ロードバイク乗り向けのインナーウェアを中心に話題となっているおたふく手袋のデュアルメッシュのインプレ記事です。
私が購入したのは、型番がJW-601 、品名がBTデュアルメッシュ ショートスリーブ クルーネックシャツのブラック×レッド。
半袖タイプです。
サイズはMサイズです。
すでに、Twitter等で、好印象というインプレがアップされていますね。
#DMインプレ
おたふく手袋さんのデュアルメッシュをロードバイク乗って使った感想を改めて。
・肌触りは汗をかいてもかいてないような感触でずっと不快感ナシ。
・ウェアのキツさはボディータフネスよりも緩め。締め付けが少ないので身体が楽。
・ダウンヒル時でも寒くない。汗冷えナシ。— リョーヘイ@2018富士ヒル参加❗ (@ryouhei626) 2018年5月20日
コケた茂木エンデューロ唯一の収穫はおたふく手袋のインナー。
暑いレースだったけどオーバーヒートせず、交代時に汗冷えせず、ラジエーターのような着心地。冷やすだけのインナーだと交代再スタート時にキツいのよ。明日の筑波もコレでスタート予定 #DMインプレ pic.twitter.com/UjyymlZIZs— KIHARA N (@rooster_room) 2018年5月2日
私の感想は、お手軽価格で手に入る、パールイズミのクールフィットドライを生地厚めにして、コンプレッションをなくしたインナーウェアといったところです。
安価に提供する代わりに、本格的スポーツ向けの要素をスポイルしたイメージです。
なので、ロングライドやポタリング用途で購入するのであれば、コスパは高いと思います。
レース参戦時に着用するかといわれると・・・といったところでしょうか。
なんせ実売で1,700円程度と他のロードバイク用インナーと比べれば格安ですので、コストに対する機能性の高さは折り紙付きではないかと思います。
それでは、概要からみていきましょう。
おたふく手袋のデュアルメッシュ(DUAL MESH)の概要
「汗を解き放て。」ということで、1秒吸汗、快適ドライシャツと謳っているだけあって、汗による不快感を極力なくし、快適に着れるインナーという位置付けのようです。
おたふく手袋の性能自己評価は以下の通り。(5段階)
コンプレッション性:2
ストレッチ性:2
吸汗性:5
速乾性:4
また、特徴としてはメッシュ網の2層構造になっていて、1枚でも着用可能としている点とスイトールCという消臭効果の高い糸を使用することで、汗臭さを解消する点が挙げられます。
デュアルメッシュの着心地は?
着心地はよいです。
チクチク感がなく、オーバーザファンクションほどではありませんが、肌ざわりもさらっとしています。
価格帯的にも対抗となるのは、モンベルのクールメッシュではないかと思われますが、クールメッシュはチクチク感があるため、デュアルメッシュの方が快適です。
気になるのは、生地が少々厚めであること。
それゆえに若干重さを感じます。
また、コンプレッション性は低いです。
締め付け感がないと嫌という方には向かないのではないかと思います。
通気性のよいシャツを着ているような感覚です。
ライトユーザーに対しては、それが逆によい印象となるかもしれません。
デュアルメッシュのサイズ感は?
身長164cm、体重64kgの私がMサイズを着て、少し余裕がある感じです。
窮屈さは感じませんでした。
私は半袖を購入したため、実感したわけではありませんが、袖が短いというインプレが多いようです。
発汗後も着心地良く機能面に文句無し。袖短いインプレ読んだのでLサイズ購入。自分は172cmで肩幅広めだがOTFのMサイズよりも袖短いし肩キツめ。他のBTはラグランスリーブだがDMはセットインスリーブ。サイズ表記に肩幅と袖丈を追記した方が買いやすいと思います。 #DMインプレ
— youngfield (@youngfield_na8c) 2018年4月22日
確かに、おたふく手袋の商品は、同じMサイズでも肩幅や袖の長さが異なることがあります。
デュアルメッシュの重量は?
乾いている状態で96g。
他社製品と比較すると、パールイズミのクールフィットドライが53g、アウトウェットが63gですのでかなり重めです。
オーバーザファンクションのインプレ記事にも書きましたが、ロードバイク乗りにとっての30gは結構大きいです。
レースに参加される方は、無視できない重量差かもしれません。
濡らした状態から脱水をかけ、30分乾かした後の重量差ですと、40g以上の差がありましたので、レースで汗をかいた時を想定すると、より気にすべきファクターかもしれません。
デュアルメッシュの使用に適した温度は?
春秋に使用するのが1番よいと思います。
メッシュ構造なので、風抜けがよいといえばよいのですが、生地が厚めのため、クールフィットドライやアウトウェットに比べると暑さを感じます。
真夏に使用するのは難しいかもしれません。
デュアルメッシュの吸汗速乾性は?
吸汗速乾性は、いいと思います。
相当量の汗をかいても、しっかりと汗を吸ってくれますし、乾きも早いほうだと思います。
オーバーザファンクションのように、汗でベタッと肌に張り付くような感覚はないので、強度が高めのライドでも使用できると思います。
自転車通勤で汗をかいた後、着替えの間の数分間、扇風機の風に当て、それをロッカーに入れて仕事終わり(大体13時間後)にどれぐらい水気が残っているかという私独自の指標がで判断すると、デュアルメッシュは十分に耐えうる性能がありました。
帰宅時に嫌な湿気を感じないレベルになるのはうれしい点です。
私が試したことのあるインナーウェアの速乾性を検証した記事も参考にしてみてください。
デュアルメッシュの消臭効果は?
スイトールCという消臭コアーミシン糸を使うことで、スピード消臭を実現しているとのことですが、自転車通勤において臭いは気にならなかったです。
パッケージを見る限りは、抗菌や制菌効果を謳ってはいないようですが、スイトールCがそれを実現しているのかもしれません。
先に書いた速乾性が優れていることにより、菌の繁殖が抑えられていることも寄与しているのではないかと推測されます。
デュアルメッシュの価格は?
Amazonで1,700円(送料込み)といったところです。
楽天市場で1,100円(税込み)というのがありますが、送料が700円しますので、実質の最安値はAmazonでしょう。
ロードバイク専用インナーウェアの中では格安の部類ですが、一般的なインナーウェアとして考えると相応といったところでしょうか。
最後に
冒頭にも書きましたが、本格的なロードバイク用インナーウェアに比べると性能は劣るものの、価格は安いというライトユーザー向けのインナーウェアではないかと思います。
快適性に直結する、吸汗速乾性が優れている点は高評価です。
シビアな性能は求めず、快適性だけを安価に手に入れたい!!という要望をかなえてくれるインナーウェアではないでしょうか。
私の個人的な感想としては、後発で発売されたデュアルメッシュ 3D ファーストレイヤーの方がおすすめ度は高いです。
インプレ記事もアップしていますので、こちらも参考にしてみてください。
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