバイクについて教えてくれる人が周囲に誰もいない状況で、「ペダリングは踏むのではなく回す感じで」などという情報に巡り合えるものでしょうか?
よほど研究熱心で、インターネットでの調査力に長けた方じゃないと自分の範疇外の情報と巡り合うのは困難だと思います。
2語・3語をつないだキーワードを駆使し、Googleを使いこなして求める情報を的確に探り当て、信憑性の高い情報を選別する能力を持つ方は、これもまた特別なスキルの持ち主ではないでしょうか?
そして、このスキルがない限り、ロジカルシンキングに繋げることもまた難しいと思うのです。
理屈は分かっていても、身体の動かし方や感じ方が想像できない(運動神経が悪い)
私がこのタイプですwww
ペダリングの例でいくと、「踏まずに回す感じで」の踏む感じも回す感じも分からないというパターンですね。
私も踏まずに回す感じでペダリングしていたつもりでした、1年目から。
でも、今、思い返せば踏むペダリングになっていたなと思います。
1年目の私は、回すペダリングのつもりで踏むペダリングになっていたという事実。
要は、回すペダリングという情報は知っていても、実際にどういうものなのか、どのように身体を動かしたらいいのかが感覚で分からなかったんです。
それは、ロードバイク歴5年目に突入した現在でも正しく回すペダリングになっていないかもしれません←おそらく、今でも間違ってるw
情報を知っていることと実践できることは別物というお話です。
私自身がこのパターンに嵌ったので、それこそ皆さん同じじゃないかと思っていたわけですが、どうもそうでもないみたいなんですよね。
逆に、ロジカルシンキングはできていない(っぽい?)のに、身体が無意識に理想のペダリングを覚えるということがあるようです。
アインシュタインの伝説的な話がありますよね?
ある数学の回答を求めようとした時。
一般的な人は、いくつもの数式を経て回答に辿りつきました。
アインシュタインは、一般的な人が経た数式を全部すっ飛ばして、なぜか理由は分からないけど回答には辿りつきましたというお話。
論理的思考はなくとも、感覚だけで辿りつける天性のセンスの持ち主も存在するんだと思います。
天性のセンスの持ち主は、距離を走れば上達していきます。
でも、自分のペダリングを周囲に説明することはできません。
「とにかく、死ぬ気で踏めばいいんじゃ~!!」と言ってる鬼速い方は、天性の才がある方と思って間違いないと思いますw
言うまでもなく、ロジカルシンキングができる天性の才を持つ人が最強であることは疑いようもありませんが。
これを一般的には「運動神経がいい、悪い」と言うのではないかと思います。
身体能力がついてこない(フィジカル不足)
ロジカルシンキングができても、運動神経がよかったとしても、筋力や柔軟性などの身体能力がついてこないとそれを実践することはできません。
ロードバイクは、一般人のライフスタイルの中では使わない筋肉を使うスポーツです。
日本を代表するロードレーサー新城幸也に、「日本に戻ってきて移動で歩くと足が筋肉痛になる」というエピソードがあるぐらいです。
そして、ロードバイクを始めて上達が速い人の共通点として、スピードスケートやスキー、スノーボード、ボート競技経験者が多いのも特徴的。
上に挙げたスポーツの共通点は、体幹とハムストリングの使用が主体であること。
要は、使う筋肉に神経が通っており、フィジカルが強いことは重要なポイントだということだと思います。
分かっていてもやめられない的なやつ(いわゆる脳筋w)
スピードをどうしても求めてしまうんですよね←脳筋w
NicolaRossiさんのおっしゃるとおり、スピードを落とせばいいんですよ、本当に。
実際、ハムストリング主体のペダリングに変える時期は、嫌でもスピードは落ちますしね。
でも、それが嫌だったんです!
受け入れられなかったんです!!
速く走りたかったんです!!!
少しでも遅くなるなんて許せなかったんです!!!!←超脳筋www
少し遅くなるという事実が「このペダリングは間違っているんじゃないか?」という疑念を生じさせたのもまた事実。
要は、回すペダリングを信じて継続することができなかったというのもあります。
すぐに結果を求めるあたりも脳筋ですねw
昔は、アワイチの後、大腿四頭筋がパンパンになってまともに歩けないなんてしょっちゅうでした。
アワイチの前半のペースが速く、後半が遅くなる傾向が続いたのも、踏むペダリングだったからだと思います。
「スピードを出すということに囚われて過ぎていた」のではないか?
大正解だと思います\(^o^)/
実力以上のスピードを出すことに固執することが、上達を阻害した(している)のは間違いないと思います。
求めていた回答になっていないかもしれませんが、本当に単なるスピードへの欲求だけだと思います。
4月13日にソロアワイチをしてきたのですが、その時も平均速度にこだわりすぎて、爆風向かい風の中を30km/hキープしようとし、がっつり踏んで右膝を痛めました・・・
いまだにスピードにこだわるのは、本能としか言いようがないですねw
スピードやケイデンスについては、アワイチのログをどうぞ
スピードやケイデンスについても具体的にどうだったかという質問もいただいていますので、ソロアワイチのログをば。
直近がこちら。
100kmぐらいで右膝を痛めて、Ave28.3km/hと惨敗w
この時は、90km地点ぐらいまで、回すペダリングを意識し、前側はかなり温存できていました。
しかし、爆風向かい風の中で30km/hを維持しようとして前で踏んでしまい、右膝を痛めて終了という感じですね。(自分の意識では、あまり前側で踏んでる感じではなかったんですけど・・・)
で、こちらが初フルアワイチらしいですw
平均ケイデンスは85ぐらいで、ほぼ変わらずですね。
平均速度は、Ave23.2km/hだったようです。
風がどうだったかは覚えてないですね・・・
しかし、遅いwww
この頃は、ガンガン前側で踏んでましたね。
ハムで踏むという知識すらありませんでしたからw
後半、足がパンパンで半泣きになりながら西海岸を走っていたような・・・
明石海峡大橋が視界に入った時は、そのまま泣きましたwww
そして、こちらが最速ソロアワイチのログ。
こちらも平均ケイデンスは84です。
平均速度は、Ave30.6km/hですか。
この日は、どこを走っても追い風というぐらいの神風アワイチでしたけど。
この頃は、ハムストリングにもいくらか踏む比率を傾けれるようになってはいたと思いますが、主は前側で踏んでいたと思います。
と、こんな感じでよろしいでしょうか?
ちなみに、本当にロードバイクを始めたばかりの頃は、淡路島100kmコースをAve20km/hぐらいで走っていたにも関わらず、80km地点で膝が痛くて歩けないぐらいになり、DNFしたこともあります。
結局のところ、スピードやパワーは関係なく、自分が無理なくこなせる範疇を超えることをやろうとしているか否かだけの問題だと思います。
最後に、どうすればロードバイクに快適に乗れるか?についての私見
ロードバイクは、そもそも快適な乗り物じゃないが最終的な回答ですかねw
NicolaRossiさんがおっしゃるとおりだと思います。
「ロードバイクは速く走らないと快適に乗れない」ということです。
何故かというと、ロードバイクは「速く走る為の自転車」だからです。
速く走るために、快適性や耐久性や操作性など、いろいろなものを犠牲にしている特殊仕様な自転車がロードバイクだと思います。
私的には、速く走っても快適とは言い難いような・・・
遅く走ると地獄を見る凶器レベルですね。
ですので、スピードを求めず、快適にサイクリングをしたいのであれば、ママチャリが1番だと思います。
次点がフカフカサドルのクロスバイクでしょうか。
そもそも、ロードバイクを手にしようと考える人は、スピードに魅せられた方が多いのではないかな?と思うんですけどね。
弱虫ペダル人気で、異なる入り方をされる人も多いのかもしれませんが・・・
というわけで、極論ですが、ロードバイクを快適に乗る方法はないというのが私見ということにさせていただきます。
幾ばくかマシになるには、3点支持の考え方から鑑みても、ペダルに体重をのせれるようになる=テクニックとフィジカルが必要ということだと思います。
このような回答でいかがでしょうか?
私に質問したいことがある方は、コメント、またはメール送信フォームから問い合わせいただければと思います。
現時点の私の考えを必死に文章に起こして回答させていただきます\(^o^)/
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