Wiggleをはじめ、ProBikeKit、サイクリングエクスプレス、Chain Reaction Cyclesなど人気の通販サイトや、Tweeks CyclesやBIKEINNなどの最近頭角を現してきた海外通販サイトまでいろいろあります。
ロードバイク経験が半年以上の方であれば、1度は利用を検討したことがあるのではないでしょうか?
日本では考えられないような安売りアイテムがずらっと並ぶその魅力は、抗うのが難しいというもの。
しかし、1点注意しておきたいポイントがあります。
それが、重要な要素の1つである送料です。
サイトに表示されている目が飛び出るような低価格を見つけ出し、嬉々として決済画面まで進んでみたら、送料が1万円を超えている・・・
「とてもじゃないけど、これではポチれない・・・」という経験をされた方もいらっしゃるかと思います。
私は、Tweeks Cyclesで人気ホイールのフルクラムレーシングゼロが74,000円というのを発見し、決済画面に表示された送料12,000円を見て、そっ閉じしたことがあります。
ロードバイクのアイテムを安く購入するには、知識が必要です。
当記事では、各海外通販サイトごとの送料について比較してみたいと思います。
主要海外通販サイトの送料比較表
先に私が調べた各海外通販サイトの送料比較表を掲載します。
調査方法は、各カテゴリー(行)に該当する商品を買い物カゴに入れ、決済画面まで移動し、表示された送料を記載しています。
複数の配送方法から選択できる場合は、最も安い送料を記載しました。
重量・大きさによって送料が異なる場合もありますので、あくまで目安としてください。
wiggle | CRC | PBK | サイエク | Tweeks Cycles | BIKEINN | |
送料無料条件 | 7,500円以上 | 7,500円以上 | 7,500円以上 | 5,999円以上 | なし | なし |
送料無料除外品 | フレーム 完成車 | フレーム 完成車 | 重量物 (対象なし?) | フレーム 完成車 | – | – |
送料無料条件金額以下の買い物の場合の送料 | 999円 | 400円 | 750円 | 1,999円 | 298円 | 719円 |
ホイール | 0円 | 0円 | 0円 | 5,900円 | 12,304円 | 2,851円 |
フレーム | 2,420円 | 7,347円 | 0円 | 9,999円 | 5,381円 | 販売なし |
完成車 | 4,636円 | 10,937円 | 販売なし | 9,999円 | 25,943円 | 販売なし |
ターボトレーナー (大型ローラー台) | 4,375円 | 7,347円 | 0円 | 5,900円 | 10,949円 | 17,471円 |
料金体系が群を抜いて分かりやすく、安く済むのはProBikeKitですね。
それでは、詳細を解説していきたいと思います。
海外通販サイトの送料の決め方は、4パターン
各海外通販サイト、送料の決め方が異なります。
人気の海外通販サイトほど、シンプルな体系という印象。
パターンは、以下の4つですね。
1.〇〇円以上は、送料無料
2.〇〇円以上は、送料無料(ただし、フレーム・完成車やローラーなどの大型荷物は有料)
3.カテゴリーによって、送料が決まっている
4.重量や大きさによって、金額が決定する
1、2のパターンが、送料無料になる可能性があるパターンです。
3、4が有料のパターン。
送料無料のパターンは、Amazonプライムのような使用感で買い物ができ、利用者の立場からすると価格計算が簡単なので、使いやすいですね。
〇〇円以上購入で、どんな商品であっても送料無料は最強!!(ProBikeKit)
特に、1の〇〇円以上購入で、どんな商品であっても送料無料!!というのが、最強。
1のパターンに唯一当てはまる海外通販サイトが、ProBikeKitです。
この送料のシンプルさが、私の中で海外通販サイト随一の利用頻度を誇る理由の1つで、とりあえず7,500円~16,666円でオーダーすれば、購入額以外に費用がかからないという安心感は重要なポイントだと思います。
ちなみに、一応送料のテーブル上では、重量物の規定があり送料5,500円となっています。
しかし、バスケットにKuotaのフレームを入れ、決済画面まで移動してみたのですが、送料無料となっていました。
重量の許容範囲が広めなのかもしれません。
ProBikeKitはロードバイク完成車の販売を行っていないので、対象商品が見つからなかっただけかもしれません。
ELITEのターボトレーナーも送料無料となっていました。
大型荷物のみが有料の別料金体系は、フレーム・完成車とターボトレーナー購入時だけ気を付ければOK(Wiggle、CRC)
2のパターンは、大型荷物のみが有料の別料金体系になっていて、通常サイズのアイテムであれば、〇〇円以上購入で送料無料という内容。
代表的なのが、WiggleやChain Reaction Cyclesです。
気を付けるべきなのは、フレーム・完成車とターボトレーナーなどの大型アイテムの購入時のみ。
しかし、アイテムの重量や大きさで金額を算出する海外通販サイトに比べると、かなり良心的な価格設定になっています。
日本で購入する場合(Amazonでフレーム・完成車は買わないでしょうけど・・・)に比べると余計な出費となりますが、ほとんどの場合、海外通販サイトの表示価格は圧倒的に安いことが多いため、十分なディスカウントが期待できるかと思います。
CRCはWiggle傘下の同族企業ですが、送料が異なるのは意外でした。
Wiggleの方がCRCに比べて半額で済みますので、同じ商品を購入するのであれば、Wiggleで購入することをおすすめします。
カスタマーサービス 配送について – Chain Reaction Cycles
商品のカテゴリーによって、送料が決まる(サイクリングエクスプレス)
フレーム・完成車は9,999円、ホイール・ターボトレーナーは5,900円、それ以外は1,999円という風に、商品のカテゴリーごとに送料が決まっているパターン。
代表的なのが、サイクリングエクスプレスです。
細かくカテゴリー分けされているわけではないので、分かりにくくはありませんが、送料が有料であるという点が最大の注意事項です。
ロードバイクに関する商品購入に、海外通販を利用することがメジャーとなっている最大の理由は、日本の販売価格より安いという点であることは疑いようがありません。
しかし、それは送料が無料であるという前提条件があってのことです。
送料が有料となると、たちまち魅力的にうつっていた表示価格が色褪せて見えてしまいます。
これは、他の海外通販サイト(特にProBikeKit)との価格比較を行う時も同様です。
特にサイクリングエクスプレスは、ホイールの送料が5,900円もかかってしまうため、表示上の安さに釣られないように注意が必要ですね。
ただ、頻繁に送料無料キャンペーンを行っていますので、そのタイミングを生かせれば、サイクリングエクスプレスも使える海外通販サイトになりえると思います。
台湾からの輸送なので、到着までが早いですし。
ちなみに、パーツ・アクセサリー・ウェア類は、5,999円以上購入で無料になるようです。
2018年8月1日に送料の改定があったみたいですね(知らなかった・・・)
商品の重量や大きさで、送料が決まる(Tweeks Cycles、BIKEINN)
1番分かりづらいのが、商品の重量や大きさで送料が決まるパターン。
要は、決済画面までたどり着かないと金額が分からないパターンです。
Tweeks Cyclesで一時期話題になったCATEYEのVOLT800(2018年12月23日現在も6,788円と特価ですw)は、配送料298円で済みます。
ですので、これは買い。
しかし、人気ホイールのレーシングゼロは74,550円とこれも買い。
かと思いきや、送料が12,304円かかります。
87,000円では、他の海外通販サイトの方が安い・・・
大きい、重いアイテムは厳しいですね。
狙い目は、小物関係の特価品でしょうか。
ちなみに、Tweeks Cyclesの送料の目安はこのような感じ。
ライト(CATEYE VOLT800):298円
サイクルグローブ(Hirzl Grippp Tour SF 2.0):298円
シューズ(SHIMANO RC7):506円
サイコン(GARMIN EDGE 820):1,155円
ホイール(フルクラムレーシングゼロ):12,304円
タイヤ(コンチネンタルGP4000S2):506円 2本になると716円
タイヤ(コンチネンタルGP5000):506円 2本になると926円
同じメーカーのタイヤなのに、2本になると送料が変わる不思議・・・
最後に
私がおすすめする2大海外通販サイトであるwiggleとProBikeKitの送料体系は分かりやすいですね。
リアルな総額が見えやすいサイトの方が使いやすいです。
しかし、海外通販サイト慣れしてきたら、Tweeks Cyclesなどのマイナー通販サイトで特価品を物色するのも楽しいものです。
海外通販サイトは、送料と関税・消費税のみ気を付けていれば、総額が想定外に膨れ上がることはありません。
※円建て決済の場合は、ですけど・・・ ほとんどの海外通販サイトは円建て決済に対応してきているので、よほどマイナーな通販サイト以外は大丈夫かと思います。
もう1つの重要なポイントとなる、関税・消費税に関してはこちらを参考にしてみてください。
少しばかりの知識をつければ、お得にロードバイク関連アイテムをゲットできる海外通販サイト。
有効に使ってみてはいかがでしょうか。
海外通販に関連する記事は、こちらからどうぞ。
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