【自転車の教科書】ロードバイク初心者に読んでほしいおすすめ書籍【堂城 賢】

2013年に発売された書籍ですが、ロードバイク歴が5年を過ぎた私が改めて読み返してみても「いい本だな」と思ったので、ご紹介したいと思います。

 

それがこちら。

 

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堂城 賢(たかぎ まさる)さんが書かれた、自転車の教科書です。

 

自転車の教科書 身体の使い方編 という続編も出版されているのですが、自転車の教科書の方をおすすめします。

 

 

こちらではなくて、こちらです。

 

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続編は、かなり突っ込んで丁寧に身体の動かし方について解説されようとしているように見えます。

 

ゆえに、ロードバイク初心者がいきなり読んでも何が重要なのかが分かりづらく、読むことに疲れてしまい、読み流して分かった気になってしまう可能性があるように思います。

 

自転車の教科書を読んで、ある程度「そういうことか!!」と実体験でき、納得できた人向けという印象です。

 

自転車の教科書は、堂城さんが「速く楽に走れるようにおすすめする乗り方は、おじぎ乗りだよ、その内容はこうだよ」という、まずは押さえたい最重要ポイントのみが書かれているように思えます。

 

ですので、頭に入ってきやすいと思います。

 

一部のロードバイク乗りの方からは、おじぎ乗りに対する批判の声もあるようですが、ロードバイク初心者が速く遠くへ楽に走るためのベース、指針を示してくれるライディング理論だと私は思います。

 

筋肉、関節の使い方などを詳しく解説しつつ・・・という内容ではなく、「こういう風に身体を動かせば楽にパワーを出せますよ~、ロードバイクに乗らずに体験する方法はこのようにしてみてください~」という流れで進んでいくので、難しい前提知識は不要です。

 

ただ、前提知識がない場合は、自転車の教科書に書かれているすべての内容が重要なポイントだという認識で読むことをおすすめします。

 

今回、数年ぶりに読み返してみたのですが、以前に読んだ時には気にならなかった内容が、とてつもなく重要なポイントだったという点も少なくなかったです。

 

あと、「おじぎ乗りって、背中をまっすぐにして、ステムを長くして、サドルを後退させて、前傾をきつくして乗るやつでしょ?」という先入観は一切捨て、書かれている内容をそのまま読み取るようにするのが重要だと思います。

 

特に「後ろ乗り」というイメージは、絶対に捨てた方がいいというのが、私の感想です。

 

実際、自転車の教科書を読んでみると、「後ろ乗りすべき」とはどこにも書かれていません。

 

では、どうすれば速く楽に走れるポジションを見つけれるかの詳細については、自転車の教科書を読んでいただきたいところですが、私なりの解釈の概要だけ書いてみたいと思います。

 

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自転車の教科書の最重要ポイントとやってはいけない注意点について

 

理想の乗り方として提唱されているおじぎ乗りですが、形(ポジションやフォーム)が最重要なわけではなく、ペダルに体重を乗せることができて、楽に自転車を走らせることができることが最重要ポイントだということを認識するのが大事かと思います。

 

その最終目標に到達するために、必要な身体の動かし方を知ること、それを実現するためのフォームを知ること、そして、それを実現するためには何が必要かというのを解説しているのが自転車の教科書だと思います。

 

私もそうでしたが(今もまだそうだと思いますが・・・)、初心者は形から入りがちです。

 

しかし、その形である理由、それに至ったロジックをしっかりと理解しないと見た目だけ同じで中身は異なるものを追い求めることになりかねません。

 

中身が異なれば、あらわれる結果も異なりますので、期待した結果が出ないという事態に陥ります。

 

冒頭でも書きましたが、繰り返し強調されていない思わず流し読みしてしまいそうなキーワードにも、そのパーツが欠けることで結果が変わる内容も含まれているように感じましたので、1章ごとに読み、理解し、実感するというルーティンをこなすことが大切かと思います。

 

著書の中で、堂城さん本人も書かれていることですけど。

 

まぁ、読み飛ばしちゃいますよね、そういう注意書き的な文章って・・・

 

でも、そういうところにこそ、著者の想いが多分に込められている気がします。

 

めんどくさがらずに、しっかり読みましょう。

 

あと、挿絵がいくつか入っているのですが、ロードバイク乗車の挿絵については、極端に描かれている感は否めません。

 

「こういうイメージね」ぐらいで、軽く受け止めた方がよいかと思います。

 

挿絵と同じフォームがとれなくて当たり前ぐらいの勢いがあります(どれだけ柔軟性高いんだよと突っ込みたくなるレベル)

 

筋力・柔軟性のレベルによって、実現できるフォームも大きく異なります。

 

自分にできる範囲でこなしていければよいかと思います。

 

強くなりたければ、筋力・柔軟性(いわゆるフィジカル)の向上が絶対条件だということは忘れてはいけませんが・・・

 

理想のポジションは、理想の身体の動かし方とその実現方法に従えば自然と見えてくるもの

 

さて、それでは、おじぎ乗りについて重要と思われる概要を箇条書きしてみたいと思います。

 

・体重をペダルにのせれるようになるが目標

・上の表現は、大袈裟なわけではなく、本当にペダルを踏む感覚はなく、体重でペダルを下ろすだけのイメージが目標

何を言ってるんだ、踏まないとペダルが回るわけないじゃないかという想いを捨てることが、1番重要なのかもしれません

 

・重心を拇指球上に移動することで、身体はスポーツ動作のモード(いわば戦闘モード)に入り、動かしやすくなる

・元大リーガーのイチロー選手の守備姿勢がいい例

・拇指球上にかかる体重をより大きくしたいので、中腰の姿勢をとる

・曲げた膝が、拇指球より前に出ないようにしないと、前腿が痛くなるので注意

・かといって、重心がかかとによってしまうとスポーツ動作のモードが解除され、動きにくくなるので、重心は拇指球のまま

・上記を実現するためには、腰椎・胸椎を屈曲させるのではなく、股関節を屈曲させないと難しい

 

関連記事:【ペダリング】股関節の位置がどこか、正しく認識できていますか?

 

・股関節を屈曲させれないと、骨盤が後傾してしまう。骨盤が後傾すると、身体の前後バランスが後ろに寄ってしまうため、腰椎・胸椎を前に曲げることでバランスを取ろうとする。猫背の完成。それでも重心は後ろに寄り気味になるため、拇指球に体重をのせれなくなる。腰椎は、本来曲げることを不得意とする関節(スタビリティジョイント)のため、腰痛の原因にもなる。
この流れは、絶対にNG

 

関連記事:【モビリティジョイント】関節の種類と役割について【スタビリティジョイント】

 

・股関節を屈曲させると、自然とお尻が後ろに引かれた状態になる(逆説的にいうと、お尻を引かないと股関節を屈曲できない)

※腰が引けた状態になるわけではない。あくまで、お尻が後ろに突き出るだけ。

・股関節から屈曲することで、骨盤を前傾できる

・骨盤自体が前方に傾いている状態なので、胸椎を極端に屈曲しようとしなくても前傾姿勢をつくれるため、背中はまっすぐになる

・肩甲骨を閉じることができ、胸を開くことができるので、呼吸も楽になる

・上記の上体のフォーム上で、肩を回す軌道上にブラケットと下ハンがあれば自然

 

私なりの解釈ですが・・・

 

上記のとおりですが、お尻の位置=サドルの位置、手の位置=ブラケット位置や下ハンドル位置は、ポイントとなる身体の動かし方に従って、フォームを構築していけば、自然と位置が決まるはずということです。

 

そして、その最適な位置は、身体的特徴、筋力、柔軟性などによって決定されることになります。

 

言い換えれば、最適なポジションは人によって異なりますし、同一人物であっても、毎日変化していくということです。(毎日は言い過ぎかもしれませんが・・・)

 

ポジションは、数値だけで答えを出せる世界ではないと私も思います。

 

身体の動かし方、身体的特徴、筋力、柔軟性、故障有無などを考慮して、実現できる範囲内でとることのできる最適なフォーム、ポジションを見つけ出すのがフィッティングではないかと思います。

 

ライディング能力向上のために、あえて、少し負荷を感じるフォーム、ポジションを与えるという考え方もあると私は思いますが・・・

 

ちなみに、堂城さんも身体の使い方編を出版されるタイミングでは、「実現不可な方にも理想像を実現できるように努力してみてもらうスタイルに方針変更した」みたいです。

 

上に書きだしたのは、自転車の教科書に書かれている内容のほんの一部に過ぎません。

 

詳細を知りたい方は、自転車の教科書を実際に読んでみてください。

 

最後に

 

堂城さんの自転車の教科書に興味を持たれた方は、ぜひ、1冊目の著書から読んでみてください。

 

濃厚な情報がたくさん書かれており、ロードバイク初心者の方にとって、なにがしかの気付きを与えてくれる良書です。

 

「新しい情報の方がアップデートされていていいでしょ?」と思う方もいらっしゃると思いますが、まずはベースの考え方に触れていただく方がよいのではないかと思います。

 

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自転車の教科書を読んでみて、「さらにレベルアップを図りたい!!さらなる情報を手にしたい!!」という方は、続編である自転車の教科書 身体の使い方編も読んでみてください。

 

 

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