私の決戦ホイール、ボラワン50チューブラーですが、実際にレースで使用したことですし、セカンドインプレをアップしたいと思います。
ファーストインプレはこちら。
BORA ONE 50 チューブラー ファーストインプレッション
レース指向の強い方向けのホイールですので、ポタリングやロングライド向きのホイールをお探しの方は、こちらの記事をおすすめします。
レースで勝ちたい!!という方向けのレーシングホイール
結論から言いますと、クリテリウムやエンデューロなどのレースで勝ちたい!!という強い思いのある方におすすめのホイールです。
C5レベルのクリテリウムであれば、ハイエンドクラスのアルミホイール、例えば、フルクラムレーシングゼロでも十分戦えます。
しかし、C4レベル以上になると、アルミホイールでは正直厳しい・・・
よほど走力がある方であればアルミホイールでも戦えるかもしれませんが、それほどの走力がある方がボラワンのようなカーボンホイールを手にした日には、C3レベルでも優勝争いできるレベルになると思います。
ボラワンをはじめとするカーボンディープの最大の武器は、40km/h以上の高速巡航域で足を温存できること。
クリテリウムにしてもエンデューロにしても、上位陣は40km/hを常に超えるレベルで走ります。
ゴール前のラストスプリントの時、カーボンディープで足が温存できている人と、アルミホイールで足が削られている人が争えば、どちらに軍配が上がるかは推して知るべし。
レースは、通常のライドとは次元が違う世界で戦います。
よく耳にする「機材なんか関係ない、エンジン(脚)で勝負」という言葉は、もはや通用しない世界。
機材が大きなウエイトを占めます。
ロードバイクは機材スポーツです。
本気でレースに勝ちたいのであれば、カーボンディープ一択と言えるでしょう。
カーボンディープの中でもオールマイティーな性能を有するボーラワン50は、有力な購入候補と言えるのではないでしょうか。
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ボラワン50チューブラーの基本性能
まずは基本性能をおさらいしておきましょう。
BORA ONE 50 Tubular (ボーラワン 50 チューブラー)
重量:F/545g R/720g
リムハイト:F/50mm R/50mm
重量が前後合わせて1,260gほどと超軽量です。
チューブラーなので、チューブラーテープの重量が若干プラスされますが、アルミホイールと比べると圧倒的な軽さ。
それでいて、リムハイトが前後ともに50cmのディープホイールです。
さすがカーボンホイールと言ったところですね。
実際、ホイールをシャマルウルトラから交換した時、「なにこれ!?かるっ!!」って叫んでしまうレベルで軽いです。
スポークは、F/18本(ラジアル)、R/21本(MEGA G3)で、Anti-Rotation System を採用したステンレス製で空力性能を確保。
ロードバイクは、高速域になるほど空力が物を言うスポーツですから、空力にこだわった作りは大事ですよね。
加速性能
1踏み目に関しては、シャマルウルトラのような硬いアルミホイールの方が進んでいる感覚があります。
しかし、2踏み目からの加速は非常に軽やか。
あまり足に負荷がこないので、加速している感覚がないのですが、あっという間に30km/hを超えます。
軽量ホイールであることが大きく影響しているのではないかと思います。
レースでは、ゼロ加速のウエイトは高くないため、1踏み目のもっさり感は気にしなくてもよいのではないでしょうか。
むしろ、コーナーからの立ち上がり加速の方が重要になりますので、2踏み目からの加速がよいということはアドバンテージになります。
巡航性能
何度でも書きますが、40km/hを超える高速巡航は優秀のひとこと。
シャマルウルトラ、レーシングゼロなどのハイエンドアルミホイールに比べて、脚を温存することができます。
ペダル一漕ぎの重さの違いを感じることができます。
しかし、35km/h以下の中速域の巡航については、シャマルウルトラの方が気持ちいいですし、楽に感じました。
これに関しては、ボーラワンに使っていたタイヤがヴィットリアのコルサ、シャマルウルトラにはコンチのGP4000S2だったため、転がり抵抗の差があった可能性はあります。
どうもヴィットリアのタイヤは好きになれません・・・
また、高速域の維持が楽であるということは、さらにその上のスピード域においてもアドバンテージがあるということ。
ボーラワンは、50km/hから上でもさらに加速することができます。
シャマルウルトラは、50km/hより上の領域では、なかなかスピードが上がってくれません。
クリテリウムのC4より上のクラスでカーボンディープしか見ないのは、そういうことだと思います。
ヒルクライム
重量を考えるとボラワンが有利かのように思えるのですが、シャマルの方が感覚的に楽でした。
大差はありません。
ボラワンも十分な登坂性能を有していると思います。
勾配がゆるめのアップダウンが多いコースならボラワンの方が有利になるでしょう。
完全なヒルクライムレースとなると、ボラワン50の得意なフィールドとは言えませんね・・・
制動力
ブレーキングについては、非常に利きがいいです。
シャマルウルトラよりも制動力があるように感じました。
シャマルウルトラとシマノの鉄下駄であるR500を比べた時、R500の方が止まらなかったという記憶があるのですが、ホイール重量が大きく関係しているのかもしれませんね。
重いホイールは、慣性が残るので制動力の面では不利です。
シャマルウルトラに比べて、ボーラワンの方が軽量ですので、ブレーキ性能にも影響しているのでしょう。
ちなみに、雨の中での制動力については不明です。
雨の中、カーボンディープを履くのは危険ですので・・・
コーナリング
コーナリングについては、狙ったラインをトレースできる性能の高さがあります。
シャマルウルトラと比較して、大差はありません。
クリテリウムは直角コーナーやヘアピンなど急なコーナーが多いレイアウトであることが多いです。
コーナリング性能も高くないと不安を感じるものですが、まったく問題ありませんでした。
けいはんなクリテ、岬町クリテと急なコーナーの多いコースでボラワンを使いましたが、周りに迷惑をかけないレベルでコントロールできていたと思います。
番外編:扱いやすさ
レーシングホイールと考えた場合、あまり気にすることではないのかもしれませんが、扱いやすさについて。
普段のロングライドや街中の走行を視野に入れた時、扱いやすいかと聞かれるとう~んと唸ってしまうレベルです。
チューブラータイヤに慣れている方であれば、パンクの対処も問題ないでしょうし、替えのタイヤを持ち歩くことにも抵抗はないと思いますが、アルミクリンチャーから転向してきた方であれば、面倒くささを感じることになると思います。
また、ボラワンはカーボンディープの特性上、ブレーキに気を使います。
長い下りなどで、長時間ブレーキをかけ続けると、カーボンが溶けてしまう可能性があるので、本格的なヒルクライムには適さないのではないかと思います。
あと、突然の天候不順を気にしないといけないのもマイナスですね。
雨の中、強風の中でカーボンディープホイールを履くのは、危険です。
やはり、扱いやすさという点では、チューブラーではなくクリンチャーに軍配が上がります。
かっこよさ(見た目)
圧倒的ボラワン!!!!
いや、シャマルもかっこいいんですけど、ボーラのいかつさね。
白のデカールに赤のONEの文字がかっこよすぎです!!
ボーラワンの方が、所有欲が満たされることは間違いないですね。
自慢できますよ~w
まとめ
エンデューロやクリテリウムこそが活躍の場となるので、レースに出走されない方はシャマルウルトラで十分すぎです。
ただ、レースに出て勝ちたいという方は、ボラワン一択です!!
私がけいはんなのC5Hを勝てたのは、間違いなくボラワンのおかげ。
私の脚でもスプリントで57km/h出せたぐらいですから。
あれがシャマルだと50km/hぐらいで止まるんですよね・・・
スプリントで7km/hの差は絶望的な差ですよ。
レースレベルになると、機材の性能差が如実に表れます。
エンジンで勝負と言えるのは、一般的なライドでの追いかけっこレベルまで。
レースで勝ちたいなら、迷わずボーラワンです!!
ボーラワンを購入するなら、海外通販がおすすめ
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日本で購入するとまず間違いなく200,000円を超えますが、海外通販ですと150,000円程度で購入できます。
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扱いやすさを求める方は、ボラワンのクリンチャータイプにされてはいかがでしょうか。
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2大海外通販サイト、ProBikeKitとwiggleでの購入がおすすめ。
海外通販を利用したことがない方は、以下の利用方法に関する解説ページを参考にしてみてください。
私が使用したことのある海外通販サイトについての参考記事
【海外通販】激安ガイツー、ProBikeKit (PBK) の利用方法【ロードバイク】
【海外通販】メジャーサイト、Wiggleの利用方法【ロードバイク】
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