まったくもって、とんでもないインナーウェアを紹介してくれたものである。
当ブログを読んでいただいている皆様はご存知の通り、私はインナーウェア沼にどっぷりつかっている。
この記事を読んでいただければ、「あ~、やってもうとるな~、この人」という感想しか出てこないはずである。
インナーウェアに10,000円近いお金をかけるなんて、数年前の私では考えられなかった。
が、しかし。
OUTWETというブランドに出会い、私の価値観は激変した。
素晴らしいベネフィットを与えてくれるプロダクトには、どんなに高額であってもお金を出すべきである。
OUTWET以上のインナーウェアを探し求め、いろいろと他社製品も購入してみたが、それを超えるものは見つからなかった。
だが。
少しばかり方向性は違うものの、久しぶりに高額を支払ってもいいと思えるインナーウェアに出会うことができた。
CW-X JYURYU (柔流)
かの有名下着メーカー、ワコールがリリースしている機能性インナーウェアシリーズであるCW-Xの逸品。
フォームを矯正する、サポーター的な機能を有するインナーウェアである。
その効果を単刀直入に申し上げよう。
上半身のフォームが改善され、呼吸がラクになり、ペダリング出力の向上、膝や足底の痛みを軽減することが期待できる。
「インナーウェアを替えただけで、そんなことが起こるわけないだろう」という声が飛んできそうだが、実際に私が使用しての感想である。
冒頭のみで、「さぁ、Amazonでも見てくるか」というあなたは、こちらからどうぞ。
私の意味不明な発言の根拠を知りたい方は、もうしばらくお付き合いください。
肩甲骨の位置を適正に保つサポート機能が秀逸!!
機能性インナーウェアをインプレする際、ポイントとなるのは、吸汗速乾性、消臭効果、着心地、肌ざわり、コンプレッション感などが代表的である。
しかし、JYURYUに関してはそんな一般的要素は置いておこう。
JYURYUの魅力はそこじゃない。
JYURYUが与えてくれる最大のベネフィットは、
肩甲骨を適切な位置に補正してくれること
である。
ペダリングと肩甲骨に関係性があるのか?とお思われた方もいるかもしれない。
私もペダリングは、足の動き、もう少し広げたとしても腰ぐらいまでしか関係しないと思っていた。
しかし、kinofitというフィッティングサービスを受け、おじぎ乗りで有名な堂城賢の著書を読み、ペダリングは上半身の使い方も重要であることが分かった。
詳しくは以下の記事を参考にどうぞ。
厳密には、分かったつもりになっていた。
本当の意味で理解できていなかったことをJYURYUが教えてくれた。
上述のキノフィットの記事に書かせていただいたが、呼吸を楽に行うため、上半身は胸を開くようにすべきである。
JYURYUの肩甲骨を適正位置に補正してくれる機能は、胸を開くこともサポートしてくれる。
肩を両側から掴まれ、背中側に引っ張られるような感覚と言えば伝わりやすいだろうか。
そして、JYURYUの商品概要に記載されている肩の可動域を広げる効果と両肩の連動性を高める効果により、全身を使ったペダリングをサポートしてくれる。
そして、とても不思議な感覚なのだが、胸が閉じている状態から開いた状態になると、腰が自然と前に出て、丹田(へその下あたり)に力が入るのである。
おそらく、猫背は骨盤の後傾を誘発しやすく、猫背が矯正されることで、骨盤が正常な位置に戻ろうとするため、腰が前に出るような感覚になるのではなかろうか。
出典:hp-ez.com
猫背ぎみであったり、肩が落ちてしまい胸が閉じてしまっているような方には、効果絶大と思われる。
さらに、ロードバイクの上半身のフォームに関する重要ポイント、「腰を前に出す」が実現しやすくなるという利点もある。
腰を前に出すことの重要性は、以前にアップした以下の記事を参考にどうぞ。
直近でアップした以下の記事内容も意識すると、上半身に1本の芯が入ったような感覚を得ることができるだろう。
体幹を使えるようになること、キネティックチェーン(運動連鎖)が起こることで、大臀筋・ハムストリングをしっかりと使えるようになり、出力が増す。
大腿四頭筋を使い過ぎずとも出力を上げれるため、膝を痛める可能性も低くなり、踏むペダリングから脱却しやすくなるため、足底の痛みも軽減される。
というのが、JYURYUを手にしてから、2週間ほどで私に起こったフォーム、ペダリングの変化とその効果である。
以上が、冒頭で述べさせていただいた
上半身のフォームが改善され、呼吸がラクになり、ペダリング出力の向上、膝や足底の痛みを軽減することが期待できる。
の根拠である。
ちなみに、洗濯のために一般的な長袖インナーと交互に使用したのだが、圧倒的にフォームの維持が楽だった。
肉体的なサポートはもちろんのことだが、フォームの維持を意識することによる負担が減るのがうれしい。
肩や胸への意識を減らせることで、足の動きに意識を大きく配分できるのは、ペダリング技術向上に大いに役立つだろう。
こちらは、2018年10月21日に参加した朝練で撮影されたフォームチェック用の写真。
腰から折れ曲がり、背中は真っすぐ、肩は落ちず、胸は開いているイメージ通りのフォームで満足←ジコマンオツ。
使用感にも軽く触れておこう
念のため、使用感にも触れておく。
不快さを感じることはなく、肌ざわりはサラサラ系、吸汗速乾性も問題ないレベル。
消臭効果もあるため、ライド中に不快なにおいに悩まされることもなかった。
164cm、60kgの私がMサイズを着用した際、袖口に余裕ができるのが少し気になったぐらいである。
ざっくりと言わせていただくなら、特に欠点のない着心地のよいインナーウェアといったところではないだろうか。
最後に
上半身のフォーム矯正をもって、全身にまで影響を与えるインナーウェア、CW-X JYURYU。
当記事の文体を変えてしまうほどのインパクトを私に与えてくれたw
高額であることには目を瞑ろう。
優秀なプロダクトには、敬意を払うべきだ。
高級インナーウェアの中でも、OUTWET以来、2着目となるリピート買いを決意させたマジックインナーウェアである。
さぁ、最後まで当記事を読まれた、そこのあなた。
この最高級のインナーウェアを、1度、手にしてみてはいかがだろうか?
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