【ちょっと一言】TLでにぎわいをみせている下ハンダウンヒルについて

おかやまエンデューロの記事を書こうかと思ったのですが、1つ旬な話題を。

 

TwitterのTLで、下ハンダウンヒルについての話題が盛り上がってますね。

 

いろいろな意見がつぶやかれていて、なかなか興味深いです。

 

私のダウンヒルでのスタイルは、通常はブラケット、急勾配(10%以上)のダウンヒルは下ハンを使う派です。

 

いわゆる、使い分け派。

 

下ハンでダウンヒルをこなせた方が、引き出しが多くていいかなと考えています。

 

ですので、当件の皮切りになった方と同じ方向性だと思っています。

 

ただ、1つだけ気になることがありましてね。

 

それが、この1連の流れを目にした初心者の方が「うん、下ハンでのダウンヒルも出来た方がいいよね、峠へ練習に行こう!!」とならないかという点。

 

下ハンダウンヒルが苦手、もっと言えば恐怖を感じるという方が、上達するため、慣れるためにいきなり本番環境ともいえる峠に練習しに行くのはリスクが高いのでは?という点が気になっています。

 

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下ハンでのダウンヒル練の前に、平坦で下ハンを練習するべき?

 

下ハンダウンヒルが苦手という方は、まずは、平坦かつ安全を確保できる場所で、下ハンを握ることに慣れる練習をした方がいいんじゃないかな?というのが私の考えです。

 

ダウンヒルで下ハンを握るのが苦手という方を、苦手な理由別に分類すると、以下の3つに分かれると思います。

 

1.下ハンが苦手

2.ダウンヒルが苦手

3.下ハンもダウンヒルも苦手

 

下ハンを握ること自体が苦手なタイプ、下ハンは苦手じゃないけど、ダウンヒルが苦手なタイプ、あとはそのどちらもという複合タイプですね。

 

さて、下ハンに慣れることとダウンヒルに慣れること、どちらがリスクを少なく練習しやすいか?克服しやすいか?といえば、下ハンに慣れることではないでしょうか。

 

下ハンに慣れるだけなら、ダウンヒルを走る必要性がなく、リスクが少ないというのは大きなポイントかと思います。

 

広場などで下ハンを持つことに慣れることからはじめ、コーンなどを立て、仮想のコーナリング練習を行い、下ハンでの操車に慣れてきたら交通量の少ない公道を走ってみる。

 

平坦路で10分ほど下ハンで走り続けることができるようになったら、ダウンヒルにステップアップする。

 

10分程度、下ハンを握ったままの状態を維持できないようでは、フィジカル的に厳しい気がします・・・

 

下ハンをもつ時間を少しづつ伸ばしていくことで、体幹も順応し、鍛えられていくはずです。

 

下ハンに慣れる→ダウンヒルに慣れるという流れで練習するのが、リスクが少なく、恐怖感も克服しやすく、身体的にも適応しやすい方法ではないかと思います。

 

ダウンヒルは苦手だけど、下ハンは余裕ですよという方は、峠に直行してもいいかもしれません。

 

ダウンヒルは、経験値がものをいう

 

ダウンヒルに慣れるには、とにかく走りこんで、ダウンヒルの経験を積むしか克服する方法はないと思います。

 

ブレーキングで後輪から荷重が抜ける感覚を察知する能力や、前荷重をいなすテクニック、ブレーキングの開始ポイントの見極めやスピード感への慣れ、路面の凹凸のいなし方など。

 

ダウンヒルは難しいです。

 

ダウンヒルのテクニックについては、こちらの記事を参考にしてみてください。

 

 

頭で分かっていても、実行に移すのは難しいものです。

 

下ハンとブラケットポジションを交互に使いつつ、安全マージンをとったスピードで、少しずつダウンヒルに慣れていきましょう。

 

初心者が下ハンでダウンヒルを走るのは、難しい・・・

 

握力のない方にとって、下ハンはブレーキを引きやすく、重宝するポジションであることは間違いないと思います。

 

練習する価値は非常に高い。

 

しかし、相応のバランス感覚や体幹の強さなどフィジカルも求められます。

 

この時点で、初心者向けの技術とは言えない気もします・・・

 

非力ゆえに必要とされているのに、非力では使いこなせないポジションが下ハンということなのかもしれません。

 

ダウンヒルでのブレーキングを楽に行える魔法のツールというわけではないのかなと、私は思います。

 

ポジションの変更やブレーキ・ブレーキレバーのセッティング、機能性の高い機材の導入などで緩和することができるかもしれませんが、多額の投資を必要とするのが、先々までロードバイクを続けるのか分からない初心者にとって悩ましい点でもありますね・・・

 

初心者の方は、無理して急勾配のダウンヒルコースは走らない方がいいですよというのが、私がお伝えできる唯一のアドバイスかもしれません。

※でも、走りたいんですとか言わないでくださいね・・・
極端な例えになりますが、大富豪のF1大好き素人が、F1マシンでサーキットを全開走行してみたいと思っていたとしても、身体的にも技術的にも不可能なのと変わりないお話です・・・

 

上ハン、下ハンのこだわりはもたずに、無理せず、事故なく、落車なく

 

下ハンでダウンヒルを走れるという武器を持つことは、素晴らしいことだと思います。

 

ただ、下ハンに苦手意識がある方が、ぶっつけ本番で下ハンでのダウンヒルを実行に移すのはおすすめしないですよということが言いたかっただけの記事でした。

 

こだわりは捨て、使えるものは総動員し、自分のできる範囲内で、無理せず、事故なく、落車なく、大型連休のライドを楽しみましょう~

 

 

この記事内容でもマウンティングとか言われるんだろうか・・・

 

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