ロングライド後に肩凝りに悩まされるという方、意外に多いのではないでしょうか?
特に、ロードバイクに乗り始めたばかりという方は、首回りがバキバキになるレベルの肩凝りに悩まされる方も少なくないと思います。
肩凝りは、眼精疲労や頭痛の原因になりますので、次の日のお仕事にも支障が出るというもの・・・
私も強度を上げて30km程度トレーニングライドを行うだけで首から肩、背中にかけてバッキバキになってました。
しかし、あることを心掛けることで、肩凝りが劇的に改善しました!!
偉大なる先人の言うことは素直に聞きましょうというお話です。
ということで、やまめの学校を主催されている堂城賢さんの提唱する身体の使い方からブラケットの握り方、特に指の使い方についてのご紹介です。
中指、薬指、小指でブラケットをしっかり握る
久しぶりにYouTubeでやまめの学校の動画を漁っていたら、この動画に行き着いたんですよね。
いろいろとためになることを講義されていて、ぜひ、皆さんにも通しで見ていただきたい動画なんですけど、私がおっ!?とひっかかったのが、ブラケットの握り方の話。
ちょうどこのあたりから。
できれば、最初から見た方がいろいろな要素が繋がり、分かりやすいと思います。
前段の話を簡単にすると、ブラケットに手を添えるようにして乗らずにしっかりと握って乗りましょうということを話されています。
手をしっかり握った方が、呼吸や心拍が楽になりますよと。
で、私的に1番のポイントだと思ったのが、手の握り方について。
親指・人差し指で強く握ってもあまり意味はなくて、中指、薬指、小指をしっかりと握りましょう。
で、実際に試してみたわけですよ。
親指と人差し指は添えるようにして、中指、薬指、小指でしっかりとブラケットを握ってみる。
(感覚的には、ブラケットを下から上へ引っかけ上げるようなイメージになると思います)
これは楽!!
呼吸が楽になっていることをはっきりと実感できたわけではないんですけど、がんばらないと出せないスピードをがんばらずに出せる感じ。
それもあってだと思いますが、肩に余計な力が入らないのが非常にいい感じです。
肩が凝る=肩が力んでいるということですよね。
上で紹介している動画で解説されていますけど、皆さんもロードバイクに乗りながら、ブラケットの握り方を試してみてください。
ブラケットに手を添えるだけなのと、中指、薬指、小指を握るのとでは、上体のラクさやペダリングでの踏める感覚がまったく変わると思います。
ブラケットに手を添えるだけだと、親指と人差し指の間に圧を感じ、それが肩の方まで伝達されて肩が力む感じがしませんか?
それが、中指、薬指、小指でブラケットを握ると腕の筋肉と胸の横の筋肉が上体を支える役割を担ってくれて、肩の力みがなくなると思います。
まずは、中指、薬指、小指をブラケットの下側から上側へ握るイメージ。
次に、人差し指と親指は軽く添える。
いかがでしょうか。
これだけでも、効果を感じることはできると思います。
ちなみに、E2戦士にDHバー(TTバー)の場合、握り方はどうか?という質問をさせていただいたのですが、回答は中指、薬指、小指で引き付ける感じとのことでした。
また、ドロップハンドルにおいても同様の原理とのこと。
実績のある方のお話ですので、信憑性は高いですね。
併せて意識するとさらに効果を実感できる3つのポイント
同時に意識するとさらに効果を感じやすくなるポイントが3点あります。
・親指と人差し指はラクにして添えるだけに留めておくこと
・胸を前に出すこと
・お腹を前に出すこと
お腹を前に出すについては、以前に記事をアップしました。
お腹を前に出す、腰を前に出すというキーワードを強調しました。
もう1点、誤解を生まないように補足するのであれば、背中を真っすぐにするでしょうか。
反り腰については、こちらのサイトが詳しく解説されています。
「背中を真っすぐにする」と関連するのですが、胸を前に出すというのも重要ですね。
胸が広がるので呼吸がラクになります。
こちらは、キノフィットを受けた時にも指摘されました。
最後に、親指と人差し指ですが、力を入れて握ってしまうと肩が力んでしまいますので、握り込まないようにしましょう。
この3つのポイントがうまく機能した時、足から体幹、腕までがきれいに接続されたような感覚になり、1本の芯が入ったように感じました。
上体は安定し、しっかりとハムで踏める感覚があり、でも呼吸がしんどくなりにくく、肩や首周りが力まないという劇的な変化。
この感覚は、見通しを明るくする希望の光かもと感じているところです。
最後に
ブラケットの握り方1つで、ここまで走るのがラクになるとは思いもしませんでした。
難しいのは、実践することができるだけの筋力が備わっているかという点ですね。
方法は正しくても、筋力がないために結果がでないということも考えられます。
その時に、方法が間違っていると決めつけず、1ヵ月から2か月は試行錯誤してみたいところ。
そうこうしているうちに、筋力がついて、結果が出るかもしれません。
しかし、今更ながら、自転車の教科書に書かれていることは為になることが多いことに驚かされます。
みなさんも、誰に師事するかは置いておいて、1度、堂城賢さんの自転車の教科書、読んでみてはいかがでしょうか?
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