最近、身体のつくり、関節や筋肉の構成・役割について、ブログやYouTubeを見漁っているAKIRAです、おはこんばんにちは。
いろいろと新たな情報に触れつつ、人体実験を楽しんでいるわけですが、「えっ、マジで!?」と思うような、勘違い事案に出合うこともあります。
私的に意外だったことを1点、紹介してみたいと思います。
股関節の位置、分かりますか??
ロードバイク乗りにとって重要な部位、股関節。
「上手にペダリングできるようになりたい」、「速く楽に走れるようになりたい」と思い、ペダリングについて調べたことがある方でしたら、「股関節でペダリングしましょう」という文言を飽きるほど見聞きしていることと思います。
股関節でペダリングするために、「太腿の上下運動に集中し、膝下は脱力」などの情報にも多く触れてきていると思います。
それもとても重要な情報だと思いますが、そもそも、話題の主体となっている股関節がどこにあるのか?ということを正しく認識できているでしょうか??
先日、「ロードバイクで速くなるには?」的な本を図書館で借り、読んでみたのですが、その本の著者も股関節の位置を正しく把握できていないような記述がありました。
かなり著名なロードバイク乗りの方らしく、フィッターとしてもご活躍されている方のようでしたが、そんなすごい方でも誤認するぐらい股関節の位置は感覚的に捉えている箇所とは異なる場所にあるということだと思います。
(※あえて、分かりやすくするためにそのように表現した可能性も十分にあると思います)
ちなみに、上記の方が誤認されていた股関節の位置は、大転子と呼ばれる部分でした。
大転子は、大腿骨の外側にある出っ張り部分のことです。
上の画像の赤丸の箇所ですね。
ちなみに、股関節は青丸の箇所です。
実際の股関節の位置より、感覚的に認識している位置はだいぶ外側にあります。
同じ認識の方、意外に多いのではないでしょうか?
ちなみに、私はもっとかけ離れた場所を股関節と勘違いしていました・・・
黒丸の場所です(*ノωノ)
腸骨(いわゆる骨盤)の出っ張った場所を股関節だと思っていました、リアルに。
感覚と現実が盛大にずれてますね。
この場所を股関節だと思ったまま、股関節を大きく動かすイメージで身体を動かそうとすると、骨盤が暴れまくりで不安定になってしまいます。
ですので、関節を意識する際は、正しい位置と動きを認識することが大事だと思います(自戒)
ちなみに、股関節を横から見るとこんな感じです。
骨の頭が丸くなっていて、それが骨盤側にがぽっとはまっているような仕組みになっています。
後ろから見ると
股関節から少しだけ斜め下に伸びて、カクッと下方に曲がり、真っすぐ下に大腿骨があるという感じです。
各々の脚の骨の真上に股関節があるので、左右半身の中心、バランスをとる支点の位置といえると思います。
ぐりぐりと3Dの動きをする(伸展・屈曲、内転・外転、内旋・外旋とどの方向にも動く)のは、大腿骨の頭の丸い部分になります。
位置関係、形状などを把握したところで、実際に触ってみましょう・・・と言いたいところですが、簡単に触れる場所にありません。
というのも、股関節はかなり奥深くにあり、腰骨のように出っ張っているわけではないからです。
目安は、比較的触りやすい大転子の少し上の高さ、鼠径部(いわゆるビキニライン)のちょうど中央あたりの深い場所です。
足を前方に伸ばして地面に座り、右手の親指で大転子を触りつつ、人差し指、中指、薬指の三本の指を折り重ねるようにして該当箇所を押し、足首を左右に倒してみてください。
脚を内・外に捻じると表現した方がわかりやすいでしょうか?
すると、左手の指先に、わずかにコロコロと動く感触を得れる箇所があると思います。
それが股関節です。
思っているより、体の中心側にあると思います。
この場所を中心に、まっすぐ股関節の伸展・屈曲を行うのがペダリングの動作になります。
意識してペダリングしてみて、「あれ?ちょっと外側にずれてるな・・・」とか「内側にささってる気がする・・・」などの違和感を感じるのであれば、ゆがみが出ている可能性があると思います。
感じた違和感に対して、その原因が筋力のなさなのか、骨格のズレなのか、はたまた過去の故障によるものなのかなど分析し、対応策を考え、実行するのも楽しいと思います。
もちろん、素人考えの対応策で間違った方向性に修正していくのは怖いので、専門家に相談しつつというのがベストかと思います。
私という実験体の実例
私が現在進行形で対応しようとしている内容を例として挙げると
左足の軌道が外に逃げている感覚がある
↓
膝が外に向いてる?
↓
股関節が外旋してる?
↓
股関節を内旋するための筋力が弱い? or 外旋する力が過緊張で強めに出てる?
↓
中臀筋を鍛える or 大臀筋のストレッチを行ってみよう
厳密には、股関節内旋のための主動作筋は存在しないようですが、中臀筋が内旋に関わるそうなので。
事実、私の生ケツを見た奥さんが「右のケツに比べて、左のケツが貧相」と言っていたので、あながち間違ってはいないのではないかと思います。
3週間ほど続けていますが、だいぶ左足のペダリングの違和感がとれ、まっすぐ力をかけれるようになってきたので、このまま継続してみたいと思います。
ちなみに、足裏の重心の置き方についても修正しようとしている点がありますので、また記事をアップしたいと思います。
最後に
カラダに関するプロにアドバイスを求めるにしても、どのような違和感を感じるかを伝えなくては始まりません。
立っている時も、歩く時も、階段を登る時も、ロードバイクに乗っている時も、関節がどのように動き、骨がどのような軌道を描いているのか、過緊張を起こしている筋肉はないかなどを意識し、感じ取れるトレーニングをしておくことが大事なのではないかと思います。
自分自身のカラダの動作、少し気にしてみませんか?
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