正直なところ、コンチネンタルのGP4000S2で文句はないんです。
あれだけ気持ちよく回って、耐久性の高い、そこそこグリップするタイヤはないですから。
私の場合、気持ちよく回るという点に重きを置いているので、なおさら。
しかし。
いつも同じタイヤを使い、他の世界を見ないのもおもしろくない。
ということで、数か月前からSchwalbe One V-Guardの25Cタイヤを履いております。
これがなかなかよろしいのです!!
シュワルベのフラッグシップクリンチャータイヤ、シュワルベワン
シュワルベって、知名度低くないですか?
コンチネンタル、ヴィットリア、ミシュラン、パナレーサーあたりでしょうか、よく紹介されているのは。
他にもエクステンザやハッチソン、IRC、2017年にはピレリも参入し、いろいろなタイヤメーカーがクリンチャータイヤを世に送り出しています。
私も定番のコンチネンタル、ヴィットリアと使ってきたわけですが、次の候補を考える時にシュワルベはすぐには出てきませんでした。
ミシュランのパワーコンペチ、パナのRACE A、エクステンザのR1Xを試してみようかなと思っていたぐらい。
でも、どれも耐久性が・・・とか、柔らかい・・・とかそんなインプレを見かけ、私の好みじゃないなという感じだったのです。
結局、GP4000S2かなと思っていたところ、あるサイトで「シュワルベワンは、GP4000S2の少し柔らか目のグリップいい感じ版タイヤ」というインプレを見かけたのです。
GP4000S2の唯一の気になっていた点は、グリップがそこそこであるという点。
グリップがよくて、転がりや硬さ、耐久性は似た感じということであれば、試してみたくなるじゃないですか。
コンチネンタルと同じく、ドイツのメーカーですし、バイク用タイヤを多く手掛けているという点でも、同じ2輪であるロードバイク用タイヤに期待がもてるというもの。
やだ、このパッケージ、かっこいい・・・
重量
25Cタイヤは、225g
コンチネンタルのGP4000S2も25Cは225gです。
ヴィットリアのCORSA G+の25Cが250gなので、軽量の部類ですね。
GP4000S2は、25Cと謳いつつも28Cに近いので、実質はGP4000S2の方が軽いのかもしれません。
転がり抵抗
転がり抵抗を数値で確認するにはこちらのサイトを参照するのが1番。
GP4000S2とCORSA G+が12.2Wで横並び、シュワルベワンが12.3Wと僅差。
人気各社のトップモデルの転がり抵抗は拮抗しているということです。
ですが、実際に乗ってみると感じ方は違うもので。
私の感覚ではこんな感じ。
GP4000S2 ≒ シュワルベワン > CORSA G+
シュワルベワンの漕ぎ出しの転がり具合は、GP4000S2と同等。
非常に気持ちよく転がります。
GP4000S2の方が、ほんの少し転がりがいいかなという感じ。
これは、タイヤの太さがGP4000S2の方が太いからなのかもしれませんね。
CORSA G+は、少しもさっとしています。
これは、転がり抵抗は同じでも重量が重いためではないかと。
シュワルベワンは、気持ちよく走ってくれるいいタイヤだと感じました。
グリップ力
GP4000S2に比べて、グリップ力がいいという点が1番の注目点だったわけですが、本当でした。
コーナーリング中にグリップ感がなくなるような不安を感じません。
GP4000S2だと「これ以上バイクを倒しこんだらスリップするかも?」という感覚に陥ることがあるのですが、シュワルベワンにはその感覚はありません。
CORSA G+と近いかも。
近いと言いつつも、CORSA G+の方がグリップはいいように思います。
これは、硬さが関係しているかな。
CORSA G+ ≒ シュワルベワン > GP4000S2 という感じですかね。
硬さ(振動吸収性)
そこそこ硬めです。
GP4000S2ほどではありませんけど、柔らかくはないですね。
CORSA G+に比べれば、細かいギャップを拾い、振動が手に伝わってきます。
カーボンフレーム向きかもしれません。
GP4000S2 ≒ シュワルベワン > GP4000S2 という感じです。
耐久性、耐パンク性能はまだ分かりません・・・
1,000kmも走らぬうちに、パンクしました・・・
大き目のガラス片を踏んだようで、見事なサイドカットでした。
「どのタイヤでもアウトやろ」という状況だった気もしなくはないですが・・・
初のタイヤブートを使って事なきを得ました。
その後、トレーニングライドを無事にこなせました。
しかし、事実として、私の経験上、初のサイドカットであり、パンク耐性は低いと言わざるを得ないですね・・・
リベンジのためにもう1セット購入してあるんですけどねw
ProBikeKitで完全に捨て値レベルの3,000円切りだったところを思わずポチってしまいました。
また、リベンジインプレをしてみたいと思います。
タイヤの空気圧について
下限値が6Barで、上限値が9Barです。
ケーシングは、127EPIのワンスタートリプルコンパウンド(要は3層構造)なので、381EPIですので、柔軟性は高いです。
空気圧については、シュワルベの代理店であるPRインターナショナル様に問い合わせた際の記事がありますので、参考にしてみてください。
タイヤの装着方向が決まっているので注意
コンチネンタルのGP4000S2と同じですね。
タイヤにローテーション方向を示すマークがついてます。
タイヤをはめる前に、しっかりチェックしておきましょう。
タイヤの裏側にラベルシール?
こちらなんですが・・・
邪魔になるのは避けたいなという思いから、剥がそうとしたのですが剥がれない・・・
貼られているのではなく、同化している感じなので、無理に剥がさないほうがいいようです。
価格【☆】
定価は7,200円+税となかなかのお値段ですね。
コンチネンタルのGP4000S2は7,000円、ヴィットリアのCORSA G+は7,800円ですから、フラッグシップモデルのクリンチャータイヤの中では平均的と言えそうです。
Amazonで購入しようとすると、AmazonPrime対象となっているのは平行輸入品がほとんどのようです。
2本で10,000円を超えるぐらいですから、1本5,000円ちょっとといったところ。
Amazonで購入しても並行輸入品になってしまうのであれば、自ら海外通販で購入することで、同じタイヤをさらに安く購入することが可能です。
wiggleやProBikeKitなどの海外通販サイトであれば、4,000円前後で購入可能です。
まとめ
高性能クリンチャータイヤの中でも、オールラウンダータイプではないかと思います。
突き抜けた性能があるわけではないかなというのが私の感想です。
しかし、シュワルベのトップモデルというだけあって、決して悪いタイヤではありません。
安価に手に入る機会があるのであれば、シュワルベワンはありだと思います。
私自身が試せているわけではありませんが、耐久性もいいというインプレが多いので、大いに期待できるのではないでしょうか。
周りの人とかぶるのは嫌だ!
レアなタイヤを装着したい!!
という方は、ぜひ、購入されてはいかがでしょうか。
私の周囲で、シュワルベワンを使っているロードバイク乗りを見たことがありませんw
話のタネにもなりますし、ちょいと目立てると思いますよ。
海外通販サイトの商品リンク集
【私がよく利用する海外通販サイトの利用方法についての参考記事】
【海外通販】激安ガイツー、ProBikeKit (PBK) の利用方法【ロードバイク】
【海外通販】メジャーサイト、Wiggleの利用方法【ロードバイク】
海外通販の利用に抵抗がある方は、こちら。
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