私はお会いしたことがないのですが、状況が許せばなるべく参加しているハイパーナイトクラブの夜練に新人さんがいらっしゃったようでして。
直近の夜練で、新人さんがチェーン落ちに困っているという話題が挙がっていたのです。
それを聞いて、「そういえば、ここ1年ぐらいチェーンが外れたことないな・・・」と思ったのです。
おそらくは、フロントディレーラー、リアディレーラーの調整が失敗しているのだと思うんですけど。
私も自分でディレーラーを調整して、内側にしょっちゅうチェーン落ちしたことがありましたから。
芦屋のRIDEWORKSで調整してもらったら、一撃必殺だったのはいい思い出。
それ以来、ディレーラーの調整だけは自分でやらないことに決めた\(^o^)/
ただ、ディレーラーの調整不足だけが原因とも限りません。
「変速の操作が悪いのでは?」とも思うわけです。
ということで、私なりにチェーン落ちを回避するために気を付けている、変速のポイントを書てみたいと思います。
チェーンが外れないためのギアチェンジのポイント
1.ペダルを回しながら変速する
2.変速の瞬間だけ、ペダルを踏む力を弱める
3.フロントのSTIレバーの操作はソフトタッチで
4.リアのローおよびトップは使わないようにする
5.フロントを変速する前に、リアをフロントとは逆側に3枚ほど変速する
6.ペダルを後ろに回さない
1.ペダルを回しながら変速する
私の中では当たり前だと思っていたんですけど、初心者の方の中には、ペダリングを止めて変速される方がたまにいます。
変速してから、ペダルの漕ぎ出しまでの間、ディレーラーの位置は変わってしまっているのに、チェーンは元の位置にあるという不安定な状態ができてしまいます。
この不安定な状態をなるべく短時間にするために、ペダリングしながら変速すべきだと考えます。
この話、2と6の問題にも絡んでいるとは思うんですけどね。
2.変速の瞬間だけ、ペダルを踏む力を弱める
ロードバイクの変速の仕組みは、意外に強引なことをやっているんですよね。
チェーンを無理やり脱線させて、他のギヤのラインにチェーンを動かして変速しているんです。
なので、脱線中はイレギュラーな状態ですので、そこで「グイッ」と力を込めてしまうと駆動系を痛めてしまうリスクもありますし、チェーン落ちの原因にもなります。
ペダルを踏む力を緩める=スッと回す
私は無意識で行っていたのですが、4時から6時を通過するタイミングで変速していました。
ペダリング効率の話と関係しますけど、4時から6時は力がかかりにくいパートなんですよね。
ペダリングにおける通過パートで変速するのが、コツだと思います。
ちなみに、私自身も理由がわからないのですが、8割ぐらい、リアを重くする時は、右足の4時~6時で変速し、リアを軽くする時は、左足の4時~6時で変速していました。
そういうリズムで体が覚えているんでしょうね。
3.フロントのSTIレバーの操作はソフトタッチで
フロント側のSTIレバー、重いですよね。
感覚的には、「うんこらしょっ」って感じで変速しています。
「ふんっっっ!!」って感じで、力強く押し込むと変速がおかしくなる率が多いような・・・
DURAだと関係ない話かもしれませんがね\(^o^)/
4.リアのローおよびトップは使わないようにする
「なるべく」です。
特に使わないように気を付けているのは、インナートップとアウターローです。
この2つの組み合わせは、いわゆるたすき掛けと呼ばれる組み合わせで、チェーンが1番クロスしてしまうんですね。
チェーンが真っすぐなのと、斜めなのとどちらが安定しているかは言わずもがな。
駆動系への負荷も大きくなりますし、そもそも同じ(またはほぼ同じ)ギア比を異なる組み合わせで再現できますので、わざわざ使う必要もありません。
アウター縛りとか言って、アウターローを使うのは私的にアウト。
素直にインナーの19Tあたりを使いましょう。
詳しく知りたければ、すべての組み合わせのギア比を見ることができるこんな便利なサイトもありますので、訪れてみてはいかが?
5.フロントを変速する前に、リアをフロントとは逆側に3枚ほど変速する
逆の順番で変速してる人いません?
フロントを先に変速してしまうと、先ほども登場しましたたすき掛けに近い組み合わせになる確率が高まります。
リアの変速は、スプロケの真ん中の方にチェーンが移動するような変速になります。
スプロケの真ん中にチェーンがかかっているということは、斜め掛けになることはなくなりますよね。
ですので、リアを変速してからフロントを変速するようにしましょう。
また、リアの変速数ですけど、私の経験上、2枚か3枚分変速することで、同じギア比の組み合わせになるように思います。
とりあえず、3枚分変速しておいて、あとはフロントを変速後に微調整すればよいかと。
6.ペダルを後ろに回さない
特に変速が終わり切っていない状態で、ペダルを後ろに回すのはNG。
チェーン落ちするか、ペダルが動かなくなります。
ペダルを後ろに回す利点はありません。
普段からペダルを後ろに回さないように癖づけておく方がいいですね。
まとめ
常に駆動系に不要な負荷を与えないことを考えながら乗ることが大事ということです。
あとは、整備の問題ですね。
ディレーラーの調整は、素人がやるには難しい部類ではないかと思います。
ショップで調整をお願いしても、1,500円ぐらいだと思いますので、スパッとショップにもっていくのがよいと思います。
負荷のかからない変速を意識せずにできるようになりましょう!!
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