【デュラ導入】ヒルクライムレース対策のためにチェーン交換やってみた【交換手順】

セルフメンテナンスの中でも難易度高めの印象のあるチェーン交換。

 

私も、以前に1度だけトライしたことがあります。

 

その時は、105チェーンを1本無駄にしました(´;ω;`)

 

作業工程の中に、必ず行わなければならない&後戻りのできない作業が含まれているのが厄介なんですよね・・・

 

その苦い思い出ゆえに、ずっと避け続けてきたチェーン交換ですが、前回記事のとおり、9月1日に参戦予定の西粟倉ヒルクライムの完走に黄信号が灯ったため、悪あがき的にデュラエースのチェーンを導入しようと思った次第。

 

 

奥さん曰く、「チェーンをデュラエースに換えたら、馬鹿みたいに回るようになった!!」とのことだったので、完成車付属のKMCチェーンからグレードアップを図ることにします。

 

先に申し上げておきますと、デュラチェーン交換後、ペダルを回すのがちょ~楽しくなるぐらい気持ちよく回るようになりました←半分はプラシーボかもw

 

 

デュラチェーン、いいぞ!!

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

チェーン交換に必要なアイテムをおさらい

 

チェーン交換に必要な工具をおさらいしておきます。

 

1.交換用チェーン

2.チェーンカッター

3.チェーンフック

4.ダンボール

5.ペンチ(プライヤー)

 

とりあえず、この3点があればチェーン交換可能。

 

もし、洗浄&注油をしてから乗り始めたい方は、パーツクリーナーやチェーンルブも用意しておくとよいかもしれません。

 

交換用チェーン

これは言わずもがなですね。

 

複数のメーカーから複数のグレードのチェーンが販売されていますので、お好みに合わせてどうぞ。

 

SHIMANOであれば、105、アルテグラ、デュラエースあたりが候補になるかと思いますが、価格差は小さいほうだと思います。

 

ちなみにAmazonだとこんな感じ。

 

こちらが105

 

こちらがアルテグラ

 

こちらがデュラエース

 

ほとんど変わらない・・・

 

4,000kmほど使用できるので、コスパを考える時、タイヤと同じ感覚でよいと思います。

 

タイヤは2本必要なので、グレード間の価格差が倍になってしまいますけど。

 

私的には、アルテグラあたりがコスパ最強かな?と思ったりもします。

 

今回は、奮発してデュラエースいっときました!!

 

チェーンカッター

 

必須の工具が、チェーンカッターです。

 

これがないと作業ができません。

 

私は、携帯工具に付属しているチェーンカッターで作業を行いました。

 

くっそ作業しにくかったですけど!!

 

チェーンを切る(切るといっても、ゴリゴリ切断するわけではないですがw)のに、かなりの力でハンドルを回さないといけないのですが、携帯工具だと力が加えづらく、難儀しました。

 

用意できるのであれば、専用のチェーンカッターを用意した方がいいと思います。

 

 

こちらのチェーンカッターであれば、次に書くチェーンフックも付属しているのでおすすめ。

 

ちなみに、ミッシングリンクでつながれているチェーンを交換するのであれば、必要ありません。

 

 

こちらがミッシングリンクです。

 

これを専用工具でパチンとやると、簡単にチェーンが外れます。

 

 

リムーバーがないとつらいですが・・・

 

ちなみに、私の完成車に装着されていたチェーンもミッシングリンクで繋がれていたのですが、それに気付かず、チェーンカッターでバチンとやってしまいました\(^o^)/

 

 

もう使うことはないので、いいんですけどね。

 

チェーンフック

 

必須とは言いませんが、1人で作業をするのであれば、ほぼ必須といっても過言ではないというのが、チェーンフックです。

 

 

チェーンを切る時、チェーンを繋げる時にチェーンの両端を寄せて、コネクトピンを入れるなり、ミッシングリンクを繋ぐなりしないといけないわけですが、作業はロードバイクに装着した状態で行わないといけません。

 

リアディレイラーの動きを見ていただければ分かると思いますが、チェーンにテンションがかかるように動作しますので、チェーンの両端を寄せた状態を維持するのが難しいんですね。

 

そこで、チェーンの両端に引っ掛けて、離れていこうとするところをキープするために必要になるのが、チェーンフックです。

 

私も所有していたはずなのですが、どこかにいってしまうという・・・

 

今回の作業では、私がチェーンの両端を引き寄せ、奥さんにコネクトピンを入れてもらうことで事なきを得ました。

 

ダンボール

 

チェーンは油まみれですので、汚さないための対策アイテムです。

 

Amazonの大き目のダンボールを確保しておくといいですね。

 

ペンチ(プライヤー)

 

新チェーンをつなぐ際、コネクトピンの余り部分を捻じり折るのに必要です。

 

ミッシングリンクを使用する場合は不要。

 

 

チェーン交換の作業手順

 

必要なアイテムをおさらいしたところで、メインのチェーン交換の手順に移りたいと思います。

 

1.旧チェーンにチェーンフックをかける

2.旧チェーンを切る

3.旧チェーンを外す

4.新チェーンを適切な長さに切る

5.新チェーンをロードバイクにとおす

6.新チェーンを繋ぐ

 

1.旧チェーンにチェーンフックをかける

 

私、この工程を完全に忘れて作業いたしました\(^o^)/

 

結果、チェーンカッターでチェーンを切った瞬間、チェーンがスーパー暴れてフレームにバチ当たりしました(´;ω;`)

 

という事故を防ぐための手順ですwww←ワラエナイ・・・

 

フレームに当たるレベルで済めばいいですけど、外れたチェーンの暴れ方やその時の体勢次第では、大ケガをする可能性もありますので要注意だと思います。

 

フロントチェーンリングとリアディレイラーにチェーンがかかっている状態では、チェーンにかなりのテンションがかかっています。

 

チェーンが切断された瞬間、そのテンションが一気に開放されるので、すさまじい勢いでチェーンが外れていきます。

 

チェーンステー、シートステーにバチバチ当たりながら・・・

 

ワイの新車が(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)

 

ということになりかねないので、フロントはインナー、リアはトップに入れて作業を始める方がいいかと思います。

 

そして、チェーンフックをお忘れなく。

 

2.旧チェーンを切る

 

チェーンカッターを使って、チェーンを切ります。

 

チェーンカッターに、チェーンを分離するコマの部分をセットして、グルグルと回していきます。

 

 

チェーンのコマの真ん中にあるチェーンを繋いでいるピンを押し出す作業をチェーンを切ると表現しています。

 

実際にチェーンをギリギリと切断するわけではありません。

 

チェーン切断後がこちらです。

 

 

結構な力作業です。

 

携帯工具ですと、途中、なかなか回らなくなるレベルでパワーが必要。

 

チェーンが切断される瞬間は、バチッ!!と大きな音が鳴るので切断できたことが分かると思います。

 

そこから、さらに回していき、コネクトピンを完全に押し出して、切断完了です。

 

3.旧チェーンを外す

 

旧チェーンを抜いていきます。

 

抜き方を間違えると、この工程でもチェーンステーやシートステーにチェーンをぶち当てることになると思いますので慎重に。

 

フロントチェーンリング→フロントディレイラーと抜いて、チェーンを上に引き上げて、リアディレイラーから抜くのがいいかもしれません。

 

フロントディレイラーから抜く時に、チェーンステーにチェーンが当たらないように持ち支えてあげましょう。

 

4.新チェーンを適切な長さに切る

 

※当作業が、冒頭に書いた後戻りできない作業になります。

 

新チェーンは、適切なチェーンの長さより長い状態になっています。

 

これをチェーンリングの大きさ等によって、適切な長さに調整する必要があります。

 

チェーン交換のみであれば、以前のチェーン長と同じになるよう、新チェーンを切断しましょう。

 

原始的な方法ですが、大き目のダンボールの上に、旧チェーンと新チェーンを並べて、同じコマで切るのが確実です。

 

 

コマ数を数えてもいいんですけど、116コマありますので、大変ですw

 

しかも、1度切断してしまうと後戻りできない作業ですので、慎重に作業を進めます。

 

短くしすぎると、新チェーンの生命は、そこで絶たれてしまいます( ノД`)シクシク…

 

ですので、何度となく、切断するコマを確認したくなります。

 

私も6度確認しました。

 

6度も100コマ以上数えるのは避けたいですよね?

 

新旧チェーンを並べるのが1番だと思います。

 

 

切断後のチェーンがこちらです。

 

 

5.新チェーンをロードバイクにとおす

 

長さを調整したチェーンをロードバイクにセットしていきます。

 

ポイントは3つ。

 

1.チェーンの裏表を間違わないこと

2.フロントディレイラーをとおすこと

3.リアディレイラーをとおすこと

 

1のチェーンの裏表というのはこちらです。

 

 

チェーンには、文字が刻印されている側とされていない側があります。

 

 

こちらが、刻印されている側の写真です。

 

刻印されている側が見えるようにチェーンを通しましょう。

 

2、3のフロント・リアディレイラーを通しましょうというのは、当たり前のように思えますが、意外にやってしまいがちな罠だったりします。

 

特に注意すべき点は、リアディレイラーの通し方を間違えないようにすること。

 

 

リアディレイラーは、上下2つの歯車が存在しますが、両歯車の間にチェーンを支えるため(?)の金具がニョキっとはえています。

 

上の歯車を通したあと、この金具の上にチェーンを通して、下の歯車に向かうのが正解です。

 

昔、この金具の下にチェーンを通してしまい、「なんか回りが重いし、変な音するな~」となったことがあります。

 

コネクトピン1本を無駄にしました。

 

それを見越してか、SHIMANOのチェーンには、コネクトピンが2本付属していますので事なきを得ましたが・・・

 

 

作業前に、どのようにチェーンが通してあったかを写真に記録しておくといいかもしれませんね。

 

6.新チェーンを繋ぐ

 

チェーンの両端をチェーンフックで固定し、コネクトピンを入れていきます。

 

 

手で押し込めるのは、ここぐらいまで。

 

この先は、チェーンカッターを使って、ピンを押し込んでいきます。

 

 

前面がチェーンとツライチになるぐらいまで押し込みます。

 

チェーンカッターは、回し続ければ、そのままピンを押し込み続けてしまうので、ツライチを意識するようにしましょう。

 

奥側に飛び出した余りの部分は、ペンチ(プライヤー)で挟み、捻じり折ります。

 

チェーンを持ち、固定しながらペンチで挟んだピンを捻じると比較的簡単に折れます。

 

 

以上で、作業終了です。

 

最後に

 

チェーン交換の作業工賃の相場は、某大手チェーン店で1,500円から2,000円ぐらい。

 

チェーン交換の推奨走行距離が4,000km前後であることを思うと、セルフメンテナンスできた方がお得。

 

しかし、あまり距離は乗らないよという方は、工具を揃えるコストもありますので、ショップにお願いするのもアリだと思います。

 

作業にかかる時間を短縮することもできますしね。

 

トライしてみたいという方は、バッチリ準備を整えてから作業を始めましょう。

 

作業途中で、必要工具がないと判明した時の絶望感はハンパないですwww

 

当記事で紹介したアイテムへのリンクを再度貼っておきますので、参考にどうぞ。

 

 

にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ
にほんブログ村

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました